井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。
井上陽水 LIVE 2013 Missing
神戸国際会館 (兵庫県神戸市)
2013年6月20日(水) 19:00開演 雨
雨降りの一日。三宮に着いたころはどしゃぶりで。初日以来数々の悪天候予報に打ち勝ってきた(?)陽水パワーも、梅雨と台風のダブル攻撃には屈したらしい。
雨の神戸は情緒があると挨拶で言われると、まあ、そういう見方もありますかと、ぬれきった足元をぬぐう。
それはさておき、この日の陽水には「参りました!」と言うほかはない。
“弾き語り”では「帰れない二人」。曲に迷っているようで、誰かリクエストをしたらいいのにと他人を当てにしているうちに弾き始めて。友人の忌野清志郎と作った曲。「うたうたびに、もういないんだなと思う」という言葉に真情を聞く。私にとってはいつも清志郎さんの声が合わさるような気がして上を見上る曲。どこかで唄っているのだろうと思ってしまう。
目を舞台に戻すと、陽水の姿がまるで40年前の頃のよう。何なの?すごく若い!声もね。魔法にかけられているようだった。
7曲目の「とまどうペリカン」が嬉しい。このツアーでは会えないのかと思っていたペリカン。パフィーの曲にもいるけれど、こちらは別格。食いつくように聴く。身を乗り出して、声はどこにも平等にそそぐのに、なぜ近づこうとするのか。好きな人はみんな同じ気持ちだろう。こういう聴き手パワーって、歌い手さんは感じるものなのだろうか。
座っての弾き語りタイムには、照明が客席も照らして、内輪でお話しましょう感を醸し出す。関西の陽水って親戚に来たように打ち解けて見える。終わって立つためにマイクを直しに来たスタッフを「アキヤマ君です」と紹介したりする。
えーっとそれから・・・・今日はびわ湖なのでそろそろ出かけねば。締めておこう。
神戸で終わって思ったのだ「参ったなあ」と。一言でいうとセクシーさかな。声を含めて存在そのものから発するオーラがとてもセクシー。いいコンサートってそうなのよね。
「闇夜の国から」~アンコール最後の「傘がない」まで、オーラはどんどん強くなって、ちょっと距離を置いているつもりのわたしも、もうため息をつくばかり。
01. 闇夜の国から
02. 断絶
03. 心もよう
04. ダンスはうまく踊れない
05. 飾りじゃないのよ 涙は
06. 目が覚めたら
07. とまどうペリカン
08. 帰れない二人
09. 車屋さん(美空ひばり)
10. キャッホー
11. リバーサイド ホテル
12. 灰色の指先
13. バレリーナ
14. クレイジーラブ
15. ビルの最上階
16. 氷の世界
17. 積み荷のない船
アンコール
18. 渚にまつわるエトセトラ
19. 夢の中へ
20. 少年時代
21.傘がない
Piano & keyboards 小島良喜、Bass 高水健司、Drums 山木秀夫
Guitar 長田進、Keyboards 佐藤準
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