井上陽水コンサート2017秋“Good Luck!”
2017年11月6日(月)18:30開演
仙台サンプラザホール(宮城県仙台市)
この頃、妙だ
Pi Po Pa
フィクション (以上3曲は短いメドレー)
青空、ひとりきり
Make-up Shadow
移動電話
なぜか上海
限りない欲望
ワインレッドの心
女神
瞬き
休憩15分
帰れない二人
神無月にかこまれて
Just Fit (3曲弾き語りwith Imahori & Osada,and with three acoustic guitars)
コーヒー・ルンバ
とまどうペリカン
めぐり逢い
夜のバス
氷の世界
少年時代
アンコール
アジアの純真
夢の中へ
夏の終りのハーモニー
23曲
ky & pf:小島良喜 bs:美久月千晴 ds:山木秀夫 gu:今堀恒雄 gu:長田進
cho:Lyn cho:佐々木詩織
雲ひとつない快晴の仙台市。ケヤキの落ち葉の香り。
陽水は、空気がキリッと清々しいと。
舞台替えの間の歌は「大漁節」(?) 民謡です。正確な曲名はわかりません。
さようなら の時、大きな歓声、呼びかける声。別れを惜しむ宮城のみなさんでした。
(11/7追記)
仙台は2年ぶりとか。ご挨拶の時に、ちょうど今ごろの季節でこの独特な形状の会場はよく憶えていると。聴くほうにとっても、座席が半円形に並んでいて、どこからでもステージが見やすいホールです。席は探しにくいけど(笑)
定員2,000人あまりのところに、立ち見の人々が、もしかしたら3階まで…。
「なぜか上海」に驚いて喜んで。大げさにいうと、九州で聴くものという固定観念をあっさり壊された。とても新鮮。たしかに、例えば「青葉城恋唄」を鹿児島でも聴くだろうし、むしろ旅情が湧く。いつか海のない長野で聴きたい。
マイクをはずして持ち、ステージを歩きながら唄う。会場がそんなだから、誰しも向き合って聴ける。2階も3階も。
♩海を越えたらそこが上海 ♩ どんな未来も楽しんでおくれ〜
わくわくしました。どうして思いつくのだろう。この曲をこんなふうに演出するなんて!
椅子に座って「女神」の前に、『ブラタモリ』つながりでタモリさんの話題。同郷でタモリさんが三つ年上で先輩なのだが、東京で名が売れたというか、それは自分が先なので、こちらが先輩?と微妙、というふうな前置きがあって、最近タモリさんとランチをしたときの話になる。
先日のラジオでも聞いた鳥の話だが、きっかけは陽水の泊まるはずのホテルの部屋の前客が外国人だったというところから話が転がってゆく。
面白すぎて詳しくは書けないが、長い話を大胆に省略すると、悪がしこいカラスやああ見えて気の強いインコの集団も鷹が来るとしーんと鎮まる、のだそうです。
「陽水も鷹のように一声で場が鎮まるように頑張れ」と言われたとか。
そこで思ったそうです。"やっぱりタモリさんが「先輩」だ"
続いてたんですね、さっきのどちらが先輩?問題と。妙に納得しました。
(でも、よう飼いきらんと放たれたインコたちが自衛集団組んでるって…?笑)
「神無月にかこまれて」の復活も喜ばしい。みなさん心配していたものね。
「先の「なぜか上海」が九州だけというのはよくないと思った。この曲もクリスマスとか正月とかはまずいかもしれないが、相応しい季節なら……」(引用は全く不正確です。すみません)
「Just Fit」の前では「沢田研二に依頼されたアルバムの曲」と、"タイトル先"の話。前回の「背中まで45分」などは、内容もほぼ予想してのタイトルのような気がする。「Just Fit」はどうなのだろうか。
「氷の世界」ではあちこちでパラパラと立つ。隣の男性(若め)は立ちたいのか場内を見渡しているうちに曲が終わった。大きな歓声、拍手。
アンコールが天に向かう曲で終わった時の歓声も、高い天井を抜けるようだった。
初めて仙台を訪れた時、川がいくつもあるんだなと思った。全部同じ広瀬川なんですね!くねくねと曲がって流れている。町を巡るバスに乗った時運転手さんが、「今渡るのは6回目の広瀬川です」などと言っていた。