井上陽水コンサート2016秋「UNI TED COVER2」
ホクト文化ホール (長野県長野市)
2016年11月13日(日) 17:30 開演 晴れて暖か
ミスコンテスト
カナリア
Make-up Shadow
闇夜の国から
移動電話
黄昏のビギン 以下5曲「UNITED COVER 2」
リンゴ
女神 オリジナル NHK「ブラタモリ」オープニングテーマ
瞬き オリジナル NHK「ブラタモリ」エンディングテーマ
あの素晴しい愛をもう一度
休憩15分
Knockin' on Heavens' Door(Bob Dylan) ギター3人で
Just Fit 同上
少年時代
最後のニュース
愛されてばかりいると
バレリーナ
My House
氷の世界
海へ来なさい
アンコール
渚にまつわるエトセトラ
夢の中へ
夏の終りのハーモニー
22曲
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:fasun
ホクト文化ホール(長野県文)には何回か来た。いつかの帰り道の話し声、「ここはあまり盛り上がらないね」「長野市は都会だからな」そんなものなのかと思っていた。
ところがどうしたことだろう。「氷の世界」で前方が立つとざーっと一階ほとんど総立ち!そのまま「海へ来なさい」を聴く人も多かった。
アンコール、ステージにみなさんが出ると迎えるように立ち上がる。もちろんそのまま最後まで!
最初から陽水とメンバーの気合いは感じられたが、「氷の世界」で沸騰するスイッチはその前の「My House」にあったとわたしは思う。
青い照明の乱舞の効果もあったかもしれないが、何かが降りてきたようにギターを弾いて唄う陽水に、わたしはほとんどあっけにとられていた。“ナイフパイプ セロハンテープ"とかを聴いて感動しそう(^。^)わーっと叫びそう。
叫ぶ代わりの「氷の世界」スタンディング。少なくともわたしはそんな感じ、そんな流れだった。
11月14日追記
コメントにいただいているように、大きな月が夕空を飾っていた。晴れて暖かく、いい日和に「神はまだ我を見捨てなかった……」と陽水がこのツアーの初日に言っていたことを思い出し、神か誰かに確かに祝福されているように思う。
「長野県は野菜の消費量が日本一だそうで…」「健康の方向にあやかろうと」などのご当地話から散歩の話。デトックス・スムージーの言い間違えで笑いを取る。寒くなってもお散歩続けてくださいね。どんどん歩けばすぐ温まります。そうそうご当地といえば「井上陽水と…」に続くチーム名は長野に因んだものだったようだが聞き漏らした。
最終公演です、という挨拶はあったが、プログラムはいつものように若干入れ替えながら進む。「そうとう懐かしい曲」と陽水が言うだけで拍手だった「闇夜の国から」昔からのファンが多いんですね。続く「移動電話」も嬉しい。
最終日の「UNITED COVER2」からのカバー曲は「黄昏のビギン」「リンゴ」「あの素晴しい愛をもう一度」でしたね。
休憩明けには「ツアー中で一番評判のいいのがこの休憩で、次は3、4回に増やそうか」なんて言って笑わせる。そしてボブ・ディランへ。
10月3日桑名公演からの三人のギターの競演と、10月12日東京公演からの「天国への扉」はこのツアーの聞きどころ(私見です)、原詩の翻訳付きになってからは尚更。
「名曲はいろんな聞き方ができる。今の状況にフィットしてるなあと聴いている」というふうなコメント。考えさせられます。
休憩の導入もそうだが次々と新しい企画を思いついて?披露してくれたのですね陽水は。だから全く飽きることはなかった。
席が遠いので今堀さんのギター姿が見えないのが残念な「Just fit」も終わり、仕切り直しての次の曲は、まさかの「少年時代」このツアーで初めてではないか?しみじみと聴く。
「少年時代」や「リバーサイドホテル」の有名曲があまり演奏されなかったこと、それもこのUC2ツアーの特徴ではないでしょうか。わたしはどちらかというと、それを、そして、にも拘わらずこんなに支持されることを喜ぶほうです。
その久々の「少年時代」の紹介は「ぼくにとっては懐かしい曲」と。
力のこもった「最後のニュース」は会場をずっと見渡しながら。訴えるように。終わっての拍手はとても大きく長かった。コーラスが新鮮で力強く感じたのはこの曲だったか…記憶がおぼろ。
そして流れはクライマックスに向かうわけで。並んだ曲たちを眺めるとため息が出る。最初に書いた情景がよみがえる。長野に来てよかった!
最後の「夏の終りの…」への歓声を聞きながら密かにガッツポーズ。ひとつはもちろんツアーの成功と無事終了を祝って。もうひとつは、きっとまたライブがある!という確信^_^ だってみんながこんなに喜んで支持していたら、やめられないでしょう?
というわけでこう書いておきます。 See you soon.
井上陽水さま メンバーのみなさま 見えない大勢のスタッフのみなさま
お疲れさまでした。ありがとうございました。
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