今日も井上陽水(忍)

井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。

   

井上陽水コンサート2018 5/14 東京

井上陽水コンサート2018 ROCK PICNIC
2018年5月14日(月)18:30開演 晴
ティアラこうとう(東京都江東区)

このツアーで初めてのホール公演。
東京に出て来て50年ぐらいたつが江東区は初めて、だそうです。
なぜ来なかったのだろう、とも(^^)

アジアの純真
女神
Power Down
自然に飾られて
My House
瞬き
帰れない二人
いつのまにか少女は

暑い夜
Just Fit
鍵の数
嘘つきダイヤモンド
夜のバス

アンコール
氷の世界
夢の中 へ

15曲

ky & pf:小島良喜 bs:なかむらしょーこ ds:張替智広 gu:田口慎二


(5月15日 追記 ヒマなので長文深謝)

着いた頃は、前日の雨のおかげか東京はどこまでも青い空だった。風が涼しくなった夕刻、初めての住吉という駅に降りる。「三越前」から三駅!ほぼ都心だ。ホールに向かう広い道路の両側は緑の樹々が茂り、路傍には終わりかけたつつじが赤い。"ティアラこうとう"のあるのは大きな公園の一角らしい。

外観も素敵だがホールに入ると床にも木材を使い、椅子も木製で布張り。音響に配慮した内装だろう。実際、音が柔らかく包まれて感じた曲もあった。
広さも奥行きもあるステージに機材が余裕の配置。席に座って見渡すと二階のバルコニーが張り出している。一階は適度な傾斜でとても見やすい。
慣れないライブハウスにもまあまあ慣れてきたわたし、こんな上品なところで大丈夫か?と一抹の不安、笑。

最初が「アジアの純真」で、これは、遠慮せずガンガン行きますよ、気楽に聞いて、という意思表示か。クラシックではありませんからねと。余計な勘ぐり。そういえばどこかのタイミングで、手を広げてオペラ歌手のふりをして笑わせていた。

MCは多めだったような。"江東区"を連発。
聴衆で江東区民は拍手の様子で1/4〜1/3?初めての陽水ライブはもっと少なかったかな?「よろしくお願いします」と。
もうコメントに詳しく頂いている小室等さんの東京23区コンサートにも触れ、参加はしたが江東区には来なかったと。
「九州から上京したから西側のほうに住んだ。東や北からの人はこちらの方に住むのではないか。列車が上野に着いたから」みたいなことも言っていた。(引用は不正確です)

天気も気持ちもいい日の「自然に飾られて」はぴったりで思わずニコリ。続く「My House」のイントロも嬉しい。
「瞬き」の前に「ブラタモリのエンディングです。2曲めの女神がオープニング。もう忘れちゃったかな」って
ハローハロー お元気〜
とうたいだして。本番よりもっと親しみやすい 女神 (^。^)

田口慎二さんがギターで奏でる「瞬き」の間奏は澄んだ音が美しいが、歌の中にもその音が、まるで小川の流れに時折光る小さな魚のように聞こえている。
Lynさんとの掛け合いを惜しむ気持ちに頂く贈り物のよう。

「帰れない二人」の前にギターの音合わせ「専門用語でチューニングといいます。ま、ぼくは適当でいいんですが」と。

暑い夜 から 嘘つき へ。「本当の幸せとは」という 鍵の数 でひと息ついて 夜のバス。バスに乗っている"僕" より、歌われている"君"の気持ちが気になるのは同性ゆえか。このホール、照明も美しく、見とれる。

後方からは静かめに見えた前方のあちこちが「氷の世界」で待っていたように立つ。振り向くと後ろも立っている。終わって座ろうとするのを、そのままと抑える身振りの陽水。
この夜の「夢の中へ」は、陽水がいきなり紹介してその方が弾くパターン。2番目の「ドラムス 張替智弘!」〜無音。もう一度コールして(^.^)陽水は度々、何も決めずにやっているという。ホントにそうなんですね。メンバーさんはびっくりしちゃいますよね。

「いつのまにか少女は」
今宵の一曲はこの曲です。初日に聴いたが、編成の驚きなどで紛れ、もう一度聴きたいと思っていた。ピアノから始まる。ハモニカ付き。
初日の六本木では「最近は作った時とは違う気持ちでうたう」といっていたような。

詞も同じ、メロディも同じ歌。
なのにどうしてあんなに大きいのだろう。広がりがあるのだろう?
どうしてこんなに悲しいのだろう。どうして・・・・・・・

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  • by プールに泳ぐ左門
  • 2018/05/15(Tue)01:02
  • Edit
お久しぶりです。ティアラこうとう参加しました。「江東区は初めて」という陽水さんのお話で、「小室さんという先輩の東京23区を回るコンサートのゲストに出たことがありましたが、・・・江東区じゃないな」と笑いを誘っていましたが、1978年から1982年頃に小室等さんが2回行った「東京23区コンサート」のことです。1回目の模様はLP2枚組で発売になっています(のちCD化)。陽水さんは小室さんのピアノをバックに「家へお帰り」を歌っています。その会場がどこかはLPのライナーノーツに記載があるかもしれません。その際陽水さんは、小室御大の伴奏に「そうじゃない。ベースラインを変えなくていい」とダメ出しをしてやり直させるという暴挙に出ています(確かそうだったような・・・。でももう聞き返せない)。2回目はツアーの最終日で日本青年館だったから新宿区でしょうか(私は行きました)。陽水さんはギター弾き語りで「心もよう」と「傘がない」を歌っています。当初1曲の予定だったのが「直前のゲストの(三上)寛ちゃんの「なかなか」という曲が凄すぎて(大ウケでした)、数だけでも負けないようにともう1曲歌ったと陽水が言ってた」とFMの「音楽夜話」で小室さんが話していました。当日のゲストのトリは吉田拓郎さんでした。ちなみに、次回葛飾でのライブで陽水さんがこの話題に触れるかもしれませんが、このときの葛飾区のコンサートは立石の映画館で行われ、ゲストは、極めて真っ当な社会批判を歌ったためにアルバムが放送禁止のような扱いになってしまった今はなきダウンタウン・ファイティング・ブギウギバンドでした。以上記憶だけに頼って書いたので誤りがあるかもしれません。ご容赦を。やっぱり記憶よりもちゃんとしたメモや備忘録が肝要ですよね。

Re:小室等さんの東京23区……

  • by さき
  • 2018/05/15(Tue)14:57
  • Edit
プールに泳ぐ左門さま

あの会場に凄い方が居られたんだ!と驚きました。
お書きいただきありがとうございます。CDでも出ているんですね。検索したら、頭の部分だけ聞ける商品を発見。陽水が「うちへお帰り」の冒頭で伴奏に「そうじゃないんですよ…」と注文をつけて、会場が笑っていますね(^.^)
相手は大先輩の小室等さんなんですね!いやはや、笑。
会場はどこでしょうね。CDを手に入れたいです。というか、予習しておくべきでした。

永く聴き続ける左門さまに感動しました。
同時に、聴き続けてもらえる井上陽水というミュージシャンの深さをも、改めて考えました。

No Title

  • by 紅玉
  • 2018/05/16(Wed)22:26
  • Edit
どうしてこんなに悲しいのだろう。
まさか拓郎の名曲が登場するとは。

冗談はさておき、私は明日のかつしかシンフォニーヒルズに参加します。
私にとっては今ツアー初のホール公演なので、今から楽しみです。

Re:

  • by さき
  • 2018/05/17(Thu)10:17
  • Edit
紅玉さま

おはようございます。
ふふふ(^.^)

葛飾区、もう今日ですね。
またコメントをお寄せくださいませ。
わたしも行きます。

なかむらしょーこさんのベース用ファズエフェクター

  • by skkmtshr
  • 2018/05/17(Thu)21:03
  • Edit
音楽的な話になってしまいますが、田口さんがツイッターでなかむらしょーこさんのファズエフェクターのすごい数を紹介。プロってすごいですね。どの道でも。

https://t.co/53TdWyR3o2

ベースにこんなにファズエフェクターがあるなんて知らなかった……。

Re:

  • by さき
  • 2018/05/18(Fri)00:19
  • Edit
ありがとうございます!
その"ファズ"の写真はわたしも見ました。こんなにたくさん!と思いました。
どう使うものなのでしょう?無知ですみません。
あと、張替さんが"ドラムテック"の方のことをツイートしておられて、へえーと……。知らないことがいっぱいあります。

ベース用ファズエフェクターwith なかむらしょーこ

  • by skkmtshr
  • 2018/05/18(Fri)12:53
  • Edit
ざっくり言うと、音を歪ませる、ように効果をかける機器ですが、YouTubeに試奏がたくさんあるので、興味があれば、ベース用ファズエフェクター、などと検索かければ試聴できます。へー、こんなもの使うんだなー、感じですね。僕はエレキはギターもベースもしなくて、アコギ派なので、ほとんど使いません。あまり詳しくなくてすみません……。

エフェクター入門(笑)

  • by さき
  • 2018/05/19(Sat)11:29
  • Edit
歪み…?
聞いてみました。ふだん気付かずに聞いているんですね。
ギターに、より多く使用されることも知りました。
しかし、この写真の、数の多さには改めてびっくり仰天です。

小室さんの23区コンサート(追記)

  • by プールに泳ぐ左門
  • 2018/05/23(Wed)15:29
  • Edit
話題を提供した責任もあり、LPとCDを引っ張り出しました(遅くなってすみません)。CDの方は、タイトル「小室等 23区コンサート 東京旅行」、FLCF-3686、Q盤シリーズのCD選書として1997年にCD再発されています。陽水さんは中央区のゲストとして中央証券会館に出演しています(会場はLPにのみ表記)。江東区のゲストはなぎらけんいちさん。葛飾区は喫茶店でのライブでゲストは「なし」でした。LP・CDともに中古盤で入手可能かもしれません。ただ、陽水さんの出番は一部分なので、小室さんに興味がなければお勧めできません。小室さんは一貫して現代詩に曲をつけることに取り組んでいるので、谷川俊太郎さんや黒田三郎さん、白石ありすさん(!)などの作品を聴くことができます。中でも初期の頃から歌っていた谷川さんの「守らずにいられない」の円熟した素晴らしい弾き語りを聴くことができます。中山千夏さんの「老人と海」や白石さんの「都会の朝」もいいですよ。ちなみに陽水さんが再起をはかっていた、あの大変な時期に白石さんを紹介したのは小室さんじゃないかな、と勝手に思っています。以上、ご参考までに。・・・そうそう、今回の陽水さんのライブは素晴らしいですね。演奏も時間も(休憩や適度な長さなど年寄りには有り難い)もMCも、曲に集中できる丁度いい構成だと思います。正調「氷の世界」・「夢の中へ」も嬉しいです。これからもレポートを楽しみにしております。

小室さんTVにご出演

  • by さき
  • 2018/05/25(Fri)14:48
  • Edit
プールに泳ぐ左門さま
詳しい情報をありがとうございます。
そうですか。陽水は中央区の時に「家へお帰り」をうたったのですね。
小室さんはつい最近TVで拝見しました。BS朝日でしたが、2011年小室さん50周年記念コンサートにサプライズゲストで陽水が出て「雨が空から降れば」をうたう"秘蔵映像"につられて、笑。そのステージで「長い間ご苦労様でした」「いやいやまだ終わらないから」というやり取りも可笑しかったです。
『熱唱!昭和フォーク』という"ブラザーズ5"の番組でしたが、小室さんは「死んだ男の残したものは」も熱唱されてしみじみ聴きました。
CD探してみます。

最初は、短い!と思った今度のtourですが、たしかに「集中できる、丁度いい」ですね!

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