今日も井上陽水(忍)

井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。

   
カテゴリー「50周年「光陰矢の如し」2019」の記事一覧

井上陽水50周年ツアー堺11/14

井上陽水50周年記念ライブツアー
『光陰矢の如し』〜少年老い易く学成り難し〜 (2019年秋)
フェニーチェ堺(大阪府堺市)
2019年11月14日(木)18:30開演 晴れ

「堺でライブやったことがある?」
 拍手なし。
「じゃあ自己紹介しなければ」笑
本名出身きょうだいは姉妹
「干支はねずみで星座は乙女座、男らしいところは何もない」

熱唱の今季初の曲。震えて聴きました!


あかずの踏切り
アジアの純真
Make- up Shadow
移動電話
My House
カナリア

瞬き
海へ来なさい
いっそセレナーデ
帰れない二人

(休憩15分)

女神
(メドレー)
カンドレ・マンドレ
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
(メドレー終わり)

少年時代 (ハンドマイクで)
リバーサイドホテル
最後のニュース
招待状のないショー
氷の世界

アンコール

御免
夢の中へ
結詞

26曲(メドレー7曲を1曲として)

ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:佐々木詩織


(11月15日追記)


《昨夜、10月1日オープンの劇場フェニーチェ堺にて、市民念願の井上陽水が公演。名曲「招待状のないショー」を熱唱し、満員の聴衆の感動を誘った》(新幹線のドアの上の電光ニュースを真似てみました)

いつもの曲がいいんです、みたいなことを書いているし、それも事実だけれど、やはりサプライズには耳がそば立ち目が釘付け。
「夜のバス」がずっと占めていた位置、コーラスのお二人が座り、陽水はギターを置いて(と思う)始まったのがこの曲。

ホールのみんなへ、そしてもっと彼方へ。声よ、届け!とうたう陽水の気迫。こちらも正気では聴けず寒くもないのに震えていた。しばし呆然。
「招待状のないショー」
   ピアノ小島良喜

《オープニングは京響だったそうなフェニーチェ堺に、井上陽水がやってきて、♪これがロックビジネス》(こんなふざけた電光ニュースはない)

「My House」
5曲目いきなり!聴いているほうが息切れしそう。
ふと気付く。この曲にはチャレンジ感がある。

《哀愁の「カナリア」は、最後のフェイクを聞き逃すな!この名曲をしばらく封印していた謎とは?》(中吊り広告みたい)

タモリ さんが「“カナリア”はかなりなものやね」と言ったので、思い出して笑いそうで、しばらくうたえなかったそうです。

《MCは得意の演目「ブランドショップでシャツを買う」、仕草とオチに、笑いにうるさい浪花っ子も大爆笑》
初めての堺で、その他いろいろ。「ブラタモリでも見ました」と。

陽水も「こんないい劇場が!」と褒めていた“フェニーチェ堺”外観は三階建てだが、ホールには四階までバルコニーがある豪華な劇場。
内装は黒が基調で赤い座席が並ぶ。ゴツゴツした壁面は音響に配慮したものだろうか。この日も席に恵まれ、一階十数列ほぼ真ん中で、音のバランスは良好でした。椅子も座りやすい。

余裕とチャレンジが陽水ならば、気合と期待の受け手のみなさん。雰囲気は上々の楽しい公演。
そこへコメントにいただいたように、ひとも羨む曲たち、しかも力演なので、京都と堺の二公演を聴いた関西陽水ファンの満足感は大きい様子。「もう思い残すことはない」そうです。

思い残す、としたら、コメントで教えていただいた「you’ve got a friend」、堺では陽水が訳もして、少しうたってくれました。でも「ツアーは残り2日。できるかどうか」って。それが心残りでしょうか、笑。

「瞬き」
  ギター長田進
「海へきなさい」
  コーラス佐々木詩織  ギター今堀恒雄
「最後のニュース」
  コーラス稲泉りん ギター長田進 ドラムス山木秀夫 ベース美久月千晴

井上陽水50周年ツアー11/12京都

井上陽水50周年記念ライブツアー
『光陰矢の如し』〜少年老い易く学成り難し〜 (2019年秋)
ロームシアター京都(京都府京都市)
2019年11月12日(火)18:30開演

井上陽水ご一行様
遠征のファンの皆様

京都へようこそ!
だいぶ色付いてきた紅葉もお楽しみくださいませ。

アンコールのとき周りを見たら、みんな笑って手を叩いてる。本当に嬉しそうに!京都でこんなに…?何が起きたのでしょう。

楽しい嬉しい満月の夜でありました。
皆様に良き眠りを!


あかずの踏切り
アジアの純真
Make-up Shadow
東へ西へ
青空、ひとりきり
新しいラプソディー

瞬き
海へ来なさい
いっそセレナーデ
帰れない二人

(休憩15分)

女神
(メドレー)
カンドレ・マンドレ
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
(メドレー終わり)

少年時代 (ハンドマイクで)
リバーサイドホテル
最後のニュース
夜のバス
氷の世界

アンコール

御免
夢の中へ
傘がない

26曲(メドレー7曲を1曲として)


ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:佐々木詩織




(11月13日追記)
ようこそ!などと書いたが実はこの日に京都に着いた。車窓の晴れ渡った空に膨らむ期待と共に。
会場に入ると周囲はこのツアー何度目かのような雰囲気。春の部で大阪で2日神戸でも一回あったし春も名古屋で始まったから何回目かの方が多いのかも。

京都は3年目とのことだが、陽水も途中でプライベートで訪れたそうだし聴くほうもそんな訳で久しぶり感より親密感がある気がした。

コメントにいただいているように、一曲目うたい始めたばかりで絶句。でもそのままバンドに乗って続けて難なく次へ。

3曲終わって「京都は3年ぶり。いろいろ変わりましたね」とご挨拶。
ご当地話はもっと後で色々。
京都の良さがわかり始めたとのこと。
また来てくださいね♪

サプライズはない今宵のメニュー。
4、5曲目は何度聴いても嬉しい定番曲。今だけの音、今だけの声。

6曲終わって椅子が用意される。
ギターを弾いて何回かうたっている英語の曲。
「まあ、なんとか形になってきた」
以前「練習している。ツアーの終わる頃には披露出来るかも」と聞いたような気がする。練習、笑。
あれだ!と知ってるフレーズがあるがいつもタイトル思いせない。

「昨日来て電車でホテルまで行きました」と自慢気(笑)
(当たり前、子どもじゃないんだからというツッコミを抑えて話を聞く)
「どうしてそんなことができたかというと……」
プライベートで京都に来たのは、半年ぐらい前で、いとうせいこうさんとみうらじゅんさんの『見仏記」の仏像を見るため。京都駅から近鉄一駅のその東寺に行くためにSuicaを持ったという話だったかな。

常々、陽水はSuicaやPASMOの存在を知っているのか疑問だった。そうですか、やっと入門したんですね!日本中で大部分の電車ところによりバスにも乗れます。

「瞬き」「海へ来なさい」「いっそセレナーデ」「帰れない二人」
何回か書いているように、このコーナーはいつも聴きどころです。でも話が多くてたくさん笑ったり。

「海へ来なさい」ギター今堀恒雄  コーラス佐々木詩織

そうそう、「曲はチャチャっと作っていた、こんなふうに」と、よく覚えていないがたぶん、京都祇園の路地に人が多く、芸妓さんや舞妓さんが近付かれて困るという話から
♪いっそ祇園の周りを囲んでディズニーランドみたいに入場料とったらいかが   (まったく正確ではないです)

「帰れない二人」の前には、アルバム3枚目になると曲が足りず、誰かと一緒に作ったら?と大先輩に言われ→言われたもうひとつの例へ。
「心もよう」の最初の歌詞“せんろのわきにくさがある”(一部分)などを紹介。

休憩後は「女神」から。[ブラタモリ]で何度も京都へ来たタモリ さんの話など。京都の知識が自慢気だとか、笑。

立ってマイクを持ってステージを歩く「少年時代」。
「こうしてお客さんに近づくには仏像に手を合わせるのと同じ。救ってもらいたいから」(なんて言って)

席は奇跡のひと桁列。ステージまでは7、8メートルあるとはいえ、念願の目の前でうたう陽水!喜びをお仲間とシェアいたしました。

「最後のニュース」ドラムス山木秀夫  コーラス稲泉りん

「夜のバス」ギター長田進  ベース美久月千晴

・・・・・・・・
もう終わろうとしてるな。
どんなだったのか、陽水の調子は?コンサートは?
MCばかり書いてるのは、よほど悪かったのか!

そんなお叱りが聞こえそうです。
とんでもない!
もうコメントで、最高とお言葉を頂いていますし、辛口関西ファンの皆様も喜んでおられる様子なので安心して手抜きしました。MCが多かったですしね。

ツアーも終盤、そろそろお疲れ?という一抹の危惧を吹き飛ばす、素晴らしいライブでした。
アンコールの皆さんの幸せそうな笑顔がそのひとつの証拠。もうひとつは、「夢の中へ」の後の歓声の中しばし佇み、やおら合図しての「傘がない」。

そのとき陽水の胸の中に何があったのか。全てを吐き出すような「傘がない」でした。


































井上陽水50周年ツアー高崎11/

井上陽水50周年記念ライブツアー
『光陰矢の如し』〜少年老い易く学成り難し〜 (2019年秋)
高崎芸術劇場大劇場(群馬県高崎市)
2019年11月7日(木)18:30開演 晴れ

「海のない群馬県でどうかなとは思ったけれど.,..普通ならワラビやゼンマイのうたを.,.」(笑)

ここで聴けるとは思わなかったその一曲!


あかずの踏切り
アジアの純真
Make-up Shadow
移動電話
なぜか上海
カナリア

瞬き
海へ来なさい
いっそセレナーデ
帰れない二人

(休憩15分)

女神
(メドレー)
カンドレ・マンドレ
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
(メドレー終わり)

少年時代 (ハンドマイクで)
リバーサイドホテル
最後のニュース
夜のバス
氷の世界

アンコール

御免
夢の中へ
結詞

26曲(メドレー7曲を1曲として)

ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:佐々木詩織



(11月8日追記)

「めったに見ない素晴らしいホール」
「コンサートをさせてもらえて光栄です。本当に」
こんなに陽水が讃えるのだから、この高崎芸術劇場のことを書かざるをえない。
高崎駅東口からも見えるガラス張りの大きな建物。駅二階から続くデッキからのエントランスには円柱が並ぶが細身のスティール色で厳めしさはない。

もう開場してから到着。広さに立ち止まると上品な女性が近寄って「あちらでございます」と正面の彼方の入場口を、「よろしかったらコートをお預かりします」と右手にスタッフが待機するクロークを指す。
壁際にはいくつもの黒いソファーも見える。こんな場所なら入場前に並んでも苦ではない。

気のせいか丁寧な応対のキョードー東京のスタッフさんに案内されて、木製の段を下って席に着く。新しい建物の匂いがする、塗料か。木が多用された内装だ。今年9月20日オープンしたばかりとか。

席は一桁列ながら右端。ギターの長田さんがスピーカーで見えないし、最初の3曲は陽水の声もよく聞こえなかった。
音響コントロールされたのか慣れたのか、復活「移動電話」からは柔らかな音が心地よい。わたし達が聴いているホールの音が、ステージでも同じに聞こえるのかわからないが、陽水も気持ちよくうたっているような気がする。

続く5曲目がびっくり嬉しい「なぜか上海」
浅間山を群馬県と共有する、海なし県の出身のわたし、どこで聞こうと大歓迎、まったく異存はございません(^^)

陽水も同じように話していたが、むしろ海には憧れがある。
「海へ来なさい」だって大喜びで聴く。
特にこのホールでは詩織さんのフルートのような高音がきれいに届いて至福でありました。応えて陽水の ♪うみへ〜きなさい〜 も長くのびやか。
今堀さんのイントロに時に口笛を合わせたりしている陽水の、歌い出しを待つドキドキも好き。
  ギター今堀恒雄 ピアノ小島良喜 コーラス佐々木詩織

時を3曲戻す。6曲目「カナリア」の後は椅子が置かれる。
(あれ?いつものあの曲は?)

椅子に掛けてまずは、テレビでは聴けないりんさんのコーラスを聴く[ブラタモリ]の「瞬き」
  ギター長田進 コーラス稲泉りん

そのあとだろうか、「スタートからアップテンポな曲を6曲もうたって疲れちゃった」なんて言ったのは。大笑い。ガンバレ!と声。

休憩の前は「ギターを持ってぼくのアパートに来た」清志郎さんを想像して聴く「帰れない二人」

席を立って「なぜか上海」を白パネル上で確かめに行くと、素敵なロビーでは、ワイングラスを手に行き交う人々。


後半のスタートは「女神」
「好きな番組で自分の曲を聴くと誇らしい」と。わたし達も[ブラタモリ]で2曲聴けるのが嬉しい。

メドレーでは(どうしてこの曲だけ特に短いのか)と、陽水のいう“人生のはかなさ”を噛み締めさせていただいて、笑。

椅子が撤去されバンドの皆さんも立ち上がる。
ハンドマイクでの「少年時代」をうたう陽水の姿も遠く見て(コメントに頂いたように、大きな拍手)、それからの時間は矢のように過ぎ去る。

思わず高い天井を見上げる「最後のニュース」この曲の拍手も大きく長い。
   ドラムス山木秀夫  ベース美久月千晴

みんな立って手を叩いていた「氷の世界」
ほとんど座らずアンコールを待つ。

最後は相応しい「結詞」
消えそうで消えずに伸びる陽水の声が、小さなさざなみのように空間を渡る。ひたひたといつまでも。

♪春を想い出すも 
 忘れるも
 遠き、遠き道の途中でのこと

  (アルバム『招待状のないショー。』1976年)

追記
おまけ(帰れない二人」の前に)
「これ知ってる?」と
ギターで 「ゼンマイじかけのカブトムシ」のイントロ?
歌で ♪つめがのびている〜
   ♪のばしたいきもする〜 「って何を考えていたのか」と、笑。
    「たいくつ」






   

井上陽水50周年ツアー 市川11/6

井上陽水50周年記念ライブツアー
『光陰矢の如し』〜少年老い易く学成り難し〜 (2019年秋)
市川市文化会館(千葉県)
2019年11月6日(水)18:30開演 晴れ

最初から陽水コールが飛び交う会場。
挨拶のとき陽水は
「大きな声が出るなぁ!」
とおおきな声で応じて。


あかずの踏切り
アジアの純真
Make- up Shadow
東へ西へ
青空、ひとりきり
新しいラプソディー

瞬き
海へ来なさい
いっそセレナーデ
帰れない二人

(休憩15分)

女神
(メドレー)
カンドレ・マンドレ
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
(メドレー終わり)

少年時代 (ハンドマイクで)
リバーサイドホテル
最後のニュース
夜のバス
氷の世界

アンコール

御免
夢の中へ
傘がない

26曲(メドレー7曲を1曲として)

ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:佐々木詩織


そんなわけで、賑やかで和やかなやりとりに始まったコンサート、陽水の伸びやかな声に気持ちが弾む。
そうなると曲目は何でも歓迎。前回とはうって変わって、おなじみ「東へ西へ」、「青空、ひとりきり」がやはり嬉しい。今日は東へ千葉県へ。

今日のご近所さん。小学生の男の子がママとパパ(たぶん)に挟まれて座っているのが微笑ましい。感想を聞きたかったです。


相模原では油断していた「いっそセレナーデ」にも今日は用心して束縛を免れ、清志郎さんが
♪あ〜あああ〜
と空から和すような「帰れない二人」を安心して聴く。

♪ジェラシー
「一番人気」と陽水がいう“休憩”に続く二番人気はメドレーでしょうか。その最後を飾る今宵の「ジェラシー」は“メドレー同盟から独立を!“と願う方々も納得されるだろう堂々ぶり。

♪氷の世界
「狭い席に長時間よく我慢してましたね」
陽水の挑発に続々と立つ。もう騒然。強く長いハーモニカが終わるとわ〜と歓声。

♪傘がない
アンコール最後はこの曲。
とどろく始まりに、お〜!と大歓迎。

名を呼ぶ声、ありがとう!の声。
去りゆくバンドのみなさんにも惜しみない拍手!

市川の皆さん最高でした。

滑らかで詳しいMCも快調だったが時間がないので割愛しています。すみません。



井上陽水50周年ツアー相模原11/1

井上陽水50周年記念ライブツアー
『光陰矢の如し』〜少年老い易く学成り難し〜 (2019年秋)
相模女子大学グリーンホール
2019年11月1日(金)18:30開演 晴れ

「こんなことをいっていいのかわからないけれど、拍手すぐ終わるんですね」

それから後の拍手の長いこと、笑。
相模原のみなさんはユーモアたっぷりです。
陽水も「度がすぎると」なんて笑って。

♪せんたく〜はきみで〜

にももちろん大きな拍手でしたが…。

続きはまた明日。
楽しいLiveでした!




あかずの踏切り
アジアの純真
Make-up Shadow
移動電話
カナリア
新しいラプソディー

瞬き
海へ来なさい
あどけない君のしぐさ
いっそセレナーデ
帰れない二人

(休憩15分)

女神
(メドレー)
カンドレ・マンドレ
闇夜の国から
ダンスはうまく踊れない
飾りじゃないのよ 涙は
とまどうペリカン
ワインレッドの心
ジェラシー
(メドレー終わり)

少年時代 (ハンドマイクで)
リバーサイドホテル
最後のニュース
夜のバス
氷の世界

アンコール

御免
夢の中へ
結詞

21曲(メドレー7曲を1曲として)

ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:稲泉りん cho:佐々木詩織


(11月3日追記)

続いた悪天候のあとの贈り物のような秋晴れの日、グリーンホール裏の相模原中央公園でいっときを過ごす予定だったが暮れるのは早く、撤退した伊勢丹の建物が閉ざされて黒々。市のステータスだったのに寂しい。指示の通り駐車場脇の回り道を行くと友だちに肩をたたかれた。
市内の方だがそうとわかったのは九州の牛深で初めて会ってのことで、いつも変わったルートで旅をするリピーターさんです。公園に孫むすめとよく遊びに来たと話すと「公園は変わっていませんよ」と2人で暗い公園を眺めて諸々の話。次はどこ?彼女は別の誰かとか。それもまた良し(^^)ではあそこでね。

席は二桁の列ながらほぼ真ん中。段差がある上に開演になっても前の席が空席で見通しはバッチリ。音のバランスも良い。2、3列前に白いTシャツの男子がいてよく見ると氷の世界ツアーTでのりのり。おかげでいっそう楽しい。

3曲終わっていつものように「みなさんがご存じの曲を」とご挨拶のあと「でも次はあまり有名でない曲」
「移動電話」の再登場。♪飛行場から遠くの島へ いつかとばしていたけど今日は大丈夫^_^
一瞬わからなかった「カナリア」50周年ツアー初登場。充分有名曲、ですよね。『ガイドのいない夜』version(休憩時先生に確かめました)

サプライズはこれだけではない。
6曲終わると椅子が用意され座っての一言が前に書いた「拍手すぐ……」だったと思う。冷静な相模原都民も大笑いの大拍手。
「テレビは辛い話題ばかりなので動物ものなど観ているが、それでは社会性がなくなる。[ブラタモリ]はちょうどよい」(引用は省略してあり、不正確です)などというMCの後、まずは
「瞬き」
コーラス稲泉りん  ギター長田進

父上の故郷高知県の美しい海と川を想像させて、至福の
「海へ来なさい」  
最後のピアノとギターの絡みあいの美しさよ!
コーラス佐々木詩織 ギター今堀恒雄  ピアノ小島良喜

ギターを替えて
♪せんたくは君で 見守るのは僕〜
ちょっとだけかと聴いている。バンドのみなさんは知らん顔。おや?まだ続く〜3番まで全部でした、よね?
途中から今堀さんが遠慮がちに?に合わせていたようだが、ほぼ陽水の弾き語り。ギターも練習してあった?(笑)
「あどけない君のしぐさ」

うたい終わって起きた拍手を遮るように
「いっそセレナーデ」
わたしにとってはこちらも“サプライズ”だった。
普段はどちらかというと軽く聴く歌なんです。なのに思わず前の空席の背もたれを掴んで身を乗り出す。何?こんな曲だった?声が、ことばが、まとわりつくような。絡めとられて聴く。しばらくは解放されず。
かすかな口笛と控えめなピアノ。

平気で次に行く陽水。いつも喜んで聞く清志郎さんとの共作の話も上の空。
「帰れない二人」

休憩後一曲めは「大好きな番組」と[ブラタモリ]オープニングの「女神」。
よく見かけるツアー評で“休憩後は声がよく出ている”といわれているが今日もその通りで、続くメドレーもその後に来る曲たちもパワフルだ。

「短いメドレーにしてお聞きいただく」と陽水はいうが実はそれほど短くはない。例えば2017年の“Good Luck!”ツアーのメドレー3曲と比べるとずっと長くて、詞と曲のエッセンスが充分聞き取れる。

一曲めの処女作「カンドレ・マンドレ」
♪淋しいことなんか そこにはひとつもあるものか
そう信じられる頃って、なんて幸せなんだろう!

椅子が持ち去られ「50年間の中頃かな」とハンドマイクでの
「少年時代」
ミュージシャンもみんな直立して
さあ行くぞ!的な態勢。
 
「リバーサイドホテル」からは勢いに身を任せるしかない。
「最後のニュース」会場中に交錯する光と天まで届くコーラス、語りかけ問いかける陽水。まるでオペラの一場面のようなステージ。始まりに聞いた陽水の注文は忘れても拍手は長い。
ドラムス山木秀夫  ベース美久月千晴

「夜のバス」茅ヶ崎の2階で観たとき、ベースの美久月さんの位置が高く、バンドとコーラスのお二人が三角形に陽水を取り囲んでいるように見えた。守護しているようでもあり、捕らえて連れ去るようでもあった。そんな連想をさせる曲。
今日のバスも只者ではない。

「氷の世界」もちろん前のTシャツさんに続いて立つ。叩く手の音が会場に響く。終わりのハーモニカが勢いよく長い。

アンコールは陽気に「御免」からメンバー紹介あって「夢の中へ」

最後は「結詞」
さっき跳ねてたひとも車椅子のひとも、1800人が1800の想いで聴いているだろう。そして誰もが心に遺す。

追伸1
「あどけない君のしぐさ」の白パネル表示。休憩にロビーで見た時は活字でタイトルが表示されていたのです。でも帰りに出口の白パネルを撮った写真には表示がない。だから曲数も公式では20曲(メドレーを1曲として)
「あどけない…」は“おまけ”とするべき?と迷ったけれど、元地元民として21曲!と言い張りたいので(笑)このままにしておきます。
個人としてのわたしは、いっそセレナーデの、ある意味でイントロだったのかもとも想像してます。長いけど。

追伸2
そういえば、陽水は相模原に海があると言い張りたいようでしたね。他所からご来場の皆様、相模原市に海はありません。たぶん陽水は、相模湖を海と見間違えているのではないかな?(冗談です)

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