今日も井上陽水(忍)

井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。

   

シングル「心もよう」の頃

2016年5月14日の朝日新聞大阪版朝刊にこんな記事があった。

 土曜日の別刷り"be”の2面、「もういちど流行歌」というシリーズ。
『聴けば広がる昭和の光景』というタイトルで”神田川”を取り上げている。
メインの右側の写真は当然南こうせつ、目を左側に転じると・・・。

 このシリーズを読んでいなかったので、なぜ1973年11月が取り上げられたかわからないが、「心もよう』のジャケット写真に惹かれた。

 こんなランキングの中で井上陽水の名を見るのって、突然人ごみで見かけたような感覚。それも見知らぬ若い陽水を。知らないのに懐かしい。
 
 「1973年11月の曲」の曲たちが興味深い。 
 左端の説明によると、この月のオリコンの売上ランキング上位20曲から、読者アンケートで「好きな曲」「想い出深い曲」を選んでもらった15曲とのこと。
 下欄は実際の当時のトップ10。

  記事にもあるが、トップ10にはない「イエスタデイ・ワンス・モア」が、読者のベスト2!
    洋楽がそんなに聴かれていたということに、音楽の好みの変化の兆しが見える。
 歌謡曲やフォークソングや演歌やニューミュージック、入り乱れている15曲。

 「心もよう」はどこに分類されるのだろう。
    そしてこの直後「氷の世界」の大ブレーク!

 「ジャンル分けなんてどうでもいいんです」

  陽水ならそう言いそうな気がする。
  
  



『夢であいましょう』NHK

先週の土曜日4月30日のNHKで、ドラマ『トットてれび』(連続7回)が始まった。『ブラタモリ』のあとです。
  黒柳徹子さんのエッセイのドラマ化ということで、テレビ創成期の話が多そうだ。

  来週の予告に喜んだのはわたしだけだろうか。
60年前の『紅白歌合戦』と共に、『夢であいましょう』の収録風景が再現されて放送されるという。渥美清役が中村獅童、坂本九役が錦戸亮とか。
  音楽は大友良英ほかで、劇中の生演奏もあるらしいです。

  NHKの番組サイトには『夢であいましょう』のオープニング映像があって、そこにも書かれているように、当時もう「バラエティ-」という言葉があったことに驚く。

  どんなに素敵な番組だったか、陽水が話してくれたけれど、その一端を観るチャンス!
  この番組のオープニング曲をカヴァーした陽水は、先取りしてたってこと?先見の明!

  第一話の再放送--5月7日(土)午後3時55分

  第二話 5月7日(土)夜8時15分

  NHK 土曜ドラマ「トットてれび」

陽水が紹介するThe Beatlesの7曲 2016年4/22ラジオ

2016年4月22日 文化放送 
吉田照美の“飛べサルバドール”

井上陽水公式サイトで告知している放送です。
番組公式サイトにその日の概略があります。紹介している The Beatlesの曲は↓

1.プリーズ・プリーズ・ミー
2.Oh!Darling
3.If I Fell
4.Drive My Car
5.Money
6.Hello, Goodbye
7.Happiness is a Warm Gun

youtube でも聞くことができます。ありがたい!
曲はカットされていますが、曲ごとに入る陽水の解説?や歌声は聞けます。
陽水が流暢に力をいれて話していますね(^<^)

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この7曲のうち、ライブで聴いたことがある曲は2と6かな?
特に6番目の「Hello Goodbye」は2012年のツアーのタイトルにもなっていて、毎回唄われた。

陽水ライブで他に何を聞いたでしょうか。暇なのでこのブログで検索したり記憶をたどったりしてみた。3年しか遡れないし、書いてないライブもあるが。


Hello Goodbye
Oh!Darling
Here,There and Everywhere
The Long and Winding Road
Strawberry Fields Forever
And I Love Her
I Will  (アルバム「United Cover 2」)
Twist and Shout

 追加(お知らせありがとうございます)
Yesterday
Happiness is a Warm Gun
I Saw Her Standing There


もっとありそう。あと何を唄ってくれたでしょうか。
「プリーズ・プリーズ・ミー」を聞いたような気がするのですが・・。


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ブルーレイ&DVD『井上陽水コンサートUC2』





井上陽水 4/22の文化放送に出演

井上陽水公式サイトが更新されています。(2016年4月20日)

SCHEDULE に「new」がついてドキッ。でもLIVE じゃなくて MEDIA ですね。

2016年4月22日(金) 午後3:30 〜5:50
文化放送 吉田照美 飛べ!サルバドール

この前聞いた経験では、この2時間20分ずーっとではないですよね。
その辺は番組サイトをご覧ください。
公式サイトからリンクされています。

YOSUI INOUE OFFICIAL SITE


もうひとつの new マーク は4/14から4/24までのユニカビジョンのこと。

新宿の東口から歌舞伎町へ渡る手前左のビルの上に、その「ビジョン」があって
大画面で「UNITED COVER 2」を編集した30分の特番を放映しています。

14日にtwitterでファンの方たちが話しているのを聞き、東京にいたんだったと気づき(笑)15日だったかに見たのでした。
彼女たちが、見に行かないとファンじゃない!ぐらいの勢いだったから(嘘です)
ユニカビジョンサイトにあるように、30分6曲です。

歌舞伎町に渡った辺りから見るわけですが、30分そこに居るのはなかなか大変で、待ち合わせ風に時計を見たり来もしないメールを読んだり場所を変えたり(笑)。さすが都会の雑踏の中、じっと立っていても誰も気になんかしないんですけどね。

うちで見るものと同じ内容ですから、違いといえば大きいこと。三面あること。
たたでさえうるさい街中、しかもJRの高架のそば。電車が通ると「シルエット・ロマンス」など聞き取れないかも。
その、逆境で聴く というのが三番目の 違い でしょうか。
スマホだと何か当たるチャンスがあるようですが。

信号を渡りながら見上げる人はかなりいました。











井上陽水コンサート2016 4/8 富山

井上陽水コンサート2016 UNITED COVER2
オーバードホール 富山県富山市
2016年4月8日(金) 18:30開演 曇りのち晴れ

ミスコンテスト
カナリア
Make-up Shadow
娘がねじれる時
覚めない夢
いつのまにか少女は

シルエット・ロマンス   以下5曲「UNITED COVER 2」
リンゴ
女神   オリジナル 新曲
瞬き   オリジナル 新曲
夢であいましょう

休憩15分

ドレミのため息
かんかん照り
ジェニー My love
愛されてばかりいると
バレリーナ
少年時代
氷の世界
勝者としてのペガサス

アンコール

渚にまつわるエトセトラ
夢の中へ
夏の終りのハーモニー

22曲

「ドレミのため息」と「かんかん照り」は昨日の長岡公演同様にギター三人で。

ky & pf:小島良喜 bs:美久月千春 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:fasun


 このツアーの最終日を 富山で迎えられてよかったとのご挨拶。天候も味方して、気持ちのいい夜でした。
 昨年の9月17日に始まったこのツアー。COVER と銘打ったツアーでありながら、陽水ファンにそっぽを向かれることもなく、むしろどこでもいつもに増して感動と喜びで迎えられていたように思います。

 今夜も振り向いて二千人余りの喜びを見ました。三階のバルコニーでも立って手を振る姿があった。

 なぜでしょうか。何がそんなに?
 答えは聴いた方ひとりひとりが知っていると思います。わたしも聴いた者のひとりとして自分の答えを胸の奥にしまってあります。



(4月10日追記)

    富山のコンサートは五年ぶりだそうで、それは当然北陸新幹線前。駅の変わりように目を見張る。初めて富山の陽水コンサートに来たときに陽水が「ちょっと駅に行って調べて富山がどこに位置するかわかった」というふうなことを言っていた。ホールから駅までそれほど簡単に来られたんです。今ではうっかりすると地下で迷子になる(^。^)

    新幹線が来て駅が立派になっても、今日幸い見えた雪のある立山連峰や桜散る松川は変わっていなかった。
    五階までバルコニーが取り囲む立派なオーバードホール、そんなホールにありがちな取り澄まし感がないのは土地柄だろうか。席はA列でチケットを見ただけで緊張したが、その前に「X」のつく列が五列あり、幸運な人たちが並んでいた。四階五階を思えばわたしの席だって申し訳ないような幸運だ。

    「ミスコンテスト」が今夜の開演を告げる。ツアー途中からの今堀さんのギターのイントロダクションが表情豊かで素晴らしい。「カナリア」の鳴き声?は長田さんだ。休憩までの11曲は前日の長岡公演と同じ。

    MCは高級ブランド店で買い物の巻。汚い服装が良しとされたフォークソング全盛の時代、拓郎さんは早くからオシャレだったと「リンゴ」にうまく繋げるし、オチの笑いはピカイチの演目(笑)

    「夢であいましょう」の前では、この番組から生まれた「今月の歌」を何曲か唄って。「遠くへ行きたい」は、♫どこか遠くへ行きた〜い の最後の音程、昨日確認しましたからと。そうそう、長岡のみなさんが拍手で決めたのだった(^。^)

    「女神」「瞬き」はオリジナルの新曲。
 NHKの「ブラタモリ」では一番だけなのでチラリ効果でよく見える(聞こえる)かもということで「夜目遠目笠のうち」が登場する。そこからなぜか 阿波おどり に逸れるというパターンが面白い(≧∇≦)達人の指先だけの阿波おどりの真似はそのうち演目化しそうな勢い。とても上手です。

    陽水の指は正規の業務(たぶんギター弾くこと)の他に実に表情が豊かでいろんな表現をする。「娘がねじれる時」だって阿波おどりだって。「嘘つきダイヤモンド」ではダイヤの指輪をあるがごとく見せたり。それなのに、ギターのストラップのもつれはなかなかほどけない(^。^)

    曲を作る時の話があったのはどこだったか。「楽器、大抵ギターを弾いて、鼻歌というか適当な言葉で唄いながら作る、こんなふうに」と出てくる言葉が信じられないほどシュール!きっとアドリブなのでしょうね、すごく速かった。とにかく脈絡がまったくない言葉の羅列だから覚えられない。
    そういう才能があるんですと冗談ぽく言っていたが、聞いててぞくっとした。このひとは天才なんだと思いました。今更だけど(^。^)
    こんな話をまた聞きたいです。

    「富山がなければこの歌はなかった」と紹介されて一瞬何?と考えた「少年時代」、偉大なご当地ソングなんですね。同名の映画の、列車が走り去るシーンが目の中に広がる。海辺の小屋?の風景も。

    ギター三人組は今日も登場。「たいくつ」に代わって「ドレミのため息」(アルバム『永遠のシュール』1994年) この曲が好きで全部唄えるというファンの方がいて驚いた。詞が覚えにくそうなのに。わたしも挑戦してみよう。
    このコーナーいいですね!続けてほしいです。

 富山のホールに浸みわたった「少年時代」のあと、陽水がパンッと手を打って始まる「氷の世界」。陽水の動きも見ものだ。最近の陽水は身体表現にためらいがない。今夜も陽水の誘いに乗ってXクラスが立つと後ろに波及してみんなノリノリ。次の曲でも座らない人たちもいた。聞き手も表現したいのです。感動を喜びを願いを。

 アンコール最後はこのコンサートのクライマックス。いつだって陽水は一生懸命唄う。でも「夏の終りのハーモニー」はそのMAXを超えているみたいに聞こえるし見える。
 伸びやかな全身から発するのは声だけではない何か。愛とか力とか喜びとか、怒りとか諦めとか悲しみとか。いまそれぞれに大切な何かが届いて、心に溢れる。

 終りを意識したくなくて、また続く気分で書いてきた。でも「最後に、見えないスタッフに拍手を」は書かざるを得ない。
 ステージの大きなバックを建てるのも大変な仕事だろう。深夜や早朝の作業も続いたのだろう。音響、照明……いったい何十人の方たち、ありがとうございました。

井上陽水さま、ミュージシャンのみなさま、濃密で楽しい時間をありがとうございました。
















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