井上陽水コンサート2015「UNITED COVER 2」
オリンパスホール八王子(東京都八王子市)
2015年11月13日(金)18:30開演 曇り
01.コーヒー ・ルンバ
02.ダンスはうまく踊れない
03.飾りじゃないのよ 涙は
04.鍵の数
05.背中まで45分
06.シルエット・ロマンス (13まで「UNITED COVER2」)
07.リンゴ
08.リフレインが叫んでる
09.有楽町で逢いましょう
10.女神 オリジナル 新曲
11.瞬き オリジナル 新曲
12.あの素晴しい愛をもう一度
13.夢であいましょう
14.リバーサイド ホテル
15.お願いはひとつ
16.青い闇の警告
17.氷の世界 「UNITED COVER2」
18.とまどうペリカン
アンコール
19.クレイジーラブ
20.夢の中へ
21.結詞
pf & key:小島良喜 bs:美久月千春 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho: fasun
帰りの中央線の車中で「夢であいましょう」を小さくうたう声が聞こえた(嬉)
そう、元は女声でしたね。
最初はしーんとした会場にひやっとしたが、構わず悠々と話してうたう陽水の、ペースに慣れたのかまたは話術の妙か、笑い声も大きく徐々にヒートアップ。
最後は一階(たぶん)全員スタンディング、振り返ると三階まで笑顔の拍手。
(11/14 追記)
何年か前に新築駅ビルに移った八王子市民会館は、三階までバルコニーに囲まれたスタイルで、以前のホールに比べるとよそ行き感がある。それに都会はおおむね静かだ。 陽水も「今日は客席がかたい」なんて言っていた。
昔のほうではずいぶん楽しいライブを経験したが、わたしはどうもこことは相性が悪い。二回目で二回とも席が右のスピーカー前の壁寄り。舞台も半分しか見えないし音の良し悪しもわからない。照明もきっと綺麗だったのだろうな(心あるホールならこんな席は売らないよね)
ドラムとギター が見えない。音を聞いて、居るんだなみたいな(笑い)。
だから必然的にベースの美久月さんを注視することになる。 前半数曲は照明で光る大きなウッドベースを操って素敵。アンコールでは「夢の中へ」へ向かうアドリブ?を陽水にどうぞと指されて、えっ! みたいに笑っていた。
「夢の中へ」のイントロ役は今堀さんでしたね。立って弾いたら見えました(笑い)
みなさんが自由に弾いてる唄ってる感が楽しい。
そんな席なので会場の雰囲気はよくわからないのだが、拍手もあまり大きくなくて応援係としてはひやひや。でも陽水は“大きなカラオケ”での「有楽町で逢いましょう」の拍手に「カラオケだと拍手しやすいよね」などとマイペース(^。^)
(西へ向かう車中です。着くまでに終わりたいがつい思い出して筆じゃなくて指が止まる。天竜川通過、急ごう)
長い話も悠々と続ける陽水に、観客は巻き込まれたようにわたしには思えた。どんどん陽水の存在がホールを制圧してゆく。大笑いも起きる。そして後半。
「リバーサイドホテル」「お願いはひとつ」「青い闇の警告」に続いての「氷の世界」の拍手の大きく長かったこと!
このツアーでは都内で初めてのライブ。旅の疲れもあるでしょう、後に控える大ホール公演はどんなになるのかとかも。でもここではここで聴く人のためのライブ。ひしひしと伝わる。
「クレイジーラブ」ひときわなぜか勝利感をもってきく。「結詞」はもう精一杯。いや、聴くほうがです。気持ちを抑えるのに。
もっと〜コールもあったけど終わり。
(新幹線のコーヒー意外においしいんですよ。今日のアロマはブラジルでした)
(キョードー東京さんありがとう!チケットはキョードー東京ですね(^。^))
(11月22日また追記)
おかしかったのは「つまり、じゅんぐりじゅんぐり なんですよ」という言い方で、拓郎の「リンゴ」からユーミンの「リフレインが叫んでる」に移る間のMC(たぶん)。「芸風が違うからわからなかったけど、次はユーミンだったのかも」とも。
つまり、“フォークのプリンス”吉田拓郎の「元気です」1972年 のあとに井上陽水の「氷の世界」1973年が大ブレイク。その後、次に支持を集めたのはユーミンではないか、ということらしい。
そう聞いて調べて驚くのは、ユーミンのファースト・アルバム「ひこうき雲」のリリースが1973年、「氷の世界」の前の月だったことだ。同時期にもうスタートしていたんですね。
人柄なのか陽水には勝ち負けという価値基準はないのではないだろうか。つまりじゅんぐりじゅんぐり と客観視してるところにもそれが表れているようだ。
芸風(笑)…それが何を指すかわからないが、ユーミンの歌ははっきり「ニューミュージック」または「ポップス」で、フォーク?という感じはなかった。都会的でおしゃれ。
フォークというのは・・・陽水の定義?によれば、反体制で、長髪によれよれジーンズという汚いファッション。ユーミンの側だったらいまさら高級ブランド店で怯えることもなかったろう、という流れの話だったか。
ただし、当時の陽水に“フォーク”という積極的な意識はなかったみたいで、相倉久人との昔の対談でこんなふうに話している。
相倉「自分たちでは「フォーク」なんていう意識は全くないわけですね、ビートルズ狂いなんだし」
井上「そうですね。でも生ギター弾いて、一応この業界スタートしましたからね。そういう形態はフォークみたいですね」
(相倉久人「日本ロック学入門」昭和61年新潮文庫)
八王子ライブに戻る。ふと気づいたのか「そういえばユーミン、八王子でしたね」「ビバ !ユーミン」て。何年前か、「八王子はユーミン姫の城下町」みたいに陽水から聞いてわたしはそのことを知ったんですけどね(笑い)
「夢であいましょう」の知ってる人拍手は相変わらず少ないが、帰りの中央線で唄ってたような方にはさぞ素敵な贈り物だろう。陽水にこの曲を唄ってもらうのはもう最後かもしれないとしんみりと聴いた。短い曲なので余計名残惜しい。
この番組を知らないだろう今堀さん、素敵なギターを添えている。
「やっぱり半音だ」
「有楽町で逢いましょう」の作曲者吉田正の曲は「UNITED COVER」でもカバーしている。「誰よりも君を愛す」
このうたい出しがすごいそうなんです。ラッラララ ラッラララ と唄って、「半音上がって半音下がる、こんなことできるんだ」というが、、、え?できないものなの?
ギターまで弾いて、タッタタタ やっぱり半音だ、とひとり納得しつつ、みなさんそう言われてもね、ってまったくです(笑い)。そのマイペースぶりに、感嘆するやらおかしいやら。
この日は何曲か口笛も挟まれていた。
ところで今更だが「瞬き」いい曲ですよね。最初の’みらいのあなたに’と、’あわずに いるなら またたいて みせて’ が好きです。さっき昨日11/21の“ブラタモリ”録画を見たら、あら、エンディングずいぶん短い。ライブに「瞬き,を聴きに行く」という方がいるのもうなづけます。
Schedule
COMMENT
No Title
北へ西へ お疲れさまです。
席、そちらでしたか。
今回は久々のまあー比較的前方中央。
じっくり聴かせて、見させていただきました。
ホテル比べ、ルート報告、参加希望。(笑)
♪青い闇がささやく~~♪ なんてもごもごしながら
横浜線。
私も同じアングルでイルミネーション、パチリしました。
No Title
いいなあ全部見えるお席で。
八王子へ中央線で行くのは久しぶり。帰りはうっかり横浜線に乗りそうでしたよ。
鉄子さんも遠征アクセスではかなりツワモノっぽいですね。
そのうちにぜひ!
こーんなよるはきをつけて
朝の連ドラ
最近放映されている場面。
炭坑に作業に向かう坑夫が手に持っているのは鳥かごに
はいったカナリア。
♪鳴き声と羽の色でそれに答える~ カナリア カナリア~ ♪
ドラマ よくできてます。
2度送信ミスしました。
申し訳ありません。
No Title
寝坊なので朝ドラ見る習慣がないんです。薄々大阪の話と思ってたら、今は九州なんですね。
カナリアを連れて、ってホントにしてたんだ!
No Title
カナリア注目してます。(笑)
カナリアを一羽づつ入れた籠が沢山あるのが不憫です。
炭鉱夫たちの話す福岡弁も気になります。
すみません突然参加、誰かと
話したかったんですよ。
さきさん見ましょうよ、舞台は主に大阪時々京都思いがけず九州です。(笑)
朝ドラ
録画してみてたんですけどね。
その後は乗り遅れちゃってます。
試してみようかな。乗れるかな。
朝ドラ
カナリアもいないし〜でも不憫なカナリアを見るのも辛いでしょうね。
No Title
もう九州は先週で終わりましたばい。
今日は雨ですね~
今年の京都の紅葉はどうですか?
RE朝ドラ
期待の紅葉はいまのところイマイチかな。
今年は早いとか、11月暖かいので例年並みとか
情報錯綜しております。
大山崎山荘美術館が綺麗でしたよ。
今朝のあさが来た
四角なのね〜カゴは。
すごい多角経営。
女性実業家のハシリ?
微妙な人間関係があるのか。ちょっと面白そう…
あの時代に大阪九州往復ってそう簡単ではないよね。
No Title
情報ありがとうございます。
大阪九州間は船と駕籠でしょうか?
言葉も大阪と九州通じたのでしょうか?
さきさんのお好きな建築家も多少関係がある方みたいですよ。
モデルは広岡 浅子さんという方だそうです。
No Title
そうそう。だからヴォーリズ関係界隈では
「あさが来た」押しです。
駕籠!船以外は歩くのかと思ってました。
さき