井上陽水氷の世界ツアー2014
ニトリ文化ホール 北海道札幌市
2014年11月9日(日) 17:30 開演 晴れ
ほんとは札幌より稚内に行きたかったなんて冗談を言う陽水はまるでホームグランドに帰ったみたい。
アンコール「夢の中へ」の途中、後ろの高くなった辺りの席からみると陽水の姿が消えた。あれ?ここにドブはないだろうに(笑い)と隙間から覗くとステージから飛び降りて一列目の前で手を叩きながら歩いていたのだった。いいなあ前の人たち。あー羨まし!
Wi-Fi不調につき、とりあえずセットリストです。
01.ジェラシー
02.感謝知らずの女
03.Make-up Shadow
04.あかずの踏み切リ
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル
18.ジェニー My love
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
21.海へ来なさい
アンコール
22.アジアの純真
23.夢の中へ
24.少年時代
25.いっそセレナーデ
Piano & keyboards :小島良喜 Base:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 Chorus & Synthesizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
(11月13日追記)
陽水は黒っぽいジャケット姿だが3曲終わると脱ぐ。コーラスの女性お二人はこの日は赤と黒のワンピース。
二日前に立冬、本格的に冬になったと陽水が言う。どうも早く冬になって欲しかったらしい。というのは、こんなふうに挨拶で言っていたから。(聞き間違えあります)
「4月からこのツアーをやっているが、北海道は11月と決めていた。なぜなら氷の世界ツアーだから、初夏より冬がいいと」「ほんとにしばれる1、2月にしたかったが、あまりに無謀と止められた」(「しばれる」なんて、よくご存知で)
『氷の世界』13曲をレコードのとおりに・・・には熱心な拍手。昔からのファンが多いのね。
このタイトルのアルバムを北海道でうたえて幸せとヨイショ(笑い)もあって、どういう流れからだったか、作曲講座。
今日は”ピアノ先”。小島さんに適当に弾いてと依頼(打ち合わせはしてませんと観客に)まずメジャーで、次にマイナーでと。
”さっぽろに二日前・・・” とメモをしたのに、いざ歌いだすと
”♪中標津から札幌へ~” と変わってて、陽水ずるーい と抗議したわたし(笑い)
最後のほうは多分 ♪それほどそれほど寒くない♪
さてこんな話をしていても、すーっと「白い一日」へ行く。歓迎の拍手。
次の「自己嫌悪」はこのところ原曲どおりの歌詞。「FUN」では自分もファンである人がひとりふたりいる。何をしてもかっこよく見えると。男性でしょうか。女性でしょうか?
「小春おばさん」の前の結婚すると~の話、札幌での意味はわたしにはよくわからなかった。モデルである父上の妹さんは控えめな方だったのでいっそう”ふびん”に思えたのかもと。これには納得。
「おやすみ」
あやとりって女の子の遊びですよね。この北海道ツアーの途中でお会いした熱心なファンの方が、陽水さんの人格や作品には姉妹の中で育ったことが影響してると思うと言っておられた。そうかもしれません。
うたい出しの”あーやとりいとが”っていいですよね。この歌詞は1番2番は別れた?恋人に向けているようにみえるが、3番はこのアルバム作成が終わっての気持ちのように思う。正確には終わったときを想像して?
自信はあっただろうし、意気込んだ楽しい共同作業でもあっただろう。でも不安と相当な覚悟もあったのではないだろうか。制作に関するテレビ番組(DVDにもなった)を見たらそう思う。
全て終わって結果を待つしかない。そんなときどんなに「深く眠って」しまいたいだろう。
わたしたちは結果を知っている。店頭に並べる暇もなく、ダンボールから奪うように買われて行ったという印象的な目撃証言をその番組で観たから。
『氷の世界』の最後にこんなにふさわしい曲はない。
終わって5曲。アンコール4曲。もう書いている時間がない。
冒頭に書いたの訂正。どうも陽水は客席に降りたのではなく、オケピまで降りたのだったらしい。みんな立っているし後ろの席からはわからなかった。
一列目の人はハイタッチぐらいしたのかしら?なんて妄想して歯ぎしりをしていたのですが(笑い)
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