井上陽水 氷の世界ツアー 2015
帯広市民文化ホール 北海道帯広市
2015年3月5日(木) 18:30開演 晴
01.ワインレッドの心
02.感謝知らずの女
03.娘がねじれる時
04.あかずの踏み切リ
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル
18.ジェニー My Love
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
アンコール
21.渚にまつわるエトセトラ
22.夢の中へ
23.少年時代
24.いっそセレナーデ
Piano & keyboards :小島良喜 Base:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 Chorus & Synthesizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
3月6日追記
「ワインレッドの心」が1曲目に定着なんですね。紫色のあかりの中で今堀さんのギターの音が美しい。
旭川で陽水がリラックスしていると思ったが、今日のほうがもっとかも。客席から見て右手から登場。大きな拍手の鳴る会場をしばし見渡す。で、おもむろに1曲目。
いやはや、立っているだけで心をつかむ。おかげでかなり入り込んで聴いた。
なんでしょうね、その迫力。ずしんずしんと迫ってくる。 地面近く吹く冷たい風の音のように。
「氷の世界」はもちろんのこと、しみじみとうたわれる「とまどうペリカン」でさえ、一瞬怖いと思った。「心もよう」だって凄くさみしかったし。
それなのに、もう止められない、みたいな楽しげなお話。拍子の話で、きりがないから曲へと言いつつ、ここまで来たからついでにって話に戻る。あ、戻るんかと心で突っ込む。そんなふうなくり返し。
だから場内は笑い声でいっぱいだ。わたしも笑う。この落差が実に不思議。
結局わたしは壁際の席を幸いと、最初の一声から身を乗り出してどきどきしながら聴き終わったのであります。終わったときに後ろの席の男性が「凄いね。まいったな」と言いつつ立ち上がったから、あながちわたしの精神状態のせいだけではないと思うけど。