井上陽水コンサート2017秋“Good Luck!”
2017年10月31日(火)18:30開演
鹿児島市民文化ホール(鹿児島県)
この頃、妙だ
Pi Po Pa
フィクション (以上3曲は短いメドレー)
青空、ひとりきり
Make-up Shadow
移動電話
なぜか上海
限りない欲望
ワインレッドの心
女神
瞬き
休憩15分
帰れない二人
神無月にかこまれて
Just Fit (3曲弾き語りwith Imahori & Osada,and with three acoustick guitars)
コーヒー・ルンバ
とまどうペリカン
めぐり逢い
夜のバス
氷の世界
結詞
アンコール
アジアの純真
夢の中へ
傘がない
23曲
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:佐々木詩織
快晴の桜島日和の鹿児島です。
煙吐く威容に勝ってました!今宵の井上陽水。
またまた凄かったです(喜)
(11月1日 追記)
「鹿児島大好き」「I love Kagoshima!」
今宵は陽水の鹿児島への愛の告白を聞く夜だったのでしょうか。
まず食べものがおいしいそうです。そして人が個性的と。
前日空港から乗ったタクシーの運転手さん、鹿児島人は自慢はしないと言いながら、延々とご当地話を続けた話。朝の散歩で小高い丘から桜島が見渡せて、少し寒い空気の中「ちょうどよか」と堂々と立ちはだかる男性の話。そんなエピソードから、質実剛健にして誠心誠意と褒めっぱなし 。
陽水の今夜の心がけも「誠実」だそうです。
愛する鹿児島で一夜過ごして気分は上々の様子。コンサートが盛り上がらないはずがない。
「一年半ぶりです。台風の過ぎたところへぬかりなくやって来ました」とご挨拶もあり、ヨースイ!と呼ばれれば、イエーイ!と答えたりしながらプログラムは進む。
イントロに思わず顔がほころぶ「なぜか上海」。マイクを外して持ち、動きながら唄う。♩ギターをホロホロ のところでは、今堀さんを指したりしながら。楽しい嬉しい「なぜ上」でした。マイクをスタンドに戻そうとして出来ず「誰か助けて」って、笑。
聴く度に深くなる「神無月にかこまれて」、50年近く前に想いを馳せる「帰れない二人」、身体中で聴く「Just Fit」。ギターコーナーはこの日も素晴らしい。清志郎さんとの話、沢田研二さんに頼まれたアルバム『ミスキャスト』の話。
ひとまずタイトルを箱根に篭って100も考えたそうです。今度篭るなら鹿児島がいいと。明るい曲が出来そうですよね(^_^)
終わって舞台替えの時間、陽水が手拍子を始める。会場の人たちにはわかったのか、手拍子が揃って行く。
♩ 花は霧島 煙草は国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島
「おはら節」でした。拍手‼️
さて後半ですが、もうね、どの曲も表現する単語が在庫切れです。2.3曲ピックアップで。
秋では初めて「とまどうペリカン」(喜)
何も思えず考えられずただただ聴く。ペリカン役は詩織さん。
「夜のバス」緑色の光が壮大に。以前、気の弱そうなこの「僕」は結局彼女の元へ帰るのだろうと思ったのだったが、矢のようなバスで遠くまで行ってしまいそう。
アンコールで気がついた。2,3列目に男の子(小学校低学年か)がいて、通路脇の席らしく、通路に出て軽く踊るように手を叩いている。リズムに乗ってとっても楽しそうだった。
陽水ツアーの様子を見守っている人なら、思っただろう。「傘がない」は時折しか唄われないだろうと。そんな思惑を吹っ飛ばし、陽水の威力を見せつけられました。
先日TBSラジオ「たまむすび」出演の折、タモリさんから聞いた鷹の話をしていた。鷹の気配だけで空は鎮まるそうです。「陽水も鷹のように頑張れ」とも言われたとか。(聞き違いでなければ)
そう、会場の空気は鷹が飛来したかのように支配されていた。山木さんのドラムが高らかに見送ったのち、呪縛を解くように鳴る。