今日も井上陽水(忍)

井上陽水ってどんなひと?わからないから知りたくて。今日も明日も明後日も。

   

「鍵の数」眠るとき聴く陽水その3

眠りにはいるときに聴きたい井上陽水の曲
 3曲目は「鍵の数」作曲:平井夏美 
 『UNDER THE SUN』1993  鍵の数アレンジ 中西康晴
    『Blue Selection』2002 鍵の数アレンジ 井上陽水

  ♪鍵を束ねてあんなに
  ♪とめ金まではずれる程

 そんなに?
 玄関、部屋、車、郵便受け、宅急便ボックス、デスクの引き出し別々に、ねこ型の宝石箱、コレクション棚、、。
   沢山あるのは実は秘密かな?職場では昨夜のイヴの話題で賑やかだったが彼女がどう過ごしたか誰も知らない。今夜も華やかなイルミネーションに背を向けひとり帰る夜の道。
 
 こんな想像をしているうちに眠くなるとよいのですが。
 好きな曲です。聴くたびに具体的な想像を誘われる。主人公は女性で、仕事のできる人なんだろうな。過去は秘密なんですよね。

 あとは推薦者にお任せしましょう。

 眠るときに聴く陽水の曲、人さまざま、たくさん頂いてありがとうございます。わたしにもまだ隠し玉があります。まずは順番で聞いてみたいです。
 

 






2000年12月23日の井上陽水

今から23年前のこの夜は東京渋谷で陽水のライブがありました。

SHIBUYA -AXというライブハウス。たしかNHK ホールからそう遠くない場所で急拵えの感じの建物でした。一階はスタンディングでぎっしり、わたしは二階の椅子席で聴きました。
記憶によると、その二階席に筑紫哲也さんが居られました。News23のスタッフの方とご一緒に後ろのほうの中央のお席でした。

このSHIBUYA-AXはもう無いらしいです。

添付の写真は引越しの片付けでみつけたものです。なぜかセットリストが印刷してあった。同じ年の12月13日渋谷公会堂の公演と2回分。

渋谷公会堂も建て替えられて姿が変わりました。
大きな建物がどんどん壊されてもっと大きな建物が建つ。現在計画中の超高層ビルが都内に約80棟あるという記事が夕刊にあり、六本木ヒルズ20年という写真が載っていました。

この公演は六本木ヒルズがない頃!
昔々の話題でした。

「眠りにさそわれ」眠るとき聴く井上陽水その2

眠りにはいるときに聴きたい井上陽水の曲 
 2曲目は「眠りにさそわれ」
 『二色の独楽』(1974年)14曲の13曲目

 ♪想い出ひとつふたつ
 ♪夢に体が沈む
 ♪どこからか遠い調べが聞こえる

この曲が好きで、以前歌詞をお借りしてシリーズのように井上陽水サイト誕生の頃の想い出などを書いたことがあります。この曲のリズムにとても助けられました。

 ♪いつかは海の底
 ♪流れのない世界に
 ♪よこたわる心ゆくまで静かに

「おやすみ」の歌詞も合わせて、「永遠の眠り」を意味するのだろうかというご指摘のコメントを頂きました。

陽水は、しばしば「不吉な曲ばかり作ってきた」と冗談をいいますが、このようなフレーズを聞いてわたしはむしろ「ほんとにそろそろゆっくり休みたいよ」と妙に共感しちゃいます。

でも、この詞を書いている陽水は20代前半。人間にとって最大の不条理をもう受け入れていたのでしょうか。
陽水は50年あまり何を歌っているのか、聞く者が聞く何年もの間ずっと何を聞きとっているのか。
軽い気持ちで始めた眠るときの陽水の曲、スタートからこんな難題に出会ってしまいました。手に余るので眠ってしまいます。
おやすみなさい よい夢を♪

「おやすみ」眠るとき聴く井上陽水その1

眠るとき聴く井上陽水 その1

「おやすみ」

ご存知『氷の世界』最後の曲。

 ♪あやとり糸は昔
 ♪切れたままなのに

歌い出しが好き。ほっとして大きく息をする。

 ♪深く眠ってしまおう 
 ♪誰も起こすまい
 ♪あたたかそうな毛布で 
 ♪体をつつもう

う〜んそのとおり
ふとんに潜り込んで目を瞑る。言わなかったこと言いすぎたこと全部忘れよう。

でも
眠りの中でも溶けない思い
もう、みんな、みんな 終ったの?


ー眠る前に聴く陽水の曲募集中ー




 

「長い坂の絵のフレーム」井上陽水9月の曲

陽水カレンダー 2023年9月の曲は
「長い坂の絵のフレーム」作詞/作曲/編曲 井上陽水

アルバム『九段』(1998)  11曲中11曲目 

アルバム『GOLDEN BEST』(1999)  2枚組のDISC1 23曲中23曲目

DVD 『井上陽水コンサート1999〜2001UNITED TOUR』(2001)  23曲中23曲目

9月にちなんだ曲が見つからないので、長月ということで。
それに、夏が過ぎもの思いの頃かと思いまして。

九段というアルバムは地味という印象ですが、好きなほうです。
でも、「九段」というタイトルも意味不明ですし、ジャケットがなぜ黒猫なのかも謎。

そして、この曲もわたしには謎。共感するけれど謎です。

 ♪この頃は友達に 手紙ばかりを書いている

と始まって、日記のような、いわば日常のショットがうたわれる。それぞれはリアルに思い浮かべられる姿です。
それらがなぜ、タイトルでもある「長い坂の絵のフレーム」に収斂されるのか。

他の人はどんなふうに聞くのかとネットを彷徨えば、この曲のファンはたくさんいるようで、解釈は大きく分けると二つ。

美術館で長い坂の絵を見ている派と絵には触れない派です。
さすが陽水ファン、みなさん一様に、陽水の詞を解釈する必要はないとの前提で語っておられます。

でも、長い坂の絵ってわたしは想像できないかな。長い坂道をフレームに収まる大きさの絵で表現するって難しくないですか?まして多分車ではなく歩いて登る坂道です。

自分で書いていてあれ?と思いました。
歩いて登るって詞にはないし、フレームが収める物とも書いてないのに、ことばの暗示に知らずにとらわれているらしい。

陽水のヴォーカルとピアノ(小島良喜)だけのこの曲。初秋の夜、月にも星にも合いそうです。


(陽水カレンダーは9月で終ります。昨年10月から1年間、ご参加いただきありがとうございました♪)


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