今日は2月10日の相模女子大学グリーンホール公演チケットを発券。元地元に行けるのが嬉しくて、セブンイレブンへ三回行ってしまった。「14時からですよ」
十何列目かの席をとにかく確保。そのままチケ袋に入れて壁に止める。先日近所のホールで入場しようと袋を開けたら空だった。片側が空いていてチケットだけ机の蔭に落ちてしまっていたのだ。失敗の多いわたしだが学習はする。袋を確認すると、両側貼ってあるタイプ。コンビニさんも学習してるね。それでも行くときは中身を確かめよう!
このホールで井上陽水公演の初日は初めて、たぶん。(正確にはこれも初日じゃないけど)。住んでいればさぞ嬉しいだろう。初日って東京の周囲が多いですよね。千葉とか埼玉とか神奈川の厚木、横須賀、やっと相模原。東京なら多摩とか府中とかの市部…。そんなことはどうでもいい。
『UNITED COVER2 2016』が始まるのを実感したという話です。
本格的な寒さがやってきた先週のある日にSから電話。「Mさんの『時の過ぎゆくままに』のカバーすごくいいから聞いてみてよ 」という。沢田研二の歌で、Mさんは贔屓のバンドのvocalさん。どういいのか。
ジュリーがうたってたのは20代でMさんはとっくにその歳を越えているのに、大人っぽい色気のジュリーを眩しく見ている少年のように聴こえる、という。ふむふむ。そういえばこのMさんが、The Covers(NHKBSの番組)でRCサクセションをうたったとき、問われて「失礼はなかったかと…」と言ってたっけ。その敬意の念は歌にも感じられた。一曲の演奏に込められる想いや時間の大きさに気付いたのだった。
陽水は今回のカバー アルバム誕生のきっかけとなった「SAKURA ドロップス」についてアレンジをどうしようかとずいぶん考えたと、コンサートで話してくれている。素人にはわからないことだが、考える要素はそれだけではないだろうと想像する。井上陽水なら何だって楽々唄っちゃう?そんなことはないと思う。
MCで作曲家や作詞家の名を聞いてわたしたちは知るわけだが、そのように一曲ごとに、作曲者、作詞家、歌手について考えるだろう。小樽での「夜霧よ今夜もありがとう」のときには、石原裕次郎と小樽との縁について本を読んだと話したっけ。そんなふうに背景を知るということもあるだろう。歌詞だって、読み込んで、間違えずに。
こうしてカバーされた歌にも語る言葉にも10曲のオリジナルへの敬意の念が詰まっている。昔の曲だと、聞いていた頃の自分もいるだろうから、想い出という要素も加わる。いろんなことが折り合い調合されて、陽水スペシャルブレンドとなってわたしたちに届く。
カバー曲のライブなんて。実はそう思っていた。「UNITED COVER2 」のツアーが始まるまでは。ところが次第に、なんというか細やかさが感じられてわたしにとってはスペシャルなツアーとなった。優れたバンドの力も大きいが、陽水の、カバーだからこその見えない緊張と、楽しませようとする心遣いによるのではないだろうか。
さて2月からのツアーはどんなでしょうか。
オルケスタ・デ・ラ・ルス との共演はないのか?
「SAKURAドロップス」はいつか聴けるのか?
なーんだ。ああだこうだと書いてるけど、興味はそこか?
いや、あの、そのう……(笑い)
井上陽水コンサート2016「UNITED COVER 2」
初日は2月10日(水)18:30開演
相模女子大学グリーンホール
最寄り駅は小田急線相模大野。小田急小田原線も江ノ島線もok。急行も停車。
徒歩5分、伊勢丹に連結。
井上陽水公式サイト