井上陽水コンサート2016「 UNITED COVER2」
神戸国際会館こくさいホール 兵庫県神戸市
2016年3月10日 19:00開演 曇り
ミスコンテストカナリア飾りじゃないのよ 涙は鍵の数My Houseリフレインが叫んでる 以下5曲「UNITED COVER 2」リンゴ女神 オリジナル 新曲瞬き オリジナル 新曲夢であいましょう(15分休憩)ジェラシー嘘つきダイヤモンドバレリーナ最後のニュース氷の世界勝者としてのペガサスアンコール渚にまつわるエトセトラ夢の中へ夏の終りのハーモニー19曲ky & pf:小島良喜 bs:美久月千春 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:fasun
三ノ宮からわが最寄駅までちょうど一時間。行くときは遠いが帰りは興奮と一緒なので速い。途中で第一報をアップしたりしてるとすぐだ。 建築見学などで阪神間の町を訪れて「きれいな街ですね」というと「震災のおかげでね」と返される。1995年の大震災で大変なダメージを受けたのだが、今は立派な神戸の街並みだ。大きなビルが立ち並ぶ。 神戸国際会館のこくさいホールもオペラができるような大ホール。さようなら のとき「え?四階?」と陽水が見上げて「ありがとう!」と。振り返ると凄く高かった。入り口に立ち見の札があったが、一体どこに? 神戸のみなさんは上品でおとなしめだが、拍手は大きい。年配の方がとても楽しそうなのもいい感じ。あ、自分もだが。 アンコール三曲めそんな雰囲気に応えてのように、ピアノの小島さんに歩み寄って曲名を告げる。ほかのメンバーさんにも。 力いっぱいの熱唱でした。 この日ニュースで見た ジョージ マーティン(The Beatlesのプロデューサー?)の訃報。陽水はショックだったといい「いつもは唄わない」という『Yesterday』をフルコーラス?うたって追悼。「享年90歳」と。ポールが思い出として話しているというこの曲のレコーディングの逸話を引用して、幻の弦楽四重奏と共に。 本当に珍しい陽水の『Yesterday』。しんみり聴きました。
(3月11日 追記)
おはようございます。
9時30分聞きなれない音で起こされた。京都市のエリアメール、訓練の避難勧告。今日は3月11日。 昨日来た新聞の一面に書いてあった、高浜原発稼働差し止めのニュース。隣県の滋賀県民の訴えだ。琵琶湖の水は京都市民の飲み水であり琵琶湖疎水は景観資源でもある。他人ごとではない。
「最後のニュース」もいろいろな思いで聴く。
神戸での席は数字は3だが実質2列目端のほう。なぜか前列のそれも中央寄りの椅子が三つ空いている。手違いか欠席か。右端の席の方たち、スピーカー前で我慢せずにスライドして埋めたらいいのに。
そんなことを気にしているうちにミュージシャン登場して演奏が始まる。黒いジャケット姿の陽水が現れると拍手。ギター持たずに「ミスコンテスト」
二曲目「カナリア」のあとのご挨拶。暖かかったのに急に寒いと。そうなんですよね、関西にお迎えするのに天気は意のままにならず。でも「私は元気でやっております」がことさら嬉しい。
以前から関西特に大阪の陽水は親戚に来たようだと思っていた。昨日は神戸ではあるが、近くの人に話しかける感じ。たとえ反応が少なくてもビクともしない。もがけばもがくほど…なんて言って笑っている。
そうそう、こんな話も。二度目にダイアナ クラールのライブを聴いたとき、彼女が咳をしたそうなんです。演奏中に。ごめんなさいと謝る彼女に拍手だったそうで、陽水は咳をしてもいいんだと思ったとか。
「昔気質の芸人なのでがまんしていた」のだそうです。そうそう2015年のこのツアーで辛そうでした。「我慢したので限界でひどくなった」とか。そうだったんですね、心配されたみなさま、安心してください。
陽水の親しみを込めた態度と歌の流れに客席は和やかに柔らいだ感じ。わたしは「ジェラシー」「嘘つきダイヤモンド」から「バレリーナ」を経て「勝者としてのペガサス」に至るアップダウンに、ちょっと翻弄されつつ楽しんだのでした。
COMMENT