「あなたにお金」
『深読み音楽会』は娘が録画を届けてくれてやっと観たのだが、この曲がヒジョーに興味深くて『LOVE COMPLEX』(2006年6月)で聴き直した。アルバム最後の曲。
昔のブログに、2006年11月、ライヴの余韻に浸りながらの帰り道、自宅の手前の坂でこの曲を聴いたと書いている。「あなたにお金、八千いくら、猫のひげ一本ほどの値打ちも無いだろうお金をあげて、ずしりと重くて丸いメロンをもらった“みたいな文。あははは。これ、きっと一番しかちゃんと聴いていない。
この曲は、お金という世俗的な単語と曲調が離れすぎていて、どうにも想像ができなかったのだと思う。
改めて聴くと、なんて心地よい曲だろう！
大きい、広い。星の彼方、宇宙のもっと奥。
郷愁？もっともっと昔。そして未来、そのもっと先。
色々な景色が交錯する。思い出があり、未知がある。
涙？悲しさの向こうの。
ふしぎ。でもやさしい。安らぐ。
♪あなたにお金 金をあげたら帰ろう
このフレーズは色々な景色をとめる鋲か。
たゆたう波の中の一瞬の実在か。歩いている彼。
何か啓示を受けたのではないか、作者は。
と思ってしまう。
ライヴで唄われたことはあるのだろうか？
聴きたいです。
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