井上陽水コンサート2015 9/23 天草

井上陽水コンサート2015「UNITED COVER 2」
牛深総合センター (熊本県天草市)
2015年9月23日(水祝) 晴のち曇のち雨






知らぬ間に雨が降り出していたらしい。
会場に轟く「傘がない」に息をのむ。
終りはドラムがクライマックスの花火のように華やかに。


井上陽水コンサート2015牛深 9/23
追記(9月25日記)

牛深は漁港だが、九州新幹線の出水駅から蔵之元港へのシャトルバスが走るようになって、地元の方はもちろん、観光客にも便利になった。蔵之元港から牛深港へは波の静かな内海をフェリーで30分だ。

バスが走る沿道、あぜ道の赤い彼岸花、大きい赤の名を知らぬ花。。近づくにつれて南国気分が高まる。最後はフェリーで向かうのもいい。うきうき。

22日に着いて数時間うろうろしたら町の範囲はだいたいわかった。どこから来たの？コンサート？とあちこちで当てられてびっくり。チケットが一瞬で売り切れたとか、ホールは席を増やしているとか(確かに折りたたみ椅子で補助席ができていた)、陽水コンサートの噂で持ちきりって感じ。それに、こんなところによく来たねと言ってくれる。陽水のおこぼれで歓迎されました。

一曲目の「東へ西へ」が気分にぴったり。わーと歓声が湧く。天草のみなさんて、陽水の曲をずいぶんご存知。その後もしばしば曲間に拍手がおきて、とても感じがいい。

陽水も調子は上々の様子。ファンの方たちが心配された風邪？も大丈夫そうです。MCに隣の男性がよく笑うので、わたしも安心して笑いっぱなし。
天草は博多から意外に近く、好きになってよく訪れるとか、お馴染みの店もある様子。そのお知り合いのリクエストという「カナリア」のあと『UNITED COVER 2』の部に入る。

昔の曲も随分受けていたが、「夢で逢いましょう」見てた人拍手が少なかったところをみると年配者はあまりいなかったのか。わたしはもちろん拍手組で、この番組の詳しい話を身を乗り出して”うんうん”と聞いた。陽水さんよく憶えてますね、顔を思い出せない出演者の名もありました。しかし、懐かしい(しみじみ)。

そうそう、こんなことも。COVERが終わってからの曲だが、今堀さんの弾くイントロが長く続いた。と、陽水が笑い出して「そんなクイズみたいなイントロ弾いてもうたえない」と。表情も変えず続ける今堀さん。陽水はめでたく唄に入ったのだった。今堀さんさすがです！でも、クイズみたいって（笑・笑）

そんなこんなで温かくて楽しい牛深コンサートだったが、結局最後（の前だが）「傘がない」の存在が大きかった。
陽水の響き渡る声に唖然として会場は凍りついたよう。そのうえ、締めの山木さんのドラムがまた、ね。
例えれば、あとからあとから打ち上がって思わずわーっと叫ぶ花火。心臓に響き、ストレスはさっぱり消えて幸せだけが残る。

そして聴いた「結詞」はまた格別でした。

陽水は「記憶にのこりますように」と挨拶していた。
天草、牛深のみなさま、もちろんですよね？
ここに居させてもらって感謝です。ありがとうございました！


ky & pf：小島良喜　　ds：山木秀夫　　gu：今堀恒雄　　cho：fasun