今日も井上陽水(忍)

井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。

   

井上陽水50周年記念ツアー 4/7新潟

井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』〜少年老い易く学成り難し〜
長岡市立劇場(新潟県長岡市)
2019年4月7日(日)17:30開演


初日開きました。
予定通り。それがめでたいなあ、よかったなあと思ってしまう。
「みなさんご存知の曲を」と笑顔でご挨拶の陽水が、少し緊張気味に思えたのは、たっぷりのスケジュールが待っていたからだろうか。

とりあえず、業務連絡的なことを。
今日の時間割り
入り口に「20:15終演予定」と掲示あり。
17時30分をそれほど過ぎずに開演。
18時30 分から休憩。休憩終わり側に大きな画像上映、曲も。

18:50ごろから二部。
女神 の後
「50年分は多いのでメドレーで。たっぷり聞きたいかもしれませんが」とことわって。
椅子にかけて。
だいたい一番を続けて7曲。
最後ジェラシーは全部、たぶん。
二部終了19:40ぐらい
アンコール終了20:05ぐらいか。(訂正しました)
以上


あかずの踏切
アジアの純真
Make- up Shadow
東へ西へ
青空、ひとりきり
新しいラプソディ
(椅子にかけて)
瞬き
海へ来なさい
いっそセレナーデ
帰れない二人
(休憩18:30〜18:50)
女神
カンドレマンドレ (以下7曲メドレー)
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
少年時代
リバーサイドホテル
最後のニュース
夜のバス
氷の世界
アンコール
Happy Birthday
夢の中へ
傘がない

26曲

ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:TIGER


(追記)
コメントでご指摘いただいたので時間割を訂正しました。
ありがとうございます。助かります。
お読みいただくみなさま、どうか色々間違いや不足をコメント頂けると嬉しいです。

滞在先に戻って読み返す。慣れないスマホ入力とはいえ、なんと愛嬌のない文だろう。
さっきのホールの浮き立つ空気が全く感じられない。

ひとことで言えば華やかな曲たちだった。
極め付けは本編最後の「氷の世界」。だよね?だよね?と訝り聴くイントロはまた衣装替えしているが、みなさんはさーっと立ち上がっていた。小高い席から見渡すホールは喜びに溢れているみたい。そのままアンコールを待ったのだった。


(4月8日追記)

予想外の一曲目は、聴けばこれしかないと納得の曲でもあった。ふうっと心がほどけて過去へゆく。そして元気系の曲が続く。
いいですよね!

「山に雪が・・・桜はまだですよね」はご挨拶のときか。そうなんです。雪の少ない冬だったそうだが、それでも長いトンネルを抜けると雪山の景色だった。
「長岡で初日を迎えられて嬉しい」とも。

MCは前夜のSONGSで「短くないMC…」なんて冗談を聞いた割には少なめか。前日乗ったタクシーの運転手さんのことを「長岡いい感じ」と話しながら、でも「先を急がないと。50年て沢山あるから」と。

SONGS といえば「次の曲は昨夜のSONGSでも・・あ、らいしゅう…来週ですね。2週連続という快挙」なんていう『帰れない二人』の紹介はこの日ならでは、でしょうか。
休憩で立った私たちも席に揃って、まだかな的な雰囲気の頃に大きなスクリーンに陽水の過去の映像が映る。うたってるところやCMも。そして二部へ。

メドレーはかなり長い。
「まず処女作から」と紹介された曲は”ほーらついた“までだったから全曲かな?
どの曲も聞き応えは充分。
「こんなに長いメドレーは初めて」とのこと。聴くほうが息を切らしてるという不思議、笑。

初めてはそれだけではない。ハンドマイクでの「少年時代」!ステージ上をあちらからこちらへ。
終わってハプニングが。「ハンドマイクはめったに・・」といいはじめたとき、聞き慣れた”打ち込み“のイントロがかぶさって。
言いなおしたあとで「次の曲は、もうお分かりで・・」誘われてみんなで笑う。親密な気分。

「次はもう最後です。ぼくも好きな曲」『氷の世界』をこんなふうに紹介するのは初めて聞いたかも。
どんなに陽気でも狂気を含むこの歌は、わたしにとっては”好き“を超える何かです。

嬉しい嬉しいアンコールの一曲目
「おめでとう!今年お誕生日のみなさん!」という身振りで。

わたしの空想の中で、鬼才異才天才井上陽水の生誕の日は50年前のもうすぐ。
その日こそ目出度い。
だってその日がなければこんなに楽しい今夜はないかもしれないもの。

井上陽水 NHK土曜のSONGS出演 4/6と4/13

井上陽水公式サイトが更新されています。

ツアー開始直前の「SONGS」出演!

2019年4月6日 と 4月13日 土曜日 午後11時〜

“詳細は「SONGS」サイトを ご覧ください”
と公式サイトにリンクあります。

映画『あゝ、荒野』は井上陽水の『氷の世界』だと思う

昨年末にテレビで「あゝ、荒野」を観たんです。一昨年見逃してた映画。といっても関心は主役の若い俳優と原作寺山修司。それだけで2時間半ずつ前編と後編をよく観たものです、我ながら。

集中力が続かないから、あとでSさんが「SEALDsみたいなデモが歩いてたよね」とか言ってきても記憶にない。「最後って・・なの?」ときかれたりして、謎は好きなのでオンデマンドでもう一度観た。続けて二回観られる映画って相当凄い。

主として二人のボクサーの話。BLっていうの?そういうのっぽくもある。設定は大幅に変えているけど、その辺は原作と通じているかも。あ、寺山修司の本も図書館で借りて読んだ。相当ヒマ、笑。そして映画はR15。
菅田将暉は期待以上で、もう一人の主役、韓国のヤン イクチュンがまたとても良くて。

2021年というからオリンピックの後の東京。雑然とした街、さまざまな人々。でも何かが足りないようだった、みんな。曖昧なやりきれなさ、みたいな空気。

半分ぐらいボクシングのシーン。憎しみをぶつけて勝ちすすむシンジ。

どこかでハーモニカが鳴っている。
“チャーチャララ チャーチャララ”
 気のせいか。

「アニキ」「シンジ」と呼び合う二人は最後本気の試合。文字どおりの死闘。

井上陽水の「氷の世界」聴いて描くのはどんな絵?
吹雪ではないし、ましてや七人の小人でもない。

これだっだんだ!と思った。この映画から受ける何かをずっと前から知ってる気がした。
映画「あゝ、荒野」は、どのシーンというのではなくて五時間丸々「氷の世界」だと思う。永いときを隔てても。

原作の出版は1966年。「氷の世界」は1971年リリース。
1969年に上京した陽水はどんな東京を見ていたのだろう。

(映画「あゝ、荒野」2017年 監督:岸善幸 主題歌はBRAHMAN)


話はその映画から離れて。
陽水の上京より前、同じ年の博多。4月になって桜も咲いて、RKB毎日の井上悟さんが夜桜中継に出掛ける夜はもうすぐ。

いつのまにか曲を作って録音して、テープを用意していた陽水が、友だちと舞台に登場する。
「テープ作ったんですけど、聴いてもらえますか」

今年はいまの陽水を観て聴きながら、50年前、デビューの年の陽水と同じ季節を過ごせる年。
この今年を楽しみたい。タイムトラベラーの気分で。

トーキョー ギター ジャンボリー の放送!

井上陽水公式サイトにお知らせがあります。(2019年3月22日更新)

先日の両国国技館でのトーキョー ギター ジャンボリー がラジオ テレビで放送されるとのお知らせです。
書き写すと間違えそうなので、公式サイトをとくとご覧ください。

しかし…J-WAVE の放送は深夜に渡りたっぷりあるようですね。
radiko って録音できると聞いたことがあるけれど、難しそうなんですよね。うーむ。

陽水ラジオ ‘18年12月

「音楽の記憶を辿る」SWITCH編集長 新井敏記氏との対談
J-WAVE 「RADIO SWITCH」2018年12月15日〈土〉

昨年の12月15日、3ヶ月も前!23時〜24時の一時間という長さのためか、奥行きの深さからか、忘れては勿体ない、書いておかねばと思ったのだった。それなのにこんなに時が経って。
あの“歌声”がすご過ぎて大き過ぎて、言葉にする気になれなかったのかもしれない。矛盾しているが。

「お久しぶりです」と始まったこの対談は、近況などのあと出会いは・・と1991年”SWITCH “50thの表紙の頃へと遡る。そして「音楽の記憶」はこのとき訪れた田川糸田町での幼少期のこと。両親に連れられて行った洋画の影響もあったのか、音楽もラジオで洋楽が多かった。フランク・シナトラとかをときに口ずさみつつ話は進む。
そしてビートルズに出会う。それまで聴いていた洋楽とまるで違うエッジの効いたビートルズの音楽に、すぐ反応できたことが大きかったと、陽水は思い返す。

初めてビートルズの町リバプールに行ったときのこと。リバプールの駅まで行って引き返したというエピソードは知っていたが、電車で歌詞に出てくる川を渡ったらこれでいいと思ったと聞くと、その車中の陽水の姿と気持ちを感じる。共振か共感か。陽水にとってビートルズはそれほど心理的に身近で大きな存在になっていたのでしょうか。

忌野清志郎さんと共作の『帰れない二人』の話では、「この話大好きなんです」と新井氏がいわれて親近感(^^)
陽水は「いくつか一緒に作ったがどれもいい。ぼくの曲はわかりやすく、彼のは変わったメロディ。補いあって」というふうな説明や、『帰れない二人』について「コードの展開をみるとどちらがどこを作ったか少しわかる」という耳よりな情報も(笑)

この話の前だったかもしれない。

♪思ったよりも 夜露は冷たく

陽水のうたう声。ごうごうと鳴るのは風だろうか、エンジン音だろうか。轟音と闘うように歌は続く。

♪二人の声は ふるえていました

『帰れない二人』全曲だったと思う。呆然として聴く。

「これはもう、すごい音」と驚いたような今の陽水。「田川の帰りに甲板に出てうたってくれて。すごい声量でした」と新井氏。

『つめたい部屋の世界地図』『Oh! Darling』との3曲だったそうです。強い風雨の甲板上で、ごうごう響くフェリーのエンジン音の中で。

ラジオを聞き終わって、写真集『驟雨』を見る。表紙裏表紙と共に数頁にわたりそのフェリーの甲板上の陽水の姿がある。大きく口を開いたアップはうたっているところか。最初の頁は見開きで、進むフェリーの舳先と荒波の海と島影。上部に陽水の書く文字で『つめたい部屋の世界地図』の歌詞。

子供の頃、田川から父上の故郷四万十へ行くには、大分から愛媛へのフェリーに乗ったとどこかのライブで聞いた。その道を辿ったということだったのか。
友だちがダブって購入したとかそんなキッカケで持っていたこの操上和美氏の写真集とやっと今ごろ本気で出会った。三流ファンの自分が情けない。

叫ぶようなすごい歌声だった。聴かせてくださったことに感謝感謝です。
強風に逆らうように両手を広げて甲板に立つ陽水の写真を見て考える。

このシーンは井上陽水の映画で前半のクライマックスになるだろう!

そんなことを思ったのは、昨年の11月にミュージシャンの伝記的な映画を二本観たから。『ボヘミアン ラプソディ』と『エリック クラプトン–12小節の人生–』。
前者は事実に基づいたフィクションで俳優が演じている大評判の作品。後者はドキュメンタリーで記録を編集したもの。地味だがテーマと人間性がはっきり伝わって心に遺る作品だった。

エリック クラプトン てこんな人なのか。自分にもどうにもならない自分。観ていて辛くなるような写真や動画とクラプトン本人のナレーションでストーリーに紡ぐ。決して美しい話ではないのに観終わって爽やかさがのこるのは何故だろう。

井上陽水の映画も観たい。
制作されるならドキュメンタリーのほうでお願いしたい。ご本人はクラプトンのように語りを。前記のRadio Switch での「帰れない二人」の朗読がとっても好かった。これはもう本人の声でなければ。

その映画できっと、強風の海のフェリー甲板で胸を反らせ声を張り上げて「帰れない二人」「つめたい部屋の世界地図」「Oh! Darling」をうたう動く陽水が観られるんですよね。聴けるんですよね。ビデオも撮られてあるんですよね、きっと^_^

写真も映像の記録も公演の録画も沢山あるでしょうから、作品にしないと勿体ないです。編集が大変でしょうからもう取り掛からないと・・・(生意気な!誰にいってるんだか、笑)

もちろん公開後はディスク?というかその時点での最適なメディアで頒布しましょう。
もう予約しておこうかな(^.^)

ラジオの感想はどこへやら。果てしなく妄想は続きそうです。

どんなタイトルがいいかな・・・










ブログ内検索

プロフィール

HN:
きさら先
性別:
非公開

P R

Copyright ©  -- 今日も井上陽水(忍) --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS /  /