今日も井上陽水(忍)

井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。

   
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井上陽水氷の世界ツアー2014 11/20沖縄2nd

井上陽水氷の世界ツアー2014
沖縄コンベンション劇場  沖縄県宜野湾市
2014年11月20日(木)  19:00開演 晴れ

     4月から始まったこのツアー、「旅」としては今日が最後です。この地で終われることが嬉しい、指笛もよろしく。
    このような挨拶に会場はさながら指笛大会。陽水もミュージシャンたちもトライしたが、予選通過さえ難しそう^_^

       今夜のアンコールは一階はみんな立ったまま聴いた。二階三階で立つ方も!
      そのまま、さようなら へ。笑いながら、踊りながら、指笛を真似しながら、去って行くアーティスト達に惜しみない拍手が送られていた。
   
      「東京から離れるほど感じるものがある」うたい終わって、ふとつぶやくように言った「心もよう」が大きく心に残った。

(詳しくは後日、多分)

    
01.ジェラシー
02.感謝知らずの女
03.Make-up Shadow
04.あかずの踏切リ
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ

17.リバーサイドホテル
18.ジェニー My love
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
21.海へ来なさい
アンコール

22.アジアの純真
23.夢の中へ
24.少年時代
25.いっそセレナーデ


      おまけ
       「ハイ それまでョ」植木等
        「You've got a friend」キャロル キング


Piano & keyboards :小島良喜   Base:美久月千春    Drums:野崎真助    Guitar:今堀恒雄Guitar:長田進    Chorus & Synthesizer:澤田かおり    Chorus & Percussion:Lyn


    
(11月24日追記)

     去り難い沖縄から日常にもどってもう3日たつ。記憶をさぐろうと『氷の世界』を聴く。このツアーのライブ版ではなくオリジナルのほう。
  「桜三月散歩道」のセリフを「泣きながらうたってます」と陽水が言っていたから(笑)。語りはいまのほうがお上手です(^O^)

  沖縄の返還に触れたのは1日目の19日だったか。1972年と。『氷の世界』発売が1973年、大変な時期に聴いていただいてありがとうと。大きな拍手だったから沖縄でも販売はあったのでしょうか。たしか返還以前は来るのにパスポートが要ったのではなかったかな。陽水の初めての沖縄ライブはいつだったのだろうか。考えは遠くもっと過去に及ぶ。

  オリジナルといってもCDで、聴くとツルッとしている。Liveとはやはり違う。沖縄の2日間の重みを改めて思う。ありがたいことです。

  「帰れない二人」の創作について、RCサクセションと忌野清志郎の話。ネーミングがふざけているので、アンドレカンドレの自分は親近感をもったと。
  ”ふざけている”つながりで植木等が出たのだったか。シャボン玉ホリデーが放送されていなかったとしても、「ハイそれまでョ」は流れただろう。あまりふざけることが許されなかった頃のふざけていた例としての話と歌。

  ”ふざけている”のを好む価値観が陽水にはあるのかもしれない、あるいは若い頃だけ?ビートルズだって、音楽面ではわからないが、言動が、いうなればふざけていたもの。

  さて、CDでもライブでも「氷の世界」の登場が早いのに驚く。もう?って毎回思う。真打がこんなに早く出るのか・・・と。しかし、そのあとの「白い一日」への道は素晴らしい。で、ここでよかったんだなと思うわけです。「自己嫌悪」に続くのも自然ですよね。ついでに書くとこの歌いだし、19日は印刷されてる歌詞、20日はオリジナルの歌詞だった。なんと自由な!

  乱暴にいえばこのアルバム、「あかずの踏切り」「氷の世界」「おやすみ」の3曲があればコンセプトとしてはいいのかもしれない。でも他の曲がないと情緒的なニュアンスが伝わらない。隙間を様々な色の大小の石が埋めている。「白い一日」もこの曲のファンとしては大事な小石だと思う。”カレーあと”の「待ちぼうけ」や「Fun」もね。

  松本のコンサートの帰りだったか、30代らしいカップルが「氷の世界ってやばいよね」と話していた。「ヤバイ」っていまは褒め言葉らしいけど、どうもそういう意味ではなさそうな感じ。
  「自己嫌悪」のことを陽水が「いまでは録音してもらえないだろう」みたいなことを言っているが「氷の世界」はどうなのだろうか。

  この「氷の世界ツアー」で聴くまでは、速いテンポと賑やかな楽器の音に、つい華やかな盛り上がる曲と思っていた。何回もこの詞を聴いて怖くなった。フツーではない。この詞をこの曲でこのアレンジで世に出したところに勝利があったのか。いまさら何をと年期入りのファンの方には笑われるだろう。すみません、そのころはよそ見をしておりまして(笑)

  アルバム『氷の世界』についての番組で問われて陽水が「人間の不条理」と答えていたように思う。説明はしにくいが真意なのだろう。
  そして、”ふざけている”ことと不条理とはつながっているんじゃないかな。

  ちょっとライブに戻ろう。
  曲作りの話で、ピアノを聞きながら・・・と言いかけると小島さんが(うち合わせなしに)ピアノを弾く。それに陽水が詞をつけてうたう。どんなうたか忘れたが、そんなふうにしてできたのが「少年時代」だそうです。「少年時代」って”ピアノ先”でできたんですね。


  いま11月24日の夕方6時前。もう真っ暗です。沖縄に行く前に日没時刻を調べたら午後5時40分ごろとのこと。いまもまだ明るいでしょうね。
  7年前に東シナ海に沈む夕日を見ようとビーチでねばったが、午後7時の開演時に太陽はまだずっと上のほうにいて果たせず。
  こんどこそと時刻に待ったのだが、方角が変わっていて海には落ちない、残念!次こそ!
  

  

  

  

  


  
  

  

  
  

井上陽水氷の世界ツアー2014 11/19 沖縄

井上陽水氷の世界ツアー2014
沖縄コンベンション劇場  沖縄県宜野湾市
2014年11月19日(水) 19:00 開演  晴れ


     7年ぶりの沖縄は何といっても指笛が楽しみとの陽水のリクエストに
      たくさんの指笛が飛び交って。
01.ジェラシー
02.感謝知らずの女
03.Make-up Shadow

04.あかずの踏切リ
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ

17.リバーサイドホテル
18.ジェニー My Love
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
21.海へ来なさい
アンコール

22.アジアの純真
23.夢の中へ
24.少年時代
25.いっそセレナーデ

Piano & keyboards :小島良喜   Base:美久月千春    Drums:野崎真助    Guitar:今堀恒雄   Guitar:長田進    Chorus & Synthesizer:澤田かおり    Chorus & Percussion:Lyn




(11月20日追記)

     バンドが揃って長いイントロが続き、陽水登場、拍手!「ジェラシー」とわかってまた拍手。

    一目でわかる緑色で四方に開く屋根を持つユニークな姿の4つ?の棟を主とするコンベンションセンター。7年前は展示棟という平面のホールで、沖縄の方達に囲まれて聴いたライヴは気のせいか陽水の孤独感のようなものが感じられて記憶に残っている。

    今度は優雅で3階まである劇場棟。陽水にも孤独感はない。だって「氷の世界」ツアーだものね。観客はみんな昔からの知り合いのようなもの(^ ^)

    「氷の世界」の部に入ると説明や面白いエピソードが語られるが、今夜もコンサートはあるので省略して、一つ二つ追加しておく。

     「タイトルはないがイントロがある高校生の時初めてつくったうた」
        (長いので勝手に「かばんのうた」とよばせてもらってます)

    「カンドレ・マンドレ」    アンドレカンドレ 名義  シングルあり
      ラジオ局に持って行って聞いてもらった曲がこの曲!つまりデビューのキッカケ。

      この2曲を弾き語りで!カンドレ…の方は省略形で。      

     今日の新聞によると昨日19日に、先日亡くなった高倉健さんのお別れ会があったそうだ。知ってか知らずか陽水は、アンコールの「少年時代」を高倉健に捧げたのだった。
      CMに使われたことに対して、面識はないが、同郷の後輩を気にかけてくれたのでしょうと述べて。

井上陽水 氷の世界ツアー2014 11/14松本

井上陽水 氷の世界ツアー2014
まつもと市民芸術館 主ホール 長野県松本市
2014年11月14日(金) 18:30開演  雲多いが晴れ
    
 
セットリスト

01.映画に行こう
02.感謝知らずの女
03.Make-up Shadow

04.あかずの踏切り
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ

17.リバーサイド ホテル
18.クレイジー ラブ
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
21.招待状のないショー

アンコール
22.アジアの純真
23.夢の中へ
24.少年時代
25.眠りにさそわれ

Piano & Keyboad:小島良喜  Base:美久月千春  Drums:野崎真助  Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進   Chorus & Synthesizer:澤田かおり  Chorus & Percussion:Lyn 


  (11月18日追記)

  関西から松本へ行くのは初めてす。山に分け入っていく感じ。山肌を彩る紅葉がまさに”織る錦”状態に見とれた。
  名古屋から約2時間(中央西線というらしい)と意外に近い。昔北アルプスに関西弁が飛び交っていた理由がやっと納得。

  駅に着いて左方面の大きなガラスに駆け寄る。北アルプスの展望が名入りで見られるはずだが、薄く曇っていた。お城口からの美ヶ原高原方面はまだ紅葉が残る色合いでよく見える。山あり川ありお城あり。松本は美しい町。

  まつもと市民芸術館は伊藤豊雄設計の馬蹄型ホール。大きな水玉模様の外観は、道路に面しているので写真に撮りにくいが、内観も大きな階段、広いロビー、レストランも素敵。
  素敵なのだけれど今回、馬蹄のいちばん膨らんだ右手の席で行き方出方がわからなくて館内迷子状態だった。慣れればいいのでしょうけれど。

  場内が暗くなるとミュージシャンと一息遅れて陽水登場。拍手拍手。
  
  「映画に行こう」 素晴らしかった!太くて固い低音が響く。この1曲目にうっとり♪

  3曲終わってご挨拶。話しながら着ていたジャケットを脱ぎ、「ちょっと待ってね」とうしろに置いてギーターを持つ。

  『氷の世界』40年前の発売時熱心に聴いてくれた方も、に大きい拍手。「今日は曲順どおりに」おー!とまた拍手。陽水今日はなぜか噛み気味。寒いからでしょうか。そのうちなめらかになったが。

  『氷の世界』の部では説明やエピソードがある。「最初の3曲はつながっている」から始まって、素朴な三拍子の話となり、二拍子や一拍子(ドーンドーンと太鼓)の例も。これらは音楽というよりスピリチュアルで、日常的に楽しむのはこのワルツからとのこと。

  陽水はいつものように上機嫌だがこの日はミュージシャンもなんだかご機嫌。陽水の♪はるこうろうの~に合わせて野崎真助さんが太鼓の音を鳴らしたり♪ドーン♪ドーン。陽水がヒューっと口笛を吹くと、小島さんがピアノで真似たり。その度に笑いが湧いて会場は温かな雰囲気になって来る。

  ところでわたしはたまにメモをとるのだが(殆どは読めない)札幌のときのノートの1頁に一行「みちころの石」と書いてあって、(みちの石ころ だったろうけどー笑)しばらく見つめて考えたがどんな話か思い出せない。さぞ深い話だったのだろうに。
  さて松本、三拍子の例として「ぞうさん」をうたい(拍手!)この「かあさんもながいのよ」に「そうかあ」と思う年齢になった。河原の石にも宇宙を・・・」ははあ「みちころの石」判明(^O^)やはり深いお話しでありました。(引用は全て聞き間違いあります)

  興奮を呼んだ「氷の世界」のあとは椅子に座ってまずはMC。今日の失敗話は最近空耳が多くてと。
  「先日スタッフと車で駐車場に入ったとき、駐車料のキカイが”セイアクセツの方は”と言っている。自分は性悪説だがどうせよというのかと困ったが、”ケイヤクシャの方は”だった。笑笑

  あとのほうで北見の失敗話も。5時の約束間近にメールとか着るものとかテレビどうしようとかいろいろ立て込んで、急いでロビーに降りると手にリモコンを持っていた!そのリモコンはフロントに預けたそうです(なんと言ったのでしょうー笑)

  伝えたいことが山ほどあるが時間に限りがあってと言う陽水は、それでも沢山話してくれた。ここにはとても書ききれない。
  父上と母上、受験生からミュージシャンへの人生、清志郎&RCとの出会い、こんな性格です、そして何より『氷の世界』にまつわることども。いろいろわたしたちに伝わった気がする。

  「心もよう」のときのバック、家のような形の中が赤くみえて、手紙を書いているのか読んでいるのか想像をかきたてた。

  話すときは笑顔でひとり急に笑ったりと陽気なのに、「心もよう」や「おやすみ」や「とまどうペリカン」ではこちらが泣きそうになるような感情がこもっていた。

  そうそう大笑いしたことを書いておく。清志郎さんと「帰れない二人」をつくった話をしていて、陽水のマンション、こたつのある部屋、一節づつかわるがわる詩も曲も一挙になどと目に見えるように話したあとで「これ全部僕の作り話かもしれない」
  これにはミュージシャンも大笑い。わたしもえーー!と。イメージは完璧に出来上がっているのに、カレーの匂いまでしているのに。

  陽気な気分は最後まで続いていた。さようならもみんなで両手を広げて挨拶したり、いつも控えめな方も。それをみなさんが笑ったりととても楽しい雰囲気のコンサート。

  アンコールはわたしたち上の段も立っていた。陽水は高い高い上を見上げて「いやーほんとに上の方も~」と手を降って。何階でしょうか、凄く高かった。

  でも「招待状のないショー」はよく届いたことだろう。



  

  

  

  

  



  


  
 
  

井上陽水氷の世界ツアー2014 11/9札幌

井上陽水氷の世界ツアー2014
ニトリ文化ホール  北海道札幌市
2014年11月9日(日) 17:30 開演  晴れ  

      ほんとは札幌より稚内に行きたかったなんて冗談を言う陽水はまるでホームグランドに帰ったみたい。
     アンコール「夢の中へ」の途中、後ろの高くなった辺りの席からみると陽水の姿が消えた。あれ?ここにドブはないだろうに(笑い)と隙間から覗くとステージから飛び降りて一列目の前で手を叩きながら歩いていたのだった。いいなあ前の人たち。あー羨まし!


  Wi-Fi不調につき、とりあえずセットリストです。
01.ジェラシー
02.感謝知らずの女
03.Make-up Shadow

04.あかずの踏み切リ
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ

17.リバーサイドホテル
18.ジェニー My love
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
21.海へ来なさい
アンコール

22.アジアの純真
23.夢の中へ
24.少年時代
25.いっそセレナーデ


Piano & keyboards :小島良喜   Base:美久月千春    Drums:野崎真助    Guitar:今堀恒雄    Guitar:長田進    Chorus & Synthesizer:澤田かおり    Chorus & Percussion:Lyn


  (11月13日追記)

  陽水は黒っぽいジャケット姿だが3曲終わると脱ぐ。コーラスの女性お二人はこの日は赤と黒のワンピース。

  二日前に立冬、本格的に冬になったと陽水が言う。どうも早く冬になって欲しかったらしい。というのは、こんなふうに挨拶で言っていたから。(聞き間違えあります)
  「4月からこのツアーをやっているが、北海道は11月と決めていた。なぜなら氷の世界ツアーだから、初夏より冬がいいと」「ほんとにしばれる1、2月にしたかったが、あまりに無謀と止められた」(「しばれる」なんて、よくご存知で)

  『氷の世界』13曲をレコードのとおりに・・・には熱心な拍手。昔からのファンが多いのね。
  このタイトルのアルバムを北海道でうたえて幸せとヨイショ(笑い)もあって、どういう流れからだったか、作曲講座。
  今日は”ピアノ先”。小島さんに適当に弾いてと依頼(打ち合わせはしてませんと観客に)まずメジャーで、次にマイナーでと。
  ”さっぽろに二日前・・・” とメモをしたのに、いざ歌いだすと
  ”♪中標津から札幌へ~” と変わってて、陽水ずるーい と抗議したわたし(笑い)
   最後のほうは多分 ♪それほどそれほど寒くない♪

  さてこんな話をしていても、すーっと「白い一日」へ行く。歓迎の拍手。
  
  次の「自己嫌悪」はこのところ原曲どおりの歌詞。「FUN」では自分もファンである人がひとりふたりいる。何をしてもかっこよく見えると。男性でしょうか。女性でしょうか?
  「小春おばさん」の前の結婚すると~の話、札幌での意味はわたしにはよくわからなかった。モデルである父上の妹さんは控えめな方だったのでいっそう”ふびん”に思えたのかもと。これには納得。
  
  「おやすみ」
  あやとりって女の子の遊びですよね。この北海道ツアーの途中でお会いした熱心なファンの方が、陽水さんの人格や作品には姉妹の中で育ったことが影響してると思うと言っておられた。そうかもしれません。
  うたい出しの”あーやとりいとが”っていいですよね。この歌詞は1番2番は別れた?恋人に向けているようにみえるが、3番はこのアルバム作成が終わっての気持ちのように思う。正確には終わったときを想像して?
  自信はあっただろうし、意気込んだ楽しい共同作業でもあっただろう。でも不安と相当な覚悟もあったのではないだろうか。制作に関するテレビ番組(DVDにもなった)を見たらそう思う。
  全て終わって結果を待つしかない。そんなときどんなに「深く眠って」しまいたいだろう。

  わたしたちは結果を知っている。店頭に並べる暇もなく、ダンボールから奪うように買われて行ったという印象的な目撃証言をその番組で観たから。

  『氷の世界』の最後にこんなにふさわしい曲はない。

  終わって5曲。アンコール4曲。もう書いている時間がない。

  冒頭に書いたの訂正。どうも陽水は客席に降りたのではなく、オケピまで降りたのだったらしい。みんな立っているし後ろの席からはわからなかった。
  一列目の人はハイタッチぐらいしたのかしら?なんて妄想して歯ぎしりをしていたのですが(笑い)

  

  
  

  

  


  
  
  

  
  

井上陽水 氷の世界ツアー2014 11/7 中標津

井上陽水氷の世界ツアー2014
中標津町総合文化会館  しるべっとホール(北海道)
2014年11月7日  18:30開演   晴れ

    寒い!と言える日がやっと来て喜んでいる内地人のわたし。いままで着ぶくれて汗をかいてて恥ずかしかったから。とはいえ透明な空が美しい陽水日和!
    中標津!今ツアーで最も来たかった土地。標茶から1時間半のバス道中も楽しんだ。
    
    陽水は挨拶で、9年前の北海道ツアーの時に最初に着いたのが中標津空港で、そこから根室に向かった風景が忘れられないと、ここでのコンサートの喜びを述べていた。

     当然みなさんは大歓迎。最後まで笑って拍手して立って歌って名を呼んで、別れがたい中標津でありました。

     とりあえずセットリストです。
01.ジェラシー
02.感謝知らずの女
03.Make-up Shadow
04.あかずの踏み切リ
05.はじまり
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう
12.待ちぼうけ
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル
18.ジェニー My love
19.愛されてばかりいると
20.とまどうペリカン
21.海へ来なさい
アンコール
22.アジアの純真
23.夢の中へ
24.少年時代
25.いっそセレナーデ
Piano & keyboards :小島良喜   Base:美久月千春    Drums:野崎真助    Guitar:今堀恒雄    Guitar:長田進    Chorus & Synthesizer:澤田かおり    Chorus & Percussion:Lyn
    (2014年11月8日追記)

    9年前の根室、北見、旭川?、稚内のツアーは陽水の長いツアー歴の中でもよほど印象的だったようで、地名を指を折りながら言うと、稚内のところでほうーと驚きの声。
    
    始まりはバンド演奏から。途中で陽水登場に拍手。黒っぽいジャケット姿。「ジェラシー」
最初の3曲終わるとジャケットは脱がれてしまう。場内は暑いです。

    しるべっとホールは中の壁に木をつかっていてロビーにはソファもありなかなかのホール。席は最後尾のR列。それほど遠くないし見やすい角度だったので、MCにも相づちを打ちながら楽しむ。当然ステージからは闇のカタマリでしょうけどね(笑)
     後ろに立ち見の方たちがいるのでアンコールで立つのを躊躇うが結局みんなに合わせて立つ。最後尾からの眺めは壮観でした。

    そうそう、挨拶で、今日はトウリツ?リットウ?なんてきいて。11月7日、立冬だったんですね。「ついに冬が来た」

    『氷の世界』の部に入ってからは、時々説明がある。「帰れない二人」では、忌野清志郎と一緒に作ったが、僕の気持ちとしては、ガールフレンドと公園にいるようなイメージだったと。多分一行づつ交互に作った気がするが定かでないとのことだが、察するに歌い出しは陽水が提示したみたいですよね。二行目を清志郎が返し三行目あーあああ に清志郎が、あ、ずるい と言ったのかどうか。様子が見えるような話ぶりだった。

     素朴な三拍子の曲の例、ぞうさん を力唱して大きな拍手。これは「チエちゃん」が今は作らない三拍子だから。

    このアルバムの特徴は一つ目は当時あまりなかった海外録音。ロンドンに行った話。
    コンサートの開演前にバックに映像が映されるが、ロンドンらしい場所で小さな女の子たちとのシーンが微笑ましい。けっこう溶けこんでいたのね。

    二つ目の特徴、他人との共作。さっきの清志郎や詞があって曲をつけた話から、作り方講座、。
1。しせん   詩先 いう字かしら?
2。きょくせん  曲先  ?
3。ピアノせん   ピアノ線ちゃいますピアノ先。ピアノを適当に弾いてもらって、聴きながら創る。
4。カラせん   カラ先?     カラオケで間違えて知らない曲が出た時それに合わせて作っちゃう。これはどうも冗談ぽい。
5。実際はこれが 1 でしょうか。詩も曲も一緒につくる。「帰れないーーー」のように。

     「中標津のうた」
      詩先の例として即興。まず 詩 (聞き間違いあります)
          中標津の冬は意外にすごい
          でも海が近いからなかなかいいぞ

    で、ギター抱えて、(なんだっけ?  笑笑) 歌になったのでした。
   最後はこんな感じ     なかなかあ〜〜ーあいいぞ


       楽しかったですね。
      どの曲も心が伝わりました。個人的には「氷の世界」はゾクゾクしたし、「おやすみ」はいろいろ考えてしまった。今日の「FUN」は一味違って。
      ジェニー my love (ここにも固有名詞が)かなり好き。「愛されてーー」バブル時代、5時になるとおしゃれして速攻で帰った女の子を思い出す。ペリカン寒くて震えている?海は近いけど。「海へ来なさい」愛情たっぷり。幸せになりなさい  が心にしみる。

  

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