井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。
八戸は雪かもという予報だったが小雨が降ったりやんだりの程度で。
陽水は挨拶で「桜の情報を気にしていたが、終わったのかこれからなのかよくわからない」「花筏……」とも。よく聞き取れなかったがいい言葉ですね。
6曲終わって椅子にかけ「座ると落ち着きますね。お茶でもいかがという感じで」(引用は不正確です)
最初はタイの話かな。旅行先で聞いて『瞬き』のヒントを得たと、何度かその曲を歌おうとギターを弾くが「なぜ歌えないんだろう」って、笑。
そうやって作った『瞬き』と続く『海へ来なさい』は雑念を追い払って耳をすませ、繊細に絡み合う楽器とコーラスも逃さずに聴く。
「ここで生まれ育った人」の拍手に「意外といらっしゃいますね」「東京などへ出た人もあるだろう、ぼくも福岡から東京へ」と 『心もよう』へつなぐ。
先日、その曲の前に、浪人中の話の中で「恋をしてました」と聞いてから、上京した陽水がその故郷の恋人に手紙を書いている姿が浮かんでしまう。
“季節はめぐりあなたを“変えてしまうし、”私“もさみしくて手紙を書くけれど気持ちは複雑。
東京では、曲をつくっては録音したり、ミュージシャンの友だちもでき、“エキサイティング”に暮らす中で覚える郷愁またはうしろめたさもあっただろう、などと想像はふくらむ。
場合は違っても誰にもある気持ちだろう。だからこの曲は好まれたのかもしれない。遠くで聴くとことさらに沁みます。
アンドレ カンドレという名のいわれなどを聞きながらまだそんなことを
思っていたら
♫もう星は帰ろうとしてる~
あーあ、今日の清志郎さん話は何だったのかな。そういえば連休中に《ロックンロール ショー》がありますよね。今年で10回目で最後とか。もう10年も経ったのか…。
また横道に逸れた。いけない聞き手です。幸い、休憩を陽水が告げてる。ここで気合を入れなおそう^_^
「休憩はいかがでしたか?」
戻ってきた陽水が言うと「よかった!」と男性の声。「よかったよね」と陽水(^^)「もっと増やそうかと」笑。
こんなふうに舞台の人と客席の人が普通に会話していた。「さっきのはタイで、次のは自宅で」「はいはい」という調子。
でもメドレーが終わって、マイクをスタンドから外した陽水はよそ行き言葉で「もっとも多くの方に聴いていただいた……」だったか。お礼を述べながら。
マイクを持って上を向いてうたってくれる「少年時代」が嬉しい。二階の時さみしかったもの。
この夜の「傘がない」はまた凄かった。聴くたびに思うことだがまだそんな声があったのか‼︎
そして最後はなにか諦め?が込められていたように、ため息のように「かさがない~」
ドラムが最後を打ち上げて。
終わりましたね。
まるでツアーの最後を聴いたような気持ち。
八戸のみなさま、ありがとうございました。