井上陽水コンサート2018 ROCK PICNIC
2018年7月3日(火)18:30開演
Zepp DiverCity Tokyo 2nd
Rock Picnic 最終回の会場はコンクリートと金属の暗い大きな箱。
若者が集うこのライブハウスにパイプ椅子が並んで、青春から遠い私たちがいる。
でも、私たち、tourが始まった頃よりここに馴染んでいるのではないか?
気付くと若者の姿も増えているみたいだ。
東京のお澄ましした大ホールでは聞けなかった、騒がしいと言えるほどの歓声と拍手。
アンコール終わって陽水がさようならと去ってもアンコールを求める拍手。
会場の灯りは冷たく点いてしまったが。
何かが変わった。私たちは、確実に、元気になっている。
わたしはそう思います。
アジアの純真
女神
Make−up Shadow
映画に行こう
My House
瞬き
東へ西へ (利尻ver.)
帰れない二人
感謝知らずの女
Just Fit
少年時代
care
夜のバス
最後のニュース
傘がない
アンコール
氷の世界
夢の中へ
17曲
ky & pf:小島良喜 bs:なかむらしょーこ ds:張替智広 gu:田口慎二
(7月4日追記)
惰眠を貪っていた間に、素晴らしいコメントを頂いています。
以前の「今日も井上陽水」に、いつも簡潔な文章で行き届いたレビューを寄せてくださった方、いつのまにかパパになられて。今回のtourの魅力を相変わらず巧みにまとめられて、わたしも全く同感です。「長い坂の絵の…」については今後もっと勉強します。そしてduo仲間の(笑)方からも。
ありがとうございます!
もうわたしが書いても蛇足に過ぎない。実はわたしの理想はこんな「場」の提供なんですが。
というわけで、どうぞコメント優先でお読みくださいませ。
それから、もう最終回のレポートをネットで読めます。そういえばカメラが入っていたっけ。ハンドカメラでしたが。ですからネットでは読めない細かなことを書きます。
http://rooftop.cc/extra_issue/2018/07/04175434.phphttps://natalie.mu/music/news/2896751曲目は昨日と変わって「アジアの純真」イントロから手を叩く音が聞こえて次第に多くなる。どこかのホールでじれったい思いをしたのはたった1ヶ月半前のこと。今日はうきうきとと手をたたく。
もっと後で「瞬き」のときに「みなさんはもう忘れているでしょうけれど」と陽水がほとんど必ず言う。「2曲目は「女神」で『ブラタモリ』のオープニング曲なんです」と。
3曲終わってご挨拶。ライブハウスや滅多に行かないところtourであったこと、二人を除いた若い三人はライブハウス巡りをしてお願いしたことなどを話し、「その一人のベースから」としょーこさんのウッドベースで「映画に行こう」。陽水の深い声とゆらぎをたっぷり味わえる好きな曲。
たぶん背より高い細みのかっこいいウッドベースです。昨日は田口さんのギターで長いイントロだったような…。毎回何かが違う。リピーター冥利といいますか、こんなことがいっぱいあったこのtourでした。
「瞬き」では田口さんのギターも聴きどころとどこかで書いたが、今日は、あ、昨日かな?小島さんのピアノだったり。
頂いたコメントによると7歳の坊やのお気に入りは「My House」だそうで、わたしと気が合うかも(^。^)坊やにきいてみたい、わからん ム って何?(^^)
陽水を聞く年齢幅はまた広がりましたね。
椅子に座ってトークと3曲。昨日は結詞があったが、この予定外にも途中から控えめにギターが入ってましたっけ。
利尻島の公民館でもライブをした話。そのつながりで「東へ西へ」はその利尻島で唄ったもの。(内容はネットのレビューを参照)
休憩後というか二部というべきか、後半も聞き手の熱は冷たいドリンクにも冷めず、迎える拍手。
席は昨日がK列角度左30度と最高の位置。今日もその鋭角の先へ少し進んでおまけに隣がノリの良い女性。どんなに熱心に聴いても大丈夫とばかり、「Just Fit」も乗り出して聴く。ギターとのセッション、ベースとのセッション。特にベースのしょーこさんにみなさん拍手)^^)(ネットのレビューに写真あり)
「少年時代」はジャズ風でこちらは主にピアノ小島さんと、でしょうか。「正調」に負けない歓迎ぶり(喜)微妙な"間"もそれなりに楽しい。この「ジャズ風」も毎回変わって楽しみのひとつだった。
ご本人がまだCMを見ていないとか話す途中でもう拍手が起きた「care」待たれてましたね。軽快な明かるい曲。
壮大なと何度も書いてる「夜のバス」この晴れ姿、応援団の方にはさぞかし。
名演ばかりの今宵。でもここからはなお、書くのもドキドキする。
陽水のギターが大きく鳴って「最後のニュース」
この迫力、まるで大画面を見ているように、映し出されるイマジネーション。長い数分間で力尽き(聴く側が)、終わるやいなや、もうギターを抱えなおす陽水。
「傘がない」
声の限りに、堂々と。会場は押しつぶされて息もつけず。
呆然としながらも、思う。
今日のこの歌に、若い時の恋の切なさは感じない。何か大きなことを伝えているようだ。わたし達に。
間もなくアンコールの拍手に応えて、真っ先に戻って来た陽水は、あかいシャツ姿でにこやかな笑顔。さっきの気迫は何処へやら。duo仲間の方のコメント「Power Up」の一言を思うのみ。
(「Power Down」そういえばこのtourの初期に演奏されてましたっけ。はるか昔のようです)
「急に立つとめまいとかするから…」といつものように言う陽水のことばも待たずスタンディング。
最終回の今日、「見えないスタッフに…」と言い終わらぬうちに大きな拍手。阿吽の呼吸でZepp divercity。最後は無理なtourに付き合ってくれたミュージシャン達に、「夢の中へ」へ向かいつつ拍手また拍手。大騒ぎで唄って跳ねて手を振って。
陽水もメンバーのみなさんも嬉しそうに、残念そうに、手を振ってさようならなのでした。
このROCK PICNIC に関わった皆様に心からお礼申し上げます。