井上陽水氷の世界ツアー2014
中標津町総合文化会館 しるべっとホール(北海道)
2014年11月7日 18:30開演 晴れ
寒い!と言える日がやっと来て喜んでいる内地人のわたし。いままで着ぶくれて汗をかいてて恥ずかしかったから。とはいえ透明な空が美しい陽水日和!
中標津!今ツアーで最も来たかった土地。標茶から1時間半のバス道中も楽しんだ。
陽水は挨拶で、9年前の北海道ツアーの時に最初に着いたのが中標津空港で、そこから根室に向かった風景が忘れられないと、ここでのコンサートの喜びを述べていた。
当然みなさんは大歓迎。最後まで笑って拍手して立って歌って名を呼んで、別れがたい中標津でありました。
とりあえずセットリストです。
01.ジェラシー
02.感謝知らずの女
03.Make-up Shadow
04.あかずの踏み切リ
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル
18.ジェニー My love
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
21.海へ来なさい
アンコール
22.アジアの純真
23.夢の中へ
24.少年時代
25.いっそセレナーデ
Piano & keyboards :小島良喜 Base:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 Chorus & Synthesizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
(2014年11月8日追記)
9年前の根室、北見、旭川?、稚内のツアーは陽水の長いツアー歴の中でもよほど印象的だったようで、地名を指を折りながら言うと、稚内のところでほうーと驚きの声。
始まりはバンド演奏から。途中で陽水登場に拍手。黒っぽいジャケット姿。「ジェラシー」
最初の3曲終わるとジャケットは脱がれてしまう。場内は暑いです。
しるべっとホールは中の壁に木をつかっていてロビーにはソファもありなかなかのホール。席は最後尾のR列。それほど遠くないし見やすい角度だったので、MCにも相づちを打ちながら楽しむ。当然ステージからは闇のカタマリでしょうけどね(笑)
後ろに立ち見の方たちがいるのでアンコールで立つのを躊躇うが結局みんなに合わせて立つ。最後尾からの眺めは壮観でした。
そうそう、挨拶で、今日はトウリツ?リットウ?なんてきいて。11月7日、立冬だったんですね。「ついに冬が来た」
『氷の世界』の部に入ってからは、時々説明がある。「帰れない二人」では、忌野清志郎と一緒に作ったが、僕の気持ちとしては、ガールフレンドと公園にいるようなイメージだったと。多分一行づつ交互に作った気がするが定かでないとのことだが、察するに歌い出しは陽水が提示したみたいですよね。二行目を清志郎が返し三行目あーあああ に清志郎が、あ、ずるい と言ったのかどうか。様子が見えるような話ぶりだった。
素朴な三拍子の曲の例、ぞうさん を力唱して大きな拍手。これは「チエちゃん」が今は作らない三拍子だから。
このアルバムの特徴は一つ目は当時あまりなかった海外録音。ロンドンに行った話。
コンサートの開演前にバックに映像が映されるが、ロンドンらしい場所で小さな女の子たちとのシーンが微笑ましい。けっこう溶けこんでいたのね。
二つ目の特徴、他人との共作。さっきの清志郎や詞があって曲をつけた話から、作り方講座、。
1。しせん 詩先 いう字かしら?
2。きょくせん 曲先 ?
3。ピアノせん ピアノ線ちゃいますピアノ先。ピアノを適当に弾いてもらって、聴きながら創る。
4。カラせん カラ先? カラオケで間違えて知らない曲が出た時それに合わせて作っちゃう。これはどうも冗談ぽい。
5。実際はこれが 1 でしょうか。詩も曲も一緒につくる。「帰れないーーー」のように。
「中標津のうた」
詩先の例として即興。まず 詩 (聞き間違いあります)
中標津の冬は意外にすごい
でも海が近いからなかなかいいぞ
で、ギター抱えて、(なんだっけ? 笑笑) 歌になったのでした。
最後はこんな感じ なかなかあ〜〜ーあいいぞ
楽しかったですね。
どの曲も心が伝わりました。個人的には「氷の世界」はゾクゾクしたし、「おやすみ」はいろいろ考えてしまった。今日の「FUN」は一味違って。
ジェニー my love (ここにも固有名詞が)かなり好き。「愛されてーー」バブル時代、5時になるとおしゃれして速攻で帰った女の子を思い出す。ペリカン寒くて震えている?海は近いけど。「海へ来なさい」愛情たっぷり。幸せになりなさい が心にしみる。