井上陽水50周年記念ライブツアー
『光陰矢の如し』〜少年老い易く学成り難し〜
よこすか芸術劇場 (神奈川県横須賀市)
2019年6月14日(金)18:30開演
「横須賀らしくないたくさんの拍手を頂いて〜」と陽水、笑
拍手は当然!
素晴らしいライブでした(^^)
あかずの踏切り
アジアの純真
Make- up Shadow
東へ西へ
青空、ひとりきり
新しいラプソディー
移動電話
海へ来なさい
いっそセレナーデ
帰れない二人
(休憩15分)
女神
(メドレー)
カンドレ・マンドレ
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
少年時代
愛されてばかりいると
最後のニュース
夜のバス
氷の世界
アンコール
御免
夢の中へ
傘がない
26曲(メドレーを各々1曲として)
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:佐々木詩織
(6月17日 追記)
よこすか芸術劇場はオペラを演じるような立派なホールだ。一階席の周囲を五層のバルコニーが取り囲む。ちょっと身がすくむが、近所にグッズの黒Tシャツを着たカップルが居て心強い。
幸運にもわたしは一階席の前のほう。ステージに並んでいるギターも丹念にチェック、陽水のジャケットの小さい混み混みのドットもはっきり見える。
ただし最初はどこを見たらいいのか落ち着かない。一列とか二列だったらどうなるのだろう、笑。
一曲めで手拍子の横須賀のみなさん。ほっとして手を叩く。そして♪アジアの純真へ。この導入部がいいですよね!すぐ入って行ける。
「来るとき海が見えて、あ、海と」と聞いたのはご挨拶の時か?椅子に座ってのコーナーだったのかも。
その辺りで緊張もとけて気付いてびっくり。
マイクに入らない声が聞こえてる?この席の前に5、6列あるのに⁉︎見ればマイクから随分離れてうたっている。
手触りがあるのですね、声に。だから、消えてゆかない。だから、一人ひとりの中に届きとどまる。
おもえば、それはマイク云々のことではないのかも。誰にもいつでも、そうやって個人的な関わりとして届いているのかも。
例えば「海へ来なさい」
福岡の筑豊、石炭を洗って黒い川、海も遠いところで育ったので、父上のふるさと高知へ行くと海や川が美しくて。大分の臼杵から愛媛の八幡浜へ渡る船と、崖っぷちを走るバス。というふうな話のあとで。
♪うみへ〜 のひと声で、光景や感情や話されていない事どもが、わたしの中に流れ込む。隣の人にも、Tシャツの二人にも、きっと。なみだがにじむ。凄い‼︎
どの曲も、一生懸命に心をこめてうたってくれているのだ。こんなに。
そう思ったらあとは夢の中。
アンコールの時、見上げるほうがくらくらしてしまう五階バルコニーで立って手を振る人の姿があった。この人にも届いている。
一日おいて晴れた日曜日、西へ向かう新幹線の海側に座って、レポらしいものを今日こそ書かねばと思う。でも書いては削除の繰り返し。ことばはみんな嘘っぽい。まだ歌声が留まっていて、それだけが本当なのだろう。
いまごろ凄さを実感した自分が恥ずかしい。残りの公演は心して聴きたい。
陽水が ♪ガンバレ ってうたってくれたし(妄想です、笑)
COMMENT
No Title
またやってしまいました、横須賀。1階席だったのに、、、。仕事で北関東にいます。ダメだなあ。
愛されてばかりいると、聞きたかったです(>_<)
Re:
えっ!
わたしの隣が空席でしたが……まさかですよね^_^
またなんということを!
ですから、働きすぎですってば^_^
「愛されて〜」 とってもエモーショナルでしたよ。
No Title
いつもさき様のレポを読ませていただきながら、自分で行けなかった会場の雰囲気を楽しんでいます。
私が井上さんを知ったのは,井上陽水となってから、新宿厚生年金の小ホールでの初のリサイタルの頃でした。もう47~8年前になります。その間、夫も子供たちも一緒にコンサートに出かけました。
50周年のコンサートも、秋の陣がなければ、きのうで終わりました。横浜・東京・横須賀と3回何とアンコールに1曲目がすべて違ってました。だから楽しい。それでこそ生そのもの。
秋もあれば行きますよ。
Re:
はじめまして。
お読みいただいてありがとうございます!
厚生年金会館小ホールの初リサイタルとはびっくりです。伝説のライブ!羨ましいです。
陽水の「長い間ありがとうございます」という謝辞はgabaさまのようなファンの方に向けているのでしょう。
このツアーの3回は、県民ホール、国際フォーラムの2日目、横須賀でしょうか。アンコールから推察しました(^^)
さすがナイスなチョイス!
またお待ちしています。
No Title
私もこの公演が新潟、東京についで最後でした。
この日は年一で訪れる最前列でありましたので花束を渡そうと画策しておりました。
実際はそんな勇気もなく、前日からJ-WAVE MITSUBISHI JISHOの井上陽水特集で前日から盛り上げてグッツのベージュのキャップを被って参戦するだけでした。
結果は、ただ拍手を送り続ける自分でして
「少年時代」のときに目の前に来てくれました。
そしてまたありったけのものを詰めて拍手してました。
アンコールの時に
「横須賀らしくないたくさんの拍手」といってくれました。
今日は本当に「少年時代」のような青空が広がってますね。
Re:
お久しぶりです!
コメントありがとうございます。なかなか続きが書けないので本当にありがたいです!
年一に最前列!って高確率ですよ。さぞかしの聞き心地でしたでしょうね。
花束の文字に込められたお気持ちが伝わってきます。拍手はさぞかし陽水にも(^^)
冷たい雨の土曜日を挟んで日曜日。突き抜けるような青空の東京でしたね!
そううえば
今の井上陽水さんの歌い方、あのふわふわした歌い方はいつごろからなのでしょうか?
初期のアルバムなどを聞いていると、『人が歌っている!』感じがするのですが、最近の井上陽水の声はなんだか人ではないような声のように感じることがあるのです。
自然と声質が変わったのか、それとも意識的に変えたのか・・・
私はどちらも好きですけどね。私はふわふわした声の陽水から知ったので、『氷の世界』を聞いたときは驚いたものです。
Re:
いまやっと6/16の追加を書いたところなのですが、コメントを拝見してちょっと困っています。
今の声に手触りがあると感じて、そう書いたから。手触り というのは、文字通り触れるような感じで、たぶん、実体がある、重みや大きさがあると思ったのかも。そうすると、今のほうが人間ぽいことになってしまう…。
見えないものを表現するのは難しいです。
でも、いい手触りなんですよ(^^)
声は、当然変わっていると思いますけど。
ふわふわ も難しいです。知った時からということですが、例えばどのcdあたりでしょうか、またはどの曲?
No Title
『ふわふわした』という表現が適切ではなかったかもしれませんね。ふわふわという言葉を使ったときの私の感情をもう少し掘り下げると、『とても真似のできない声』と言ったほうがよかったかもしれません。訓練してもたどり着けない声。
さきさんは『手触り』という表現を使いましたが、私は『沁みる』という表現を使うと思います。
私が陽水を知ったのはおそらく『少年時代』が出たあたりだと思います。
『決められたリズム』(カシス)を聴いたのははだいぶ後ですが、そのときも沁みるという感覚になりました。実体や、重みとは少し違う感覚なのです。
たしかに、見えないものを表現するのは難しいですね。