今日も井上陽水(忍)

井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。

   
カテゴリー「井上陽水 氷の世界ツアー2014」の記事一覧

井上陽水「氷の世界」ツアー 6/26熊本

  井上陽水 氷の世界ツアー2014 
  市民会館崇城大学ホール 熊本県熊本市
  2014年6月26日(木) 18:30開演   小雨 

01.Love    (John Lennon)   1970 
02.感謝知らずの女               「断絶」1972 
03.水瓶座の夜          「UNDER THE SUN」1993

04.あかずの踏切り        「氷の世界」1973
05.はじまり              ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう             同 B面
12.待ちぼうけ             ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ

17.リバーサイドホテル       「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love         「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると      「LION &PELICAN」1982  
20. 招待状のないショー                   「招待状のないショー 」1976 
アンコール
21.Happy Birthday                         「二色の独楽」1974
22.夢の中へ            「夢の中へ」1973(single)
23.少年時代            「ハンサムボーイ」1990
24.眠りにさそわれ            「二色の独楽 」1974    
 
       
Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 




     まったく驚いた。22回のスケジュールのうちあと3回を残すのみなのにますますパワーが増している。そして新鮮。さすがにMCは聞いた話が多いが、それはリピートするわたしが悪い。陽水は熊本で初めて聞くみなさんのために話しているのだから。
     新鮮とは、新たな感動を覚えたから。次第に集中する自分が、初ての時のようだった。

   席は一階の最後列でいわゆる機械席、PAさんの並びだ。たしか有料会員なのにと一瞬不満だが、まあ気楽でいいか。傾斜は足りないが角度が丁度良く、舞台が全部見える。
     音が合わさって音楽になる様を見て聴いていると本当に快い。そして陽水が、例えば「待ちぼうけ」を20代の姿で奏で「Fun」をいまの姿で唄う。期せずして劇にもなっているのだ。だからこのツアーにはMCが欠かせないのだろう。整理されて、あるいは脱線しつつ語る物語りを聞いて、笑いながらより深く知って楽しむ。

   「招待状のないショー」はこのツアーで初めてか。凄い!どこまでも届くだろう。ため息をついて聴く。
  あちこちの会場にいて、届いていることを感じる。今さらではないが、このツアーでは特に。
  陽水の唄う声は心に届く。
  



次は

 6月28日(土)福岡サンパレスホテル&ホール       1800   開演 

井上陽水 氷の世界ツアー 6/14前橋

  井上陽水 氷の世界ツアー2014 
  ベイシア文化ホール 群馬県前橋市
  2014年6月14日(土) 17:30開演   晴 暑い




01.Love    (John Lennon)   1970 
02.感謝知らずの女             「断絶」1972 
03.水瓶座の夜         「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り       「氷の世界」1973
05.はじまり              ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう             同 B面
12.待ちぼうけ             ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル      「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love        「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると     「LION &PELICAN」1982  
20. 海へ来なさい                       「スニーカーダンサー」1979

アンコール

21.Happy Birthday                     「二色の独楽」1974
22.夢の中へ             「夢の中へ」1973(single)
23.少年時代             「ハンサムボーイ」1990
24.いっそセレナーデ         「9.5カラット」1984   

   おまけ:「ぞうさん」「ヘイ・ポーラ」「たいくつ」「ニール・ヤングの曲」(ギター)     



Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 




   ”前橋は5年ぶりですが、次は5年後でなくもうちょっと近い時期に来たい”
   陽水にそんなふうに言わせた群馬のみなさまが羨ましい!

  (2014年6月17日追記)

    前橋は群馬県の県庁所在地だが場所は多分あまり知られていない。長野・上越両新幹線の高崎駅から在来線で来るという位置のせいか。落ち着いていて広い道路に緑も川もあり、河畔の遊歩道が素敵な町だ。
    風があるのでそれほど感じなかったが気温は32度だったとか陽水が挨拶で言っていた。最初からジャケットを脱いだ夏姿。縁もゆかりもない土地なのにこんなにたくさん集まっていただきありがたい。の言葉に拍手と歓声。陽水コールには女性の声もある。
    LPアルバム『氷の世界』の・・とこのツアーの趣旨を述べてレコードを買ってくれた方もこの中に・・・と続くと、驚くほど大きな拍手が起きる。「永いあいだありがとうございます」
    以前あちこちの会場で見かける熱心なファンの女性がいて、前橋の方と伺っていた。お若いのに亡くなったと風の便りに聞いたが、いつもぴしっと決めたファッションが似合う方だった。その方も大きな拍手を送っていることだろう。

    “メドレー”の3曲が終わり、「次はシンプルで素朴なワルツで ワン・ツー・スリー・・・
       ♪ぞうさん ぞうさん おはなが 長いのよ           みたいな」
    「ぞうさん」ではなくて「チエちゃん」でした。

    椅子が用意される間にもヨースイ!と声が飛ぶ。やおら椅子に座って「なんでしょうか」  笑・笑・笑

    「白い一日」の前はロンドン録音の話。
    ビートルズが好きだったが、ロンドンだからとすぐにアビー・ロード・スタジオでなく別の(名を言って)スタジオにするのは、群馬に来たらすぐこんにゃくを食べるとかしない性格だから。
    で、うたい終わって「群馬ってこんにゃく名産?」パチパチパチ。「でよかった?最近仕事中反省するんです」喜ばせておいて、「こんにゃく名産!アハハハ」と笑う。「やるねー、なかなかだよね」と。結局褒めているのか?(笑い)

  愛のうたの例として飛び出した「ヘイ ポーラ」 ♪Hey hey Paula I wanna・・・・・  (日本語でもヒットしてたっけ)
  「典型的な愛のうた」のあとに「ポーラとポールといたんだね」なんてとなりの友達に言うように話しかけたりする。このあとでも「ハートのエースが・・・ってあったね、キャンディーズ?」とか。今日の陽水はとてもご機嫌だ。

  ♪つめがのびている~どこまでも長く~ 「たいくつ」 で拍手を受けたりしながら、要するにハートが出てこない、ありきたりでない曲を作りたかったと。

   賑やかな会場もシーンとした瞬間もあって「これだけの人間がいて、5秒間シーンと」「責任者は誰だ!オレか」だって。
   ずいぶん前に、歌舞伎の大向うのようなタイミングのよい掛け声をほめていたことがあったが、なかなか難しい。わたしは小さな声も出せない。

    楽しかったことを書いているとキリがないが他会場では聞かなかった(と思う)ことを書いておこう。
    他の人と作った曲もある。「帰れない二人」「待ちぼうけ」は清志郎と作った。RCサクセションはメンバーの名前にまず「やるなあとアンドレ・カンドレは思ったのでしょうね」。忌野清志郎、リンコ・ワッショー、破廉ケンチ。字も説明されてアンドレさんの好みがよくわかりました。
    清志郎には自分が持ちかけて、渋谷区幡ヶ谷の陽水の部屋で(おや?テレビでは中野と聞いたような気が・・・)作った。「帰れない・・・」のイントロは、当時好きだったニール・ヤングの、タイトルは忘れたがとギターで弾いてみせる。
   リレーのようにかわるがわる作ったのかも。当時は曲はあっという間にできるものと思っていた。ビートルズのポールがストーンズに曲をと言われて即座に作ったというような話にあこがれていた。

    「小春おばさん」のモデルは高知の父方のおばさん。あまり会えなくて他人行儀になるので、子供心にふびんに思ったのでしょう。ちなみ名前がタイトルのもうひとつ「チエちゃん」もモデルがある。
    高知のおばさんに父の陰から「こんにちは」と恥ずかしげに挨拶する井上少年。高知で聞いたときは白い半袖開襟シャツに黒の半ズボン(と、当時はよんでいた)でズック(同左)の靴。脱いだ麦わら帽子を手に持っている姿を想像していた。が、この歌詞って、「風は北風・・・」で始まる。え?夏休みじゃないの?と戸惑うが、まあ作品はリアルとフィクションの混ぜ合わせでしょうからイメージを固定するのはやめよう。

    「Happy Birthday」が復活。6月生まれのみなさん、おめでとうございます♪

    「クレイジーラブ」がリストから消えたままだ。会場で偶然お会いしたAさんは「「愛されて・・・」「ジェニー・・・」に続くあの突き上げ感がいいのにと残念がっていた。たしかに、ダメ押しのあの一曲、あって欲しいです。 

    相模大野とはがらっと変わったこの日のコンサート。本当に何があるかわからないのがライブだと思う。

  (もうひとつ追加)
  前日の相模原でキョードー横浜からもらったチラシの中に澤田かおりさんのシングルCD『I'm home』の一枚があった。このツアーでわたしたちを魅了しているコーラスの方だ。 チラシによると、受賞歴も多く多才な方なのですね。
  7月3日(木)渋谷gee-ge でライブもあるようです。

   Kaori Sawada Official Web   
   I'm home
   Live&Pub Shibuya gee-ge
  


井上陽水オフィシャルサイト
『井上陽水ドキュメント「氷の世界」40年』 NHKBSプレミアムで2013年12月28日に放送    
オフシャルサイトの12月21日付のお知らせ
「氷の世界 40th Anniversary Sprcial Edition CD & DVD」

井上陽水うたのことば

 次は九州で最後の三場所 

6月26日(木) 市民会館崇城大学ホール    熊本県熊本市     開演 午後6時30分
6月28日(土) 福岡サンパレスホテル&ホール 福岡県福岡市    開演 午後6時00分
6月29日(日) 長崎ブリックホール         長崎県長崎市     開演 午後6時00分

井上陽水 氷の世界ツアー6/13神奈川

  井上陽水 氷の世界ツアー2014 
  相模女子大学グリーンホール 神奈川県相模原市
  2014年6月13日(金) 18:30開演  晴




01.Love (John Lennon)   1970
02.感謝知らずの女             「断絶」1972 
03.水瓶座の夜         「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り       「氷の世界」1973
05.はじまり              ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう             同 B面
12.待ちぼうけ             ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル      「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love        「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると     「LION &PELICAN」1982  
20. 海へ来なさい                       「スニーカーダンサー」1979

アンコール

21.嘘つきダイヤモンド           「嘘つきダイヤモンド」 1995(single)                       
22..夢の中へ             「夢の中へ」1973(single)
23.少年時代             「ハンサムボーイ」1990
24.眠りにさそわれ          「二色の独楽」1974        





Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 


   ここは元地元の馴染みのホール。少しの間に名前が変わっていたが。油断していてやっと手にしたチケットは2階最後列。こういう席は思い出に残る。 負け惜しみでなく実際そういうことになった。続きは明日。

(2014年6月15日記)   地元最高列で立つ快感の巻        (引用はすべて不正確です)
   公演は熱烈な拍手で始まったが、なぜか賑やかさがない。わたしの席まで聞こえなかったのかもしれないが。熱かった高知とはうって変った会場に途中で陽水から「こんなことを言うのはまとはずれですが、みなさんお静かですね」と言われてしまった。東京から神奈川からあるいは遠くから集まった今日の聴衆はたぶんシャイなんです。静かに耳を傾ける緊張で場内が張り詰めている。

  そんな空気にめげず(笑い)というか応えるように、すっきりとまとまったMCをはさみつつLiveは進む。
  ○○も△△も何もなかった40年前。ロンドン録音。飛行機はアンカレッジ経由で、窓から白人の労働者を見て驚いたなどなど。このツアーももう18回目、陽水も回を重ねることで思い出も細部にわたるのだろう。そうやってわたしたちをそのころに連れて行ってくれる。

  『氷の世界』の最初の3曲終わって、「この3曲はつながっていて。一生懸命つないだんでしょうね」。
  歌番組で”次の2曲はメドレーで”ってよく聞くけれど、アルバムでこの方法を採用するのは新たな挑戦だったらしい。技術的にもテープの時代ですものね。
  メドレーなので曲間の休止がないが、それでも「帰れない二人」のイントロに拍手が湧く。
  いまではこの単純さがいいというワルツの「チエちゃん」と「氷の世界」を挟んで、椅子に座っての「白い一日」が始まるとやはり拍手。その2曲とB面最初の「心もよう」を加えての3曲は、どの会場でも拍手で迎えられる。差し詰め人気ベスト3かとわたしは思っている。
  なければアルバムが成り立たない「氷の世界」だが、先輩たちの好きな曲ベスト3には入ってこない。思うにペットにするには大きすぎるのか。大きさも正体もはっきりわからない魔物のようだ。

  アンドレカンドレとRCサクセション話が楽しい「まちぼうけ」、セリフが入る「桜三月・・・」、当時人気者だったと「Fun」、モデルは父方のおばさんと「小春おばさん」と続いて「おやすみ」へ。
  
  陽水が「お疲れ様でした」と言ってくれるように、「氷の世界」13曲で少々疲れた身に続く3曲はありがたい。解放されるものね。
  「愛されてばかりいると」の前、
「バブル時代の女性に向けた曲・・・なのだけれど、でも自分に向かってくることもある。こんなに(と手を添えて)みなさんに、そしてバンドのメンバーに愛されてていいのか自分みたいな・・・」
と言いかけたが「いい話してるなー」とあとは濁して曲に行く。でもわたしも思ってましたよ。ご自分こそ愛されてばかりじゃないですか?と。

  トップバッターに返り咲いた「Love」アンコールの「嘘つきダイヤモンド」は都会的な選曲か。「嘘つき・・・」とてもうれしい。心がざわざわする。見渡すと立っている人もあるが、うーんこの場所で・・とうじうじしているうちに「夢の中へ」で隣の女性がすっくと立つ。もちろん同調する。結局2階の最後列みんな立っていた。後ろは壁だから気遣いはいらないし、前のほうより安全だ。眺めもいい。
  幸い列の端なのでみなさんが座った2曲も最後まで立って聴いた。闇の中で会場をそしてステージを見渡すと、世界を征服した気分。でも椅子にしがみついて。

   (2014年6月25日追記)
   「で、ライブはどうだったの?」H先輩からこんな質問。というよりお叱りか。たしかにMCと個人的な体験しか書いてないかも。
    地元ではあまり客観的に聴けない。客席の反応にも責任を感じる、みたいな。でももうこの土地を離れたせいか、心静かに聴いた。
    それら個人的な状況を引いても、この日のライブは素晴らしかった。このホールで聴いたうちで一番ではないだろうか。静かな意気込みがひしひしと伝わるようで、うたう心が近く感じられて、その音の中に身を浸していた。


   
   

井上陽水オフィシャルサイト
『井上陽水ドキュメント「氷の世界」40年』 NHKBSプレミアムで2013年12月28日に放送    
オフシャルサイトの12月21日付のお知らせ
「氷の世界 40th Anniversary Sprcial Edition CD & DVD」

井上陽水うたのことば


  

 次回以降  (東へ西へ ですね)
 6月14日(土) ベイシア文化ホール       群馬県前橋市  開演 午後5時30分
6月26日(木) 市民会館崇城大学ホール    熊本県熊本市     開演 午後6時30分
6月28日(土) 福岡サンパレスホテル&ホール 福岡県福岡市    開演 午後6時00分
6月29日(日) 長崎ブリックホール        長崎県長崎市    開演 午後6時00分

井上陽水 氷の世界ツアー 6/8高知

  井上陽水 氷の世界ツアー2014 
  高知県立県民文化ホール・オレンジホール 高知県高知市
  2014年6月8日(日) 17:30開演   晴




01.自然に飾られて                「ハンサムボーイ 」1990
02.感謝知らずの女             「断絶」1972 
03.水瓶座の夜         「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り       「氷の世界」1973
05.はじまり              ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう             同 B面
12.待ちぼうけ             ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル      「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love        「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると     「LION &PELICAN」1982  
20. 海へ来なさい                       「スニーカーダンサー」1979



アンコール

21.御免                                        「二色の独楽」1974
22..夢の中へ             「夢の中へ」1973(single)
23.少年時代             「ハンサムボーイ」1990
24.眠りにさそわれ          「二色の独楽」1974        



Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 

  高松からの途中は雨模様だったのに、高知はさすがの南国晴れ。初めて桂浜のほうへ行き太平洋を見る。うわーーー!
気持ちがいいとはこのことか。晴れ晴れする。海まるいねーと幼稚な感想をいうわたしに、ご一緒してくれたRMさんはここに住みたいとまで言い出していた。

  気温もぐんぐん上がって多分真夏の暑さ。でも陽水は、報道でこちらは水浸しかと心配していたと言い、みなさまのおかげでこんなにいい天気の高知に来られましたと喜びのご挨拶。拍手拍手、陽水コール。高知のみなさんは明るい。
  昨日の高松のコンサートでも声量充分で勢いがあったが、今日の高知では南国パワーでいやましていると思うのは気のせいか。MCも多くて楽しく聞いて笑って。それなのに演奏となると圧倒されるというこの落差には毎回感嘆する。

  「小春おばさん」の前か別のタイミングか高知の話。(引用は全て不正確です)
  いまは黒潮町という土佐佐賀は父のふるさとなので小学校のころ度々訪れた。父方の親戚はこちらで自分の住まいは福岡と遠いのであまり親しく話したりできなかった。こんにちは という感じ。多分そんなことを申し訳なく思っての曲が「小春おばさん」。
  と聞くと井上少年の姿が浮かぶ。土佐佐賀の駅は、何年前か四万十の弾き語りライブに行くときに通った。山あり海あり川もあるきれいなところだった。海から遠い福岡筑豊で黒い川を見ていた井上少年の目にも、その風景は美しかったことだろう。
  高知から電車だとだいぶ遠かった記憶だが、ご親戚はこの日ライブ会場にお越しになっていたのだろうか。〝小春おばさん”はお元気なのでしょうか?

  ご当地繋がりで書くとアンコールの最初に、「ではご当地の・・・」と「御免」
  これは土地の名前で、路面電車の行先に「ごめん」と書いてある。帰りのJRの高知の次の駅が「ごめん」、漢字だと「後免」と書く。

  ツアーの始まり頃はそうでもなかったと思うのだが(わたしの記憶はあてにならないが)、アルバム『氷の世界』の当時のことをいろいろ話す。聞くと想像が膨らんで、または思い出など浮かんでいいものだ。いっそうくっきりと聴ける。
  清志郎とつくった2曲(「帰れない二人」と「待ちぼうけ」)については「多分同じ日に、カレー前カレー後」と省略されていたが、カレーの一言があるだけで状況が浮かぶ。

  間違えて高松の部に書いたが、「チエちゃん」について、シンプル、最近お気に入り、ほとんど作らないワルツの曲、タイトルもいまならこうは付けないなどなど。
  それにしてもチエちゃんはどこへ行ったのだろう。

  また例えば「愛されてばかりいると」について毎回「バブル期に作った。浮かれる人たち(女性?)に向かって」みたいなコメントに、いわゆるお立ち台で踊る(TVで見ただけだが)彼女たちの姿が浮かんでそういう曲だったのかなんて思う。この曲には男声コーラスが入り厚みがある。メンバーのどなたがうたっておられるのだろうか。

  高松ではうどん、高知ではかつお、どの日も、すぐそこにはいかない的な性格って話も興味深かったが書ききれない。
  
  終演後RMさんに誘われて”出待ち”。行ってみるとずいぶん大勢いるので、ちょっと離れて待つ。「Fun」でうたわれているのはこのfanたちの昔ね、と思う、男性もおられたが・・。楽屋口から出てきた陽水は大きな声で「さようなら!」と手をあげて車に。
  かくして熱い暑い高知のコンサートは終わったのでありました。 
  

 次回以降  (東へ西へ ですね)
6月13日(金) 相模女子大学グリーンホール 神奈川県相模原市   開演 午後6時30分
 6月14日(土) ベイシア文化ホール       群馬県前橋市  開演 午後5時30分
6月26日(木) 市民会館崇城大学ホール    熊本県熊本市     開演 午後6時30分
6月28日(土) 福岡サンパレスホテル&ホール 福岡県福岡市    開演 午後6時00分
6月29日(日) 長崎ブリックホール        長崎県長崎市    開演 午後6時00分
  


井上陽水オフィシャルサイト

『井上陽水ドキュメント「氷の世界」40年』 NHKBSプレミアムで2013年12月28日に放送    
オフシャルサイトの12月21日付のお知らせ

「氷の世界 40th Anniversary Sprcial Edition CD & DVD」

井上陽水うたのことば

井上陽水 氷の世界ツアー 6/7高松

  井上陽水 氷の世界ツアー2014 
  アルファあなぶきホール(香川県県民ホール) 香川県高松市
  2014年6月7日(土) 18:00開演   晴




01.自然に飾られて                「ハンサムボーイ」1990
02.感謝知らずの女             「断絶」1972 
03.水瓶座の夜         「UNDER THE SUN」1993
04.あかずの踏切り       「氷の世界」1973
05.はじまり              ↓
06.帰れない二人
07.チエちゃん
08.氷の世界
09.白い一日
10.自己嫌悪
11.心もよう             同 B面
12.待ちぼうけ             ↓
13.桜三月散歩道
14.Fun
15.小春おばさん
16.おやすみ
17.リバーサイドホテル      「LION &PELICAN」1982
18.ジェニー My love       「スニーカー ダンサー」1979
19.愛されてばかりいると    「LION &PELICAN」1982  
20. 長い坂の絵のフレーム         「九段」1998


アンコール


21  海へ来なさい                         「スニーカーダンサー」1979
22.夢の中へ             「夢の中へ」1973(single)
23.少年時代             「ハンサムボーイ」1990
24.眠りにさそわれ          「二色の独楽」1974  

   おまけ:「たいくつ」

Piano & keyboards:小島良喜 Chorus & Synthsizer:澤田かおり Chorus & Percussion:Lyn
Bass:美久月千春 Drums:野崎真助 Guitar:今堀恒雄 Guitar:長田進 


   6月になって初めてのライブ、一曲目は律儀に(?)6月のうた「自然に飾られて」。客席の笑顔をライトが照らす。
   陽水も薄い色のジャケットに衣替え。軽やかです。

  高松にバスで渡るのは初めて、はいいが、楽しみにしていた明石大橋渡橋の瞬間を眠っていて見過ごした。でも淡路島から鳴門に渡る海はしっかり見た。渦潮はどちら側だったのか、ともかく瀬戸内海は美しい。
  午後になって思いがけないメール。香川県のTさんからで「陽水コンサートに今日行きます」と。陽水コンサート初体験というのでいささか緊張する。わたしが緊張するわけは何もないのだが(笑い)

  怪しかった天気も晴れ男さんパワーのおかげで快晴に。陽水もニュースで見たと四国の大雨情報を心配し、みなさんのおかげでいい天気に・・・と挨拶する。
  その美しい季節(いま)の曲から始まって3曲終わり、『氷の世界』の部に入るご挨拶に拍手が涌く。

  3曲目「帰れない二人」のあと、「いまの3曲はメドレーで・・・あのう続けて・・・まあ説明しなくても・・・」(引用は正確ではありません)と。
  「次はシンプルな曲。最近は好きになって、ワルツの曲はほとんど作らないし、タイトルも今ならつけない。チエちゃんという曲です」(引用は全て不正確です)  ワルツだったんだ・・・と思って聴く。
  (訂正:高松で、ワルツとは聞いていないですよ。とC先輩からご注意。高知での間違いらしいです)
  もっとあとだが「自分の曲を好きとかいうのはおかしいが・・・」みたいな言い訳もあった。長年にわたり多くの曲があるわけだから、聞いてみたら、うたってみたら、意外にいいねなんてことがありうるのだろう。

  陽水コールも多く、陽水もそれに応えたり、『氷の世界』制作にまつわる話も興味深く聞き入り、和やかな会場で楽しくライブは進んでいた。わたしはよりによって「白い一日」で咳き込んで、飲んだ水を足下に戻して「事件」の瞬間を見損なったので真相はどこかで読めると思うが、「自己嫌悪」のハモニカの準備をして「たいくつ」を少しうたったあとだったらしい。なーんてもったいぶるほどのことではないが、陽水も人間なんですね。可愛かったです(笑い)
  「やってやろうじゃないか!」もおおいに受けてましたね。「桜三月散歩道」の”語り”のこと。
  「FUN」の背景も興味深かった。いろいろきっととどこかで読めると思う。他人任せで終わっていいのか?わたし。

  とりあえずこちら loveloveDomeiさんのネタバレレポートをどうぞ






  明日は  6月8日(日) 高知県立県民ホール・オレンジホール 開演は 午後5時30分
  


井上陽水オフィシャルサイト

『井上陽水ドキュメント「氷の世界」40年』 NHKBSプレミアムで2013年12月28日に放送    
オフシャルサイトの12月21日付のお知らせ

「氷の世界 40th Anniversary Sprcial Edition CD & DVD」

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