井上陽水コンサート2017“Good Luck”
ニトリ文化ホール(北海道札幌市)
2017年5月27日(土)18:00開演
この頃、妙だ
Pi Po Pa
フィクション (3曲メドレー)
青空、ひとりきり
Make-up Shadow
移動電話
5月の別れ
飾りじゃないのよ 涙は
ワインレッドの心
女神
瞬き
休憩 15分
たいくつ
Just Fit (2曲弾き語り with Imahori & Osada)
リバーサイド ホテル
つめたい部屋の世界地図
限りない欲望
氷の世界
結詞
アンコール
アジアの純真
夢の中へ
傘がない
21曲
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:fasun
(5月28日記)
「北海道へいくと言うといいなあと言われる。その北海道へ来ています」そんなふうに挨拶で陽水は言っていた。(引用は正確ではありません)
最高の季節ではないだろうか、札幌の大通公園ではライラック祭りの最中で、まさに花盛り。街中を歩いても、いい香りがあちこちにただよっていた。
前半は盛り沢山だ。この夜は「飾りじゃないのよ 涙は」も花を添えて。
「瞬き」の前に話していたムスメさんのムスメさん(字にするとややこしい、笑)との会話、
「昔は✖️✖️も◎◎もなかった。ウォシュレットもなかったんだよ」
「えっ!葉っぱ?」
にはいつも笑ってしまう。そのお嬢ちゃんはすでに大物ですね。
この話は友だちにしても受けがいい。最初の反応は「え?陽水さんてそんな大きいお孫さんいるの?!」だ。世間の井上陽水像はまだまだお若い。で笑ったあと彼女の応対はこう続く。「孫が学校で江戸時代の何かを調べる宿題があってね、それを聞いてた下の子が、じゃあ、おばあちゃんにきけばいい、って言ったんだって」笑。こんなふうに話が続いていけるんです。
「アコースティック ギター3人組でやります。昔の曲、懐かしいのを。特にアタマの入り方が面白いといわれる」みたいな前置きで「たいくつ」を。
♪爪がのびている 親指が特に
二番の始まりが
♪アリが死んでいる 角砂糖のそばで
詩にします?ふつう…って思いますよね、特に歌詞に、書く?
所在無げに、足を抱えてうつむいている姿が目に浮かぶ。小さくて身近な日常、誰にも憶えがありそうな、いっとき。だから最後の
♪ふるさとは遠い
で、じんわりきてしまう。(アルバム『陽水2 センチメンタル』)
唄いおえて陽水も「涙が出そう」と言ってました?よく聞こえなかったけど。「ニールヤングを聴いてて…」とか想い出話やギターが続きそうだったが、「次に行かなきゃ。アコースティック ギター3人組の二曲目は」と「Just Fit」へ。
沢田研二のアルバムのために全部作詞作曲の依頼を受けた。自信過剰なころで、あっという間につくった。沢田研二は大変な人気のアイドルで素敵で、よく一緒にテレビを観ていた妹もジュリーのファンで、アルバムの話に「お兄ちゃん凄い!」と。「Just Fit」はその一曲。今では自分が好きでよく唄う。
と、ここまでが陽水のMCをすみませんがだいぶ省略したものです。
今度のツアーで「Just Fit」を聴く度に、そんなにお気に入りならどうしてご自分でもアルバムに入れなかったんだろう?と思う。
上記の沢田研二のアルバムとは『MIS CAST』1982年で10曲入り。そのうち「チャイニーズフード」と「背中まで45分」は、同じ1982年リリースの『LION & PELICAN」に収録されているし、「A.B.C.D」は1984年の『9.5カラット』に入っている。
コンサート会場で終演後セットリストを掲示する白パネルには、その曲を聴けるアルバム名が添えられているが、「Just Fit」においては『GOLDEN BEST』と『ガイドのいない夜』で、この後者にライヴ版以外では初めて録音されたことがわかる。
最新のシングル『夢の中へ』に収録された「UNITED COVER 2」のライヴ音源6曲にも採用されていないし。
どうしてこんなことを手数かけて調べて書いているのか、自分でわからなくなってきた(汗)たぶん誕生日のわからない子どもみたいで気になるのだろうか。好きなだけに。
ついでに書けば、ライヴでは時々聴く「ミスキャスト」(井上陽水名義のはカタカナ)もライヴ版以外では聴けない。(間違っていたらどうかご指摘ください)
大音量の「傘がない」で終わったこの夜のコンサート、前方の席の方によると陽水は流れるほどの汗だったらしいが聴くほうも、手に汗握る緊張感だった。
その先輩たち二人(お歳は若いけどファン歴が長い)とご飯を同席させていただいたが、結詞について、後半の曲数について、曲順について、何だかだと注文はあっても結局魅力が…とかも?話は尽きなかった。コメントに書いてとお願いしておいたがはたして?
北見まで5時間もかかるというと、だから陽水と同じヒコーキで行きなさいよ、と彼女たち。そうそう、女満別空港を間違えて男満別と言ってしまうと笑わせてましたっけ。交通手段を札幌に来てから考えたので、ヒコーキ代が今買うと、にまんよんせんえん!諦めてバスで5時間の旅。神っているんですね、この旅が素晴らしかった!
これぞ北海道!これぞ「5月の別れ」の旅。初々しい緑の樹々、急流渓流せせらぎ、あっ雪の山!大雪山か?秋も絶景だろうな。
ヒコーキでひとっ飛びしたら何も見られやしないでしょうね。
(負け惜しみちゃいますよ)
COMMENT
こちらでお返事
お久しぶりです。
secretのコメントをありがとうございました。
満員、そうですね、二階もギッシリでした♪
出ました
出ました、「たいくつ」。「決められたリズム」を聴いた後は、しばらく疎遠になっていたのですが、「たいくつ」は改めて陽水に入れ込むきっかけになった曲です。
さきさんもおっしゃるように、『え、詩に書く?』という詩ですよね。この曲聴くと鬱気味になりそうで聴くのに躊躇しますけど。
でも、この曲を何回も聴いていた時期があったんですよ。8年くらい前でしょうか?
私は病んでいたんでしょうか‥‥‥(笑)。
Re
「たいくつ」を何回も聴いて…慰められていたのでしょうか。同じような人を感じて。
札幌の陽水は、こんな時期があったんだなあ、と思い出しながら唄ったように聞こえました。
しんみり。
No Title
意識は完全に飛んでいる感じでしたが。
No Title
詳しくは関東に帰ってからさせて頂きますが、
最高な北海道を満喫してますので話に花を咲かせたいです。やっと季節外れの寒さの中庭に四つ葉のクローバー
を見つけました。
Re
そうなんですか?
二列だけ前にありましたね。
大丈夫でしょうか
Re
遠征されてたんですね!
ぜひあとでゆっくりお聞かせください。
お願いします。
お久しぶりです^^
で、また見つけました。
札幌楽しまれたでしょうか?
あいにくの雨でしたがコンサート前から雨も上がり帰り道に気持ちのいい夜を感じたのはコンサートのせいかもしれません。
コンサートの雰囲気を再現したような書き込みが楽しいです。
ああ、同じものを見たんだなって感じます。
「たいくつ」は何年か前のコンサートで「どうしてこんな歌を作ったのか自分でもわからない」と言っていたような記憶があります。
「Just Fit」について調べられたそうですが、私は沢田研二さんの10曲入りのアルバムの方を調べてしまいました。
「氷の世界」をアンコール前のラストにもってきてくれたら皆さん少し立ち上がりやすかったかな~って思いました。
アンコールの2曲は無条件で楽しくラストの「傘がない」は圧巻でした。井上さん、元気なのね~って。
すみません、思い付くままに長々書いてしまいました。
沢田研二
陽水の曲は覚えていませんが、「勝手にしやがれ」の時に「あーあー教」の儀式をしたのは覚えています。
沢田研二の全曲陽水作のアルバムは当時のことだから「レンタル」かな?満足の一枚です。
以上
Re お久しぶりです
おかえりなさい(笑)
以前はセットリストを下さいとお願いしたのでしたね。今回は自力で参加しました^_^
ライブのことをあんまり書かないですみません。どなたか書いて下さるかな?なんて思って。
だから、長々と、などとおっしゃるけど、とてもありがたいです。
雨でもなんでも札幌は大好きです。今年は特にライラックを沢山見られて最高でした。
Re 沢田研二
あーあー教?!
それは何でしょうか?
沢田研二さんは今も活躍しているんですよね。最近ライブの映像を観る機会があったのですが、容貌の変化と変わらない歌声に驚きました。
声が最高
今回のツアーは人見講堂も行きましたが、札幌の方が声のコンディションが良いようでした、特に冷たい部屋の世界地図は鳥肌でした
No Title
色んなことを経て辿り着いたコンサートとなりました。川越から始まったのでしたが、この日は長崎での思い出のペンダントやスーツにネクタイを締めての参戦でした。
「札幌とその近郊と遠くから来た少数の方」といって始まったコンサート。
この日のための肌寒い濡れたスペシャルメニューで
五月の別れ♪(自然と涙が出ました)
お初の飾りじゃないのよ涙は♪
ちょっと下ネタの入った北海道の地名空耳アワー話や
「アンナって二個下だよね」が「アンナって離婚したよね」に聞こえてしまった父親の心配話といったトークネタに会場爆笑!
たいくつ♪(マニアックな私にはうれしい曲で平和を感じます)
冷たい部屋♪から
「結詞」♪ はやはり電流が走るくらいの流れで、
傘がない♪が終わって客電が降りたときはしばらく動けず去年観戦していた
2列目の辺りをずっと眺めていました。スタッフも帰り支度を促すのでしょうが、
その時は声をかけられなかったのでしょう、浸っていた気持ちを察してくれた
スタッフにも感謝でした。
ありがとうございます!
遠征のついでの帰郷でしょうか?
人見講堂公演と見比べての感想をありがとうございます!
ツアー中は、疲れがないように気をつかって余裕をもって移動されたりしていると推測しています。だから最高のステージを私たちは観られるんですよね。
ありがとうございます!
カメレオンさんも「遠くから来た少数の」おひとり。しかも、川越から続く深い想いを抱えられての参戦だったのですね。スタッフが帰りを促せないほどの……。
ライブの様子をお書きいただいてありがとうございます。助かります。
そして陽水コンサートと、その場所で見つけられた四つ葉のクローバーが、良きものをもたらしますように。
secret ライトさま
お読みいただいているとのこと、とても光栄です。
中学生の頃お友達と「たいくつ」の読解をされたとのこと!興味深いです。「しったかぶりと誤解される」と、ナイショコメントにされた…お人柄もしのばれます。わたしなど、よく知らないのにあれこれ書いていて、恥ずかしいです。
そういう時期の詩なのか、そういうことなのか、と目が開かれた想いです。アリのところ、つらいです。
同時に、かなりおませな中学生かな?とも(笑)
ありがとうございました!
No Title
少しはゆっくりされましたか?
一息つく間もなく日曜日には静岡遠征?
陽水様御一行もですがさきさんも体調管理しっかりとお願いしますね。
観客に年金組も多くなってきていて健康には気を付けなくてはと、翌日陽友さんと小樽観光していて話していたところでした。
(お昼の食後の薬を飲みながら)
陽水も転んで骨折してそのまま~とか言ってたし。
そのうち笑い話でそんなMC出来なくなりそうで怖いね。
札幌ライブはいつも音が~音が~と文句を言っていたのですが今回はそれほど気にならなかったのが嬉しかったです。あの会場は席によって音がかなり違うのかもとの意見も聞きましたね。
札幌創生1・1・1区の再開発でできる新ホールにちょっと期待しています。
他に話したことは記事に大体書いてあるし~思い出しながら楽しく読ませていただきました。
北見釧路も行きたかった~。
自然に飾られてが聴きたかった。
来年の6月のどこかのライブに行く事を企みながらじっと待つことにします。
この先の各地のライブレポートも楽しみにしています。
Re:
コメントありがとうございます!
札幌ではいろいろありがとうございました!
やっと落ち着いて、いま「北見」の続きを書いたところです。
札幌ライブのことはあんまり書けなかったけれど、みなさまが書いて下さって助かりました。
わたしも、新市民会館?に期待しています。音ですが、一瞬ずれて聞こえたときがあって、kikiさんが言われたのはこのことか!と思いましたよ。
陽水が若いころと違って荷物が増えて、と言ったときに、薬もね、と心で付け加えました。まず用意しますもの(笑)
釧路では帰る日に湿原展望台を見に行ったので、遅い便になりましたが、新千歳空港で「ドン デ マカロニ」獲得しましたよ。
もう6月!「自然に飾られて」が聴けるでしょうか・・・
5月の札幌は最高でした!
唯一の心残りは、富良野のほうでいただく取り立て茹でたてアスパラです(笑)
No Title
やっぱりダメだ"(-""-)"
茹でたてアスパラ
あはは
6月中旬から7月中旬にライブしてくれることを祈りましょう。
富良野・美瑛が一番綺麗な時ですから。
そういえば道北道東道南は行ってるけど、道央はライブ履歴無いですね。
でもそんな観光シーズン真っ盛りに富良野や美瑛でライブするのはある意味暴挙だから無理ね。
次の会場に追いかけていくなら観光するのに前々乗り必須かもね。