井上陽水コンサート2016「UNITED COVER2」
NHKホール 東京都渋谷区
2016年3月19日(土) 18:00開演 雨のち晴れ
ミスコンテスト
カナリア
Make-up Shadow
映画に行こう
断絶
リフレインが叫んでる 以下5曲『UNITED COVER2』
リンゴ
女神
瞬き
夢であいましょう
ジェラシー
とまどうペリカン
嘘つきダイヤモンド
バレリーナ
最後のニュース
氷の世界
勝者としてのペガサス
アンコール
渚にまつわるエトセトラ
夢の中へ
夏の終りのハーモニー
20曲
アンコールで立った観客は「夏の終りのハーモニー」でも立ったまま。
30年前の神宮球場、夜空の下を想像して聴いた。
(3月22日追記)
なぜこんなに人が多いのか渋谷という街は。文句を言いつつ坂を上る。
渋谷区役所と公会堂が覆われているのは建て替えか?渋谷公会堂では何度か陽水コンサートを観た。
NHKホールの席は初めてのLのつく席で左に46度の線上。Wが右でCが真ん中。PというのはPITのPか。全てのエリアより前方中央にあり、幸運な人々で埋められている。
昔三階の後ろのほうにキャンセル待ちで座ったことを思い出す。それでもどんなに嬉しかったことか!隣も主婦らしい女性ひとりで「レコードの頃からなんです」と言われたのを憶えている。
一曲目は「ミスコンテスト」。ツアーも後半に入ったが元気そうで張りのある声が、この厳粛で滑稽な大会の開幕を告げる。
♫ファンファーレ ファンファーレがなる〜〜
冒頭の曲でステージの印象は違う。お茶会だったり今日のように何かの始まりだったり。緊張感があるのはこちらのパターンか。
常連の「カナリア」が続く。
椅子に腰かけて「断絶」。唄い終わって「懐かしい」と。「そのような形で仕事をしていた」頃からのファンも同様な想いだろうか。最初のアルバムのタイトル曲だ。
「処女作に戻るとよくいうが、結局ここに戻ってくるのだろうか」と。どういう意味の"ここ"なのでしょう?
何の根拠もない推測だが、アルバムでいうと『断絶』『センチメンタル』『氷の世界』『二色の独楽』などは、懐かしむ世代だけではなく、そのあとで生まれた若い世代からも支持されているように思う。何十年の時を隔てても、共感し、感情移入できるのだろう。
NHKの番組だった「夢であいましょう」の話はひときわ丁寧だ。観ていた人もかなりいるらしい。知らない人には…ビデオなんかない頃だが、NHKには映像が少しはあるのだろうか。
休憩後に、再び聴かせる曲の「ジェラシー」。続いて久しぶりの「とまどうペリカン」が嬉しい。「嘘つきダイヤモンド」も好きな曲のひとつ。
「最後のニュース」パワフルなコーラスに思わず姿勢をただす。いいのか?このままで。
今日の陽水はいくらか よそゆき感。でもNHKホールでの昔と比べると、みなさんよく笑っている。
アンコールでPゾーンが揃って立つと後ろに波及してみんな立つ。踊る人も。そして最後の曲になってもP組は立ったまま。われわれも見習う(^。^)
三階席の隅の端にいる昔のわたしにも届いただろう、そのうた声は。
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千春 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:fasun
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