井上陽水コンサート2018 ROCK PICNIC
2018年6月20日(水) 18:30開演 曇り
岩見沢市民会館 (北海道岩見沢市)
岩見沢もたぶん初めてとのこと。
「こことあと1回、北海道で"旅"は終わります」
素敵なホールに「傘がない」が響き渡って
アジアの純真
女神
Make−up Shadow
映画に行こう
My House
瞬き
東へ西へ
帰れない二人
感謝知らずの女
Just Fit
リバーサイドホテル
care
少年時代
夜のバス
傘がない
アンコール
氷の世界
夢の中へ
17曲
ky & pf:小島良喜 bs:なかむらしょーこ ds:張替智広 gu:田口慎二
(6月21日 追記)
岩見沢はきれいな町、まず駅舎が市役所などとの総合施設になっていてすごく美しい。街並みも整然としている。徒歩10分あまりの市民会館はまなみーるという総合施設の一角で、これまた素敵。終演後に二階からの階段がそのまま出口へ向かう設計にも感心した。
三曲終わって「たぶん初めてです」というご挨拶に拍手。そしてサッカー観戦の話。「昨日着いて、夕食も"そこそこに"テレビの前で待つ。そんなにサッカーファンではないがワールドカップぐらいはね。。先取点で大騒ぎ。そのあとちょっと展開がないのでコンビニに行ったらその間に点を取られていた。結局また取り返して勝利。やはりぼくが見てないとダメなのか…」笑。(引用は不正確です)
食事が"そこそこ"だったのが相当残念だったらしく、何回も繰り返していたのが可笑しい。おまけに、この後の「帰れない二人」を忌野清志郎と代わる代わる作っていったときの例としての即興曲にも"そこそこ"が入っていた、笑。
この「帰れない二人」は聴くととてもやさしい気持ちになる。公園での若いカップルを想像するからでもあるが、陽水と清志郎さんのニ人の当時をも想像して。それは、唄う陽水の気持ちが伝わるからかもしれない。
この日陽水は、 偶然にしてはよく出来た幸運な曲、40年以上好まれて聞いてもらえるとは!と感慨深げだった。
席は一階後ろから二列か三列目。傾斜があって見通しが良い。一曲目に赤やピンクの光が乱舞してあちこちで手拍子が鳴る。陽水も声量充分で張りがあり、光と音楽の共演とも言える華やかさ、豊かさがわたしにとっての今日のステージ。いくら「勝利の興奮に水をかけるようで」「ブルージーな」"映画に行こう"を聴いても。次の曲ではまた光の乱舞。
椅子に掛けてのニ曲目「東へ西へ」は「最初のギターのリフが出てきたらあとはさささっと出来た」のだそうです。そして次が上に書いた、清志郎さんとの共作。曲の生まれ方には色々あるんですね。
「痒いところに手が届く」(笑)という休憩の後「感謝知らずの女」は前奏から手拍子。「Just Fit」最後のシャウトはとても長く、田口さんのギターは弦が切れそう。お馴染みの「リバーサイドホテル」でますますヒートアップしたところで「このように長く飽きずにうたえる曲と、2,3回でいいや となる曲もある。次のはどうでしょうか」と意味深な前置き。
新曲!「care」このtourでニ回目の登場。
CMを一回見たが、人の声がかぶるしすぐ終わる。もっと歌を聞かせればいいのに。本番はCMから想像するとかなり長い。ことば遊びを歌詞を読んで確かめたいな。そうするとやはりCDも買うのか?(笑)
さて次が夏の歌としては先輩、確たる地位を保つ「少年時代」。毎回変わって今日は陽水のギターから。ジャズでもモダンのほう?"間"には小島さんが弾くピコピコとかわいい音が入る。
壮大な曲となった「夜のバス」もまた照明が効果を増す。
陽水がギターをガシッと構える。まさか?と思う。
「傘がない」のとき、照明は記憶にない。
陽水がこの曲を作った頃、21とか22歳?その頃のように見える(知らないのに)
ある時はもう逢えない人を想って唄ったかもしれないが、今日はその昔の恋心を持って唄っているみたいだ。いつだってその強い想いが心に刺さる。
さっき「旅は北海道で、次の利尻島で終わります」と陽水が告げた時「熊に気を付けて」の声。温かい声援を得て、アンコールではみんな立って手を叩いて、岩見沢の夜は終わったのだった。
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