井上陽水コンサート2017“Good Luck"
三原市芸術文化センター ポポロ(広島県)
2017年6月24日(土)17:30開演 曇りのち雨
この頃、妙だ
PiPoPa
フィクション
青空、ひとりきり
Make-up Shadow
移動電話
自然に飾られて
飾りじゃないのよ 涙は
ワインレッドの心
女神
瞬き
休憩15分
かんかん照り
Just Fit (2曲 弾き語り with Imahori & Osada)
リバーサイド ホテル
つめたい部屋の世界地図
とまどうペリカン
夜のバス
氷の世界
結詞
アンコール
アジアの純真
夢の中へ
夏の終りのハーモニー
22曲
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:fasun
結局、雨が降っちゃった…と思いつつ会場に入る。数々の雨予報を退けて、天気に恵まれたツアーだった。思い出せる限りでは宇都宮の夕立ぐらいか。それも帰りには上がっていたし。ところがツアーのラストを前にして、今日は夕方から本格的雨降り。
挨拶の始めに陽水も「土曜日の雨の日で」と。
土曜日!偶然だろうが ♪明日からサタデイ Good Night (「結局 雨が降る」) との符合に驚く。
ここ広島県三原市でのライブは初めてとのこと!三原と尾道に今度初めて来て、瀬戸内の気候や暮らしが少しわかったとのこと。湿気をおびた暖かい風が気に入った様子。(引用は正確ではありません)
わたしは、雨で三原の海には行けなかったけれど、尾道の潮の匂いのする海際を歩くのはとても好きです。海も穏やかで。
「初めてなのでドキドキする」「好感をもってもらえるよう誠心誠意…」との言葉どおり、熱意の感じられる、心のこもったコンサートだった。圧巻は「夜のバス」でしょうか。照明も豪華で美しくて。でも、どれがというよりどの曲も、その良さが最高に 発揮されて……ああ、もどかしい。表現する言葉が見つからない。
(6月26日追記)
正面から見ると四角いこのホール"ポポロ"、奥にドームが蹲っていて、この部分がホールらしい。赤い壁面、テラスの青いタイルがうきうき感。(2007年 設計:槇文彦)
音もよかった。尤も、席もよかったのです。ほぼ中央、10列以内でしょうか。どの音も程よく届く。珍しく三人連れで、終わってタコ料理などいただきながら「陽水とずーっと目が合ってて、視線が外せなくて」とどなたかが言って、え?わたしも!って、三人ともそう思っていたという(笑笑)……いったい何十人の女性がそんな想いで聴いていたことか。それなのに陽水は「女の人は冷めやすい」なんてね。ファン歴何十年もの女性はたくさんおられるのに。
おっと、話を巻き戻すと、椅子にかけて「女神」と「瞬き」のとき、"ヨースイ!"と男声のコールがあって「最近男性のファンがふえているらしい、それも、若い…」と喜びの発言。「吉田拓郎化している」とも。このことは新潟の部でもコメントにいただいていた。「若いかた、それに男性が圧倒的に多かった」と。そして、ここを読んでくださっている方も!もちろんわたしも大歓迎です。
「男女間の曲が多いけど違うのも…」と「たいくつ」を
♪どこまでもながく
までうたったのもこのコーナーだった。続いて男女間のこと、「自分にぴったりした最適なパートナーが…」という「Just Fit」的な話になって、記憶があやふや。結局よくわからないまま。
ところで、わたしがさぼっている間にもう「山口の部」にコメントを頂いていて、そのお一人のタイトルが「GOOD LUCK TOUR 第一弾」て気が早い!笑。
それなら、Just Fit 問題は申し送り事項にしていただいて、結論は「第二弾」で是非伺いたいものです。
そうかと思うと休憩あけのギター3人組コーナーでは「かんかん照り」のあと?いきなり
♪せとうちは今日は雨だった〜
と、「長崎は今日も〜〜」を真似てうたって、「是非これをやりたかった」とお茶目ぶり。
「Just Fit」の紹介は「男女間の究極の歌」とのみ。
この日の「とまどうペリカン」は切なくて悲しくて、ときどき泣くまいと唇を噛んだ。いつもは「あなた ライオン」のあなたは、陽水だ。だってほら、ホールの「どこからでも見える」から。でもこの日はペリカンと一体化してしまっているみたい。ライオンでもある陽水がいなかった。
唇をかみかみ一方で、「バス」の場所なのにと心苦しい、というなかなか複雑ないっときでありました(笑)
当日にも書いたが「夜のバス」素晴らしかったですね。ホールがいいから背景も照明も。どんなによかったかは、頂いているコメントをご覧ください。素晴らしい「夜のバス」のライブレポートです。
「 氷の世界」で前の方の人たちが立ち始めると、一階はほとんどスタンディング。「結詞」でも立って聴く人たちも。だから、アンコールでは演奏が始まるやいなや一斉に立ったという感じ。
想いのこもったコンサートだった。 『センチメンタル』派の方はもちろん、そうでない方でも、想いを受け止めて胸に満足を抱えて帰ったことだろう。もちろんわたしも。
それにしても『センチメンタル』派は多いですね。今回のツアーでますますふえるかも。
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