井上陽水 氷の世界ツアー2014
福岡サンパレスホテル&ホール 福岡県福岡市
2014年6月28日(土) 18:00開演 薄曇り
01.Love (John Lennon) 1970
02.感謝知らずの女 「断絶」1972
03.御免 「二色の独楽 」1974
04.あかずの踏切り 「氷の世界」1973
05.はじまり ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう 同 B面
12.待ちぼうけ ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル 「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love 「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると 「LION &PELICAN」1982
20. 招待状のないショー 「招待状のないショー」1976
アンコール
21.なぜか上海 「二色の独楽」1974
22.夢の中へ 「夢の中へ」1973(single)
23.少年時代 「ハンサムボーイ」1990
24.眠りにさそわれ 「二色の独楽」 1974
Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進
今日の午前中、天草の西海岸を走る小さなバスから広い海を見ていた。「この海は東シナ海」とガイドさんが言う。「向こうは上海です」
「見えませんよ。およそ静岡ぐらいの距離だから」とのことだが、陸続きなら新幹線で4、5時間 か。身近に感じるのももっともだと思った。
その今夜「なぜか上海」を聴く。ことさらに嬉しい。アンコールだからかも知れないが、この曲で 次々立ち上がるのは初めて見た。それに聴衆の唄う声が聞こえたように思うが気のせいだろうか。さすが郷里の地。感覚を共有しているんですね。
( 6月29日追記)
そんな 博多の会場は最初から陽水コールが飛び交い、「おかえり〜」の声も。ときどき話し始めるのにかぶって、陽水は「私が悪いんです」みたいに詫びたりして笑いが湧く。
例のテレビ番組にもあったように博多はアンドレカンドレさんのスタートの地 、それこそ40年前のゆかりの方々も見えていることだろう。ロビーなどにちょっと同窓会的な雰囲気がある。「氷の世界」発売の朝、殺気立って買い求めたファンの方もいるのだろう。陽水はどんな気持ちでステージに立っているのだろうか。
(7月1日追記)
何回も観ているのに気づかずにいたが「チエちゃん」イントロのコーラスがふくよかで心地がいい。
澤田かおりさんとLynさんのお二人がいてこその場面を毎回のように発見する。秋ツアーの発表を聞いたときにまず、お二人は参加されるの?との思いが頭をよぎった。されますよね?
陽水は”当時、というのは20代のころ、野球の試合の前に肩ならしにキャッチボールをしてからピッチャーを。平気で投げていた。15年ほど前は肩ならしで疲れ、いまは球場に行くだけで疲れる”などと話すが、2時間強を殆ど立って唄って笑顔で手も降る体力は、まだまだ相当なもの。将来もおおいに期待しよう。
RCサクセション、忌野清志郎の話。メンバーの名前もだが曲もユニーク。
♪烏合の衆・・・
ついでにと”アンドレカンドレ”の由来。「ドクトルマンボウ」とか「オブラディオブラダ」とか麻雀とかかな?と。「誰か止めてくれればよかった」(会場 笑)
そして「待ちぼうけ」に行くのだがこの曲、すっかり「カレーあとの」が定着しているのが可笑しい。
「心もよう」の改定前の歌詞も披露していた。えーと ♪線路のわきに草がある~という歌詞。♪ぼくらが旅に出てゆくわけは~。
初めてのヒットの話。すべての空間に自分の曲が流れている。ラジオを置き換える身振りで、ここでも、ここでも聞こえると。アンコールの「夢の中へ」でその時の陽水を想像してうるうるしてしまった。
そして間もなく(?)人気者になる。ファンもできて、「ファンの人ってどういう人なんだろうと思ってできた曲」と「Fun」。いまもたくさんいます。女性も男性も。
この夜も「招待状のないショー」は全身を使って。そして最初に書いたアンコールの「なぜか上海」。九州のライブでは珍しくないとのことだが、九州に来ればこの曲が聴けるなら、わたしはまた来ます。
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