井上陽水50周年記念ライブツアー
『光陰矢の如し』~少年老い易く学成り難し〜
とりぎん文化会館 梨花ホール (鳥取県鳥取市)
2019年6月30日(日)17:30開演 曇り
14年ぶりの鳥取で
4月からのツアーの終わりの公演
いっそう丁寧に、気持ちを込めて
24回目の「傘がない」が響きわたって
終わりはまた始まりへと続く♪
あかずの踏切り
アジアの純真
Make- up Shadow
東へ西へ
青空、ひとりきり
新しいラプソディー
移動電話
海へ来なさい
心もよう
帰れない二人
(休憩15分)
女神
(メドレー)
カンドレ・マンドレ
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
少年時代
リバーサイドホテル
最後のニュース
夜のバス
氷の世界
アンコール
御免
夢の中へ
傘がない
26曲(メドレーを各々1曲として)
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:佐々木詩織
(7月3日追記)
半透明のスクリーンの向こうにミュージシャンたちが揃って、幕があがるとゆっくりと陽水が登場する。大きな拍手、呼びかける声。
陽水がギターを弾き始める。何回観ても嬉しい瞬間です^_^待ちかねていた鳥取のみなさんと一緒にうきうきと手をたたく。
ガラスと鉄骨の巨大な屋根に覆われた施設の中のこのホール、陽水は「14年ぶり。信じられない」と言っていた。わたしも来たと思うが記憶も記録も失われている。
きけばそれは2005年6月28日“井上陽水コンサート2005”の最終日だったそうです。雨だったのだろうか「夕立」が演奏されたらしい。
今年の鳥取公演も50周年記念ツアーの最終日。今回は雨100%との予報をはねのけて、薄曇り。それだけでも幸運だ。
勢いのある始まりの3曲でもう盛り上がったところでご挨拶。
50周年のご報告と「その50年のうち14年も来なかったのを取り返し、また、ツアーの最終日という意味でも充分本気で」
大きな拍手!
♪東へ西へ
ついツアーの始まりからを想って感情が揺れる。
この日まで、よくできました。と陽水に花丸をつけてあげたい(^^)
♩鳥取の駅で待ってる君に〜 と、鳥取バージョン
続く ♪青空、ひとりきり ついしんみり聴く。きらめく様な想い出もなく、明日の計算もできないけれど、涙なしに軽くすごしたい、あとわずかでも。
今日は20列目ぐらいか、前に“エリート席”が何列あるかわからないが。席はほぼ中央で陽水とみつめ合える。
いつかやはり十数列目のとき、近所の男性の声が「陽水オレばっか見てるよ」 すかさず奥さんらしい声「みんなそう思ってる!」笑。
というわけで、視野に入る100人かもっとのみなさんと妄想を共有しつつ、椅子に座った陽水の歌と話をきく。
とはいえ、しばし無言、「シーンとして不気味」会場くすくす笑い声。がんばってー とか声声あって、「こうだと良い」とか。「ぼくはライブに行くと誰よりも長く大きく拍手します」とか、それとなく要求してる。鳥取のみなさんはいっぱい笑って寛大です。
「鳥取が最後になったのは、カニ好きで、行きたい行きたいと言ってたぼくへのスタッフの思いやり。シーズンでないけど」
「鳥取が福岡からもっと簡単に来れるといいのに」
♩移動電話
ギター 長田進 コーラス 稲泉りん コーラス 佐々木詩織
ギターを置く。
「50年て信じられない」と、50年前に上京した話。ギターケースにギターと歯ブラシと下着を入れて。当時はヒッピーというか、身なりに構わず反体制派で〜というふうな話を聞いていたら、後ろの席から男性の声。「そうだ、そうだった」と思い出している様子。
身なりに構わなかった話から、「初めてブランドショップに行ってみて」と話は流れて、「ブランドショップでシャツを買う」話。しぐさも楽しい。
「ここ鳥取も海ですね」
♩海へ来なさい
ギター 今堀恒雄 ピアノ 小島良喜 コーラス 佐々木詩織
このツアーでの評判のアレンジ。最後かと心して聴く。
(歌に誘われて翌日港へ^_^殻付き岩がきがおいしくて幸せになりました)
コーラスの二人退場。
ギターを替えて 試し弾きみたいに
♩All my loving (The Beatles)
全曲ではないけどかなり長い。手拍子が起きたのを「いやいやいや」と止めて「こういう曲を歌っていた、高校から浪人時代。音楽、スポーツ。大学に受け入れてもらえなかった三大要素のもう一つ、ガールフレンド」
♩心もよう
フォーク喫茶の仕事仲間にRCサクセションがいた。アンドレ カンドレ(当時)が敵わないと思ったのがそのメンバーのネーミング。忌野清志郎、小林和生(リンコ ワッショー)、破廉ケンチ(ハレンケンチ)ー「破廉恥の間にケンが入っている」と陽水解説。
「忌野清志郎とは、1行か2行づつ代わる代わる曲と詞を作った。でもこんなに時が経てば、もし彼と記憶が違っていても当然」
「カレーを作って二人で食べた」このことは清志郎さんも書いていました。自分でカレー作れるなんて!と驚いたとか。
♩ 帰れない二人 拍手いっぱい
休憩15分
ホールの外の大きなガラス張りの空間が珍しくて再入場札を貰って出る。天井から下がっている羽根のようなモノの写真を撮ったり。これでここへ来たことを忘れない。
♩女神
サルサというのでしたっけ?
みなさん手拍子をしているがわたしにはリズムが難しくて。
メドレー
このツアーの目玉といいますか。好評です。どの曲もしっかり聴いた気になります。(例外あり。贔屓の曲に付き、笑)
ハンドマイクで唄う陽水を目が追いかける。もっと端には行けないの?
「たぶん一番よく知られている曲」
♩少年時代
こちらも有名曲
♩リバーサイドホテル
空気が変わる。祈りか警告か。
細やかに、話しかけるように。ここから3曲コーラスが天に届く。
♩最後のニュース 大きくて長い拍手!
ベース 美久月千晴
何者なのか、このバスは!青や緑の強い光が客席を射る。
♩夜のバス
ドラムス 山木秀夫
「時間が経つのは速い。光陰矢の如しー少年老い易く学なり難し」とツアータイトルを言っちゃって「もう最後の曲。どうか立つなり踊るなりご自由に」
♩ 氷の世界
漢字で書けば、全員起立(笑)
チャーチャララ チャーチャララ♩
ここからアンコールまでみんなのステージ
いろんな思い吐き出して
♩傘がない
そして何かを受け取る。ずっしりと重くて泣きそうになる。
(一番のあと、ギターをマーティンに替えてましたね)
ステージにみなさん並んで、さようならのご挨拶。
見えないスタッフの方たちにも、照明を見上げながら拍手して。
祝!井上陽水50周年記念ツアー24公演無事終了!
井上陽水様
ミュージシャンの皆様
舞台袖でスタンバイしている皆様
舞台の陰の沢山の皆様
お疲れ様でした。ありがとうございました♩
COMMENT
No Title
今回、一人で参戦です✌️
鳥取、カニ好きな陽水だからか…の予想どおりみたいでしたね。
時間、結構長かったですね。私の予定では8時くらいで終わるのかと…
迎えにきた夫がしびれをきらしておりました。
千秋楽、また、14年ぶりで話しが長くなったみたいですね。
すごく声も伸びがあって、演奏、コーラスもバッチリで
満たされて帰路に着きました。
鳥取は福岡からは遠いと陽水が言ったときに「来たよ!」と声かけ
すれば良かったと後になって思う…
たくさんの拍手、すべてのコンサートにかかわった裏方さんへ
本当にありがたいことです。陽水もいつまでも元気でいてほしいです。
Re
今度は鳥取へ⁉︎
ほんと、福岡から “来たよ!”と叫んだらよかったですね。
もうお帰りになったのでしょうか。
雨は大丈夫でしたか?
なかなか続きが書けないところに、コメントいただいてありがたいです^_^
またどこかで。当てにしています。
それにしても、優しいご主人さまですね(^^)
鳥取♪
独特なMCで笑わせてくれた後、歌の世界への切り替えにはいつも流石なプロ魂を感じます✨
私は鳥取で聞く「青空ひとりきり」♪には、今まで感じたことのない寂寥感を。陽水さんの。
それから「傘がない」、ギターを変えたのは、一番下の弦が切れたか緩んだか、ダランとぶら下がってしまって、、、間奏のあいだに別なギターにカポタストを取り付けるまで間に合うかヒヤヒヤして見てました。
それにしても、毎回のど迫力の傘には胸が締め付けられます♪
さき様の素敵なブログ、思いが重なり、楽しみにさせて戴いてます
Re
こんばんは
寂寥感!そうでしたか!
かなりあさんの深い理解にはいつも教えられます。あちらの話ですが(^^)
ギター交換の謎を解いて下さってありがとうございます。
弦が… よく気付かれましたね。
後ろのほうで何かしていたのは、とっさにカポタストをつけていたなんて!
かなりあさんが見ていて下さってよかったです。
これからもよろしくお願いします。
CDは完聴
記念CD25枚を、毎週のようにドライブ(片160km)しながら聴きました。
今回は№1~順に聴いたので秋は逆に聴こうかと思っています。
チケットは11月~開演にチャレンジしたいですな。
以上
No Title
三連休!今日もドライブでしょうか。お疲れ様です(^^)
断絶 から UCII まで、25枚!
わたしはまだ通して聴いたことはありません。ライブ会場での映像の「ストイック」が話題になりましたけど、その歌を思い出せない始末で(恥)
で、ちょうど今 UNDER THE SUN. を聴いているところです。50周年記念ツアーでは、Make-Up Shadow と 5月の別れ がリスト入りしていたのですね。割合大きな曲のあとにある、さりげない「長い話」が好きかも。
ちゃんと聴いておいて、完璧を期したいものです。