井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。
井上陽水 氷の世界ツアー2014
愛知県芸術劇場 愛知県名古屋市
2014年5月16日(金) 18:30開演 晴れ
01.自然に飾られて 「ハンサムボーイ」1990
02.感謝知らずの女 「断絶」1972
03.水瓶座の夜 「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り 「氷の世界」1973
05.はじまり ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう 同 B面
12.待ちぼうけ ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル 「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love 「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると 「LION &PELICAN」1982
20.5月の別れ 「UNDER THE SUN」 1993
21.いっそセレナーデ 「9.5カラット」1984
アンコール
22.御免 「二色の独楽」1974
23.夢の中へ 「夢の中へ」1973(single)
24少年時代 「ハンサムボーイ」1990
25眠りにさそわれ 「二色の独楽」1974
Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進
このツアーのきっかけになったというNHKの番組で、森本レオ氏が名古屋のラジオ局でアルバム『氷の世界』を全曲流したと話していた。それに「夢の中へ」のヒットは名古屋から始まったとも聞く。ファン歴の長い人が多いに違いない。
4階、5階?の高さに驚くがいっぱいらしい。「40年前にライブを見た人~」の拍手は当然多い。だが、「初めてのひと~」に応えた拍手も意外に多かった。「氷の世界」ツアーの話題性か。
よい気候で気持ちのよい日と陽水は言って、一曲目「自然に飾られて」はその気分か。自然に笑みが浮かぶ。
構成は少し変わって、「長い坂の絵のフレーム」の位置に「いっそセレナーデ」が。
アンコール1曲目の「御免」はこのツアーで初めてだ。
残念なのはこんな立派なホールなのに時折スピーカーから耳障りな音が出ていたこと。わたしの耳のせいだろうか。そのために集中できなかったが、後半それを挽回するようなvocalにほっとし、引き込まれた。
最後は1階はみんな立って拍手。陽水は立ち去り難いように別れの言葉をかけ続けていた。高所の観客にも特に。
次は明日 5月17日(土)本多の森ホール(石川県金沢市) 開演は午後6時30分
井上陽水 氷の世界ツアー2014
やまぎんホール(山形県県民会館) 山形県山形市
2014年5月11日(日) 17:30開演 晴れて暑い
大さわぎ山形&ビバ山形 (by陽水)の巻
何かあった?
いえ事件ではありません。詳しくは明日(?)
♪眠りにさそわれ
2014年5月11日 追記
濃淡の幾層もの緑の中を走る仙山線(素晴らしかった)で山形へ。まだ真っ白の高い山並みに息を呑む。最高の季節かもしれない。来ることが出来て幸せ。
ホールの向かい側の「文翔館」を見ようと早めに着くと長い列が!開演一時間以上前なのにもう並んでいるのか?それは立ち見席券を求めての列だった。ずいぶん大勢だったけれど皆さん買えたのだろうか?公園のようになっている文翔館の周りでのんびりして、再びホールに向かう。
中は息詰まるような熱気。席は前の端のほうだったが周囲はもうステージを一心に見ているという感じ。暗くなってメンバーがそして陽水が登場すると会場がどよめく。昨夜熱いと思った水沢が静かだったと思えるほどだ。大きな声でコールする男性、よく笑う女性たち。なぜか祝祭気分だ。
1曲目「5月の別れ」が始まるとまた歓声、拍手。
3曲終わってご挨拶。替え歌ならぬ替え俳句はこのときだったか。「・・・・・さくらんぼ」と今日はととのってまた大拍手。
陽水も「山形ってこんなに元気だった?」と驚きかつ喜んでいる様子。 楽しい応答がありつつも、場内は陽水のうたう声に圧倒されて行く。
観客のうねりが陽水に移り陽水のパワーが観客を煽る。Liveならでは楽しみをもらったこのコンサート。
陽水が言うとおり VIVA山形! でありました。
「待ちぼうけ」と「Fun」と「心もよう」
「待ちぼうけ」はだいたい清志郎さんのうたとして聴いていた。♪さよならとドアを閉めた などお茶目な感じからか。
だが今日は陽水が主人公だった。
開演前に上映される映像に、当時のファッションでギターを弾く陽水の姿があるが、ステージにその陽水が現れる。なんというか・・・時を越えて。そしてリアルに「待ちぼうけ」をうたっている。このツアーで前にもあった、そんな経験。気づくと2014年なのが残念。
同じ「君」という呼びかけでも、「Fun」のほうが距離がある。若い先生と女生徒ぐらいの距離と年齢差。最後のフレーズに人生訓みたいな歌詞があるところも先生っぽい。人気があるでしょうね、こんな詩的な先生(笑い)
直前のMCで妹さんの話があったので、“お兄ちゃんと妹”バージョンも想像した。かわいいです。
(もちろんFANをかけているとは聞いているけれど、それはそれとして)
「心もよう」が東京から遠いところほど好まれるとすれば、それはそのような状況になる可能性が大きいからかもしれない。と、真面目なことを書こうとしたが続かない。要は、今日の「心もよう」はグッときましたと書きたいだけ。歌詞のないところでホロッとするのは歌詞が嫌いなわけではない。多分耐えているのだ、揺さぶられまいと。それが春夏秋冬と畳み込まれて最後に切れるのだろう。違うかな。
01.5月の別れ 「UNDER THE SUN」 1993
02.感謝知らずの女 「断絶」1972
03.水瓶座の夜 「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り 「氷の世界」1973
05.はじまり ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう 同 B面
12.待ちぼうけ ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル 「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love 「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると 「LION &PELICAN」1982
20.クレイジーラブ 「EVERY NIGHT」1980
21.長い坂の絵のフレーム 「九段」1998
アンコール
22.Happy Birthday 「二色の独楽」1990
23.夢の中へ 「夢の中へ」1973(single)
24少年時代 「ハンサムボーイ」1990
25眠りにさそわれ 「二色の独楽」1974
Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進
次は5月16日(金)愛知県芸術劇場(愛知県名古屋市) 開演は午後6時30分
5月17日(土)本多の森ホール(石川県金沢市) 開演は午後6時30分
井上陽水 氷の世界ツアー2014
奥州市文化会館(Zホール)岩手県奥州市
2014年5月10日(土) 17:30開演 晴
01 5月の別れ UNDER THE SUN 1993
02.感謝知らずの女 「断絶」1972
03.水瓶座の夜 「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り 「氷の世界」1973
05.はじまり ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう 同 B面
12.待ちぼうけ ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル 「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love 「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると 「LION &PELICAN」1982
20.クレイジーラブ 「EVERY NIGHT」1980
21.長い坂の絵のフレーム 「九段」1998
アンコール
22.自然に飾られて 「ハンサムボーイ」 1990
23.夢の中へ 「夢の中へ」1973(single)
24少年時代 「ハンサムボーイ」1990
25眠りにさそわれ 「二色の独楽」1974
奥州市水沢、来てみると世界遺産平泉の近くだった。ホールは川沿いの木々の中、円柱やピロティを持つ立派な建物。壁にあるいにしえの絵図が土地の歴史を思わせる。西から来るとまだ寒いがさすがに桜は終わった様子。葉桜に近い八重を一本見ただけだった。
陽水は北上川をほめてこの青葉の季節に来れたことを喜んでいた。新しく加わった2曲は場所にも時季にもぴったりで大きな拍手で歓迎されていた。
「帰れない二人」と「待ちぼうけ」
陽水が話したように、この2曲を一緒に作った清志郎さんの命日が過ぎたばかり。この時期に聴く「帰れない二人」には、特にしんみりしてしまう。そして同時に、沢山のミュージシャンに受けつがれている何かをも思う。
「待ちぼうけ」はこのツアーで初めて聴いた。曲調は違うが「Fun」とまちがえやすいのは、「Fun」に 待ちぼうけ という歌詞があるからだろう。
可愛くてちょっとコミカルなシーンが目に浮かぶ。アルバムの中で小休止のような役割を果たしているように思うがどうだろうか。
Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進
次は明日5月11日(日)やまぎんホール(山形県山形市) 開演は午後5時30分
井上陽水 氷の世界ツアー2014
アクトシティ浜松 静岡県浜松市
2014年4月29日(火) 17:30開演 雨
東京の定宿でたまたま雑誌「Dancyu」の餃子特集を読んで浜松も餃子が有名と知った。おや宇都宮と餃子続き?
というわけでご挨拶も「餃子つながり」と。意図したスケジュールかどうか?みたいなお話。
ぎっしりの会場。待ちかねた陽水コール。拍手拍手。鳴り出す音楽。浜松のライブは楽しさの予感とともに始まった。
今日のわたしにとってのスターはコーラスのLynちゃん(すみませんが可愛いのでちゃんづけ)。初めてよく見える席だったので嬉しい驚きだった。小柄なのに実にパワフルな声、リズミカルな身体の動き、聴いて楽しみ見てうっとりです。
(とりあえずセットリストを下のほうに。)
(4月30日追記)
「氷の世界」が終わると、椅子が出されマイクが下げられて弾き語りの部。「白い一日」の前にMCが入る。しばし息を整えるという感じ。長めだったりあっさりだったり。だいたい、詩をいただいて曲をつけたという古典的パターンでできた曲というふうな説明。「自己嫌悪」陽水はハモニカを装着。今堀さんがギターより小さな楽器で伴奏。何でしょうか。
「当時は(何回目?)愛とか恋とかの歌が主流だがこの曲にはまったく入っていない。見つけたら言ってください。」
そう言われたら見直すしかないので丹念に歌詞を眺めたがそのような要素が見つからず、ただ、遠くまで来たものですねと思う。
♪つめがのびている 親指が特に~
と弾きうたったのはその前で、これもこの次も傍系と。主流に対して傍系という意味だろう。
「心もよう」
それならこちらは主流なのか。だがルンルンの恋ではないからそうともいいかねる。ロビーでも流しているテレビの番組でシングルのA面を「心もよう」か「帰れない二人」かの議論があったという話を知った。それを言うならわたしは「帰れない二人」派です。小室等さんがアレンジなしでうたう「心もよう」を聴くと特性がよくわかる。
陽水のいまの選択はヒミツだそうだが、今日のMCでこんなことを言っていた。
「いまうたうとこみ上げるものがある。地方でうたうと特に。東京を離れれば離れるほど。浜松は中途半端だからどうでしょうか(笑い)」
ホールから帰りの臨時バスが出るところの車中などで「心もようが聞きたいのになかった」という声をたびたび聞く。地方ほど”いい”心もようが聴けるからなのかな?
それは冗談だが、「帰れない~」派のわたしも、ときにぐっとくることがあるんですよね。なぜか歌詞のないところで。
浜松の「心もよう」もなかなかでした。
次は5月10日(土)奥州市文化会館Zホール(岩手県)開演は午後5時30分
続いて5月11日(日)やまぎんホール(山形県山形市) 開演は午後5時30分
01.Love (John Lennon) 1970
02.感謝知らずの女 「断絶」1972
03.水瓶座の夜 「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り 「氷の世界」1973
05.はじまり ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう 同 B面
12.待ちぼうけ ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル 「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love 「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると 「LION &PELICAN」1982
20.クレイジーラブ 「EVERY NIGHT」1980
21.長い坂の絵のフレーム 「九段」1998
アンコール
22.限りない欲望 「断絶」1972
23.夢の中へ 「夢の中へ」1973(single)
24少年時代 「ハンサムボーイ」1990
25眠りにさそわれ 「二色の独楽」1974
Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進
おまけ:「たいくつ」(「自己嫌悪」の前に。傍系の曲として)
井上陽水 氷の世界ツアー2014
宇都宮市文化会館 栃木県宇都宮市
2014年4月27日(日) 17:30開演 晴れ
若葉の勢いがまぶしい宇都宮。今日も熱いコンサートだった。
とりあえずセットリストを下のほうに。
(2014年4月28日追記)
席は1階半ばより後ろで端のほうだったが、段差があり扇状になっているので視界は良好。陽水と澤田さんがよく見える。コーラスのお二人の貢献度は大きい。「水瓶座の夜」という珍しい選曲もコーラスがあってこそかもしれない。いままで知らない楽しさがある。陽水も楽しそうに見える。
それに舞台装置。多分後ろの壁面に何か仕掛けがあるのだろう。それが様々に変わるといういつもの照明マジック。今回は写真のコラージュあり和風の布ありと驚かされる。
宇都宮のみなさんはいつも熱心だ。アンコール2曲のあとの「少年時代」でもそのまま立っている人たちのシルエットが素敵な情景だった。終わって1階はまたほとんど立って拍手。さようならのご挨拶の間も席を去らない。実はバスが気になっていたわたしは出ようとして、この雰囲気はもしかしてダブルアンコールか?と足を止めた。抜け出て失敗したことがあったからだが、みなさん心を残しながらやっと出口に向かう。
「チエちゃん」
この曲を聴くと“チエちゃんはあの世へ行ったんですよね”という意味のコメントを下さった方を思い出す。わたしが陽水を毎日1曲聴いて書くという無謀で無意味な行いをしていたころ。音楽のレビューなど出来もしないからある日は日記、ある日は単に詞の引用・・・的ないい加減なもの。
その方は「目指せ!クラプトン全曲レビュー」というブログで本物のレビューをされていて、多分いまも続いているはず。ときどき訪問して無事を確かめたりする。ネットの世界って途切れるともうたどりようがないという不安がある。
それまでわたしは”チエちゃんはハワイに行っちゃったのね”ぐらいに思っていた。歌詞の解釈に正解はないかもしれないが、腑に落ちるってことはある。あ、そうなんだ、向こうっていわゆる彼岸なんだと、そのとき腑に落ちたのだった。
次は4月29日(火祝)アクトシティ浜松(静岡県)。開演は午後5時30分。
01.Love (John Lennon) 1970
02.感謝知らずの女 「断絶」1972
03.水瓶座の夜 「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り 「氷の世界」1973
05.はじまり ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう 同 B面
12.待ちぼうけ ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル 「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love 「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると 「LION &PELICAN」1982
20.クレイジーラブ 「EVERY NIGHT」1980
21.長い坂の絵のフレーム 「九段」1998
アンコール
22.Happy Birthday 「二色の独楽」1974
23.夢の中へ 「夢の中へ」1973(single)
24少年時代 「ハンサムボーイ」1990
25眠りにさそわれ 「二色の独楽」1974
Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進